父親を何度も許そうとした。でも、許そうとするたびに、韓国の悪口を再開し、暴言も再開する父親を見て、何度も絶望してきた。
ある日、父が「韓国人は〇〇」と言うので、「差別は良くない」と言うと、「お前は韓国人だな。殺してやる。」と言われた。もうダメだと思った。

ネトウヨの父親は、韓国の話を四六時中話していた。
酷い時にはネトウヨ動画を観ていて10分ごとに立ち上がり、家族に内容を話していた。
私はノイローゼになって「韓国」という言葉を父が発した瞬間に耳を塞ぐようになった。
父はそれでも話し続けた。しばらくすると父は「いい加減にしろ」と私を脅した。

私は韓国の事をよく知らないし、日常生活を送る事のほうが大切だった。でも、
父親は、聞きたくないと言っても無理やり話してくる。
無理やり聞かされていると、うんざりした気持ちになって、韓国に対する嫌悪感がどうしても生まれてしまった。
洗脳されていたと言ってもいい。

そんな時、ある友達ができた。その人は韓国人だった。でも日本語が上手なので最初気がつかなかった。
父親から韓国人の凶暴さや、酷さを毎日聞かされていたので、身構えていた。
でも、その人は物凄く普通だった。普通にご飯を食べて普通に雑談して、笑い合った。洗脳が解けた瞬間だった。