今日は4月7日で、鉄腕アトムのお誕生日で
機動戦士ガンダムが放映開始した日でもあるわけだよ。
もうちょっとアニメってものを考えて欲しいな。
手塚先生は少年文化に科学を持ち込んで
科学懐疑主義に基づく、アプローチで子供達に戦前の
浪花節にならない思慮深さが宿って欲しかったわけだよ。
でも子供達は鉄腕アトムにロボットとして強靭なヒーロー像を
そこに求めて熱狂した。
機動戦士ガンダムも似たようなもんで、戦争っていうテーマが
あっても大人の事情で玩具がメインにならざるおえず
そこにあるテーマは伝わりにくい。
テレビアニメってのは始まった初期からそういう風に
作ってる人の想いやテーマなんか忘れて熱狂する
視聴者がそこにあるわけでね。
それは庵野さんのエヴァンゲリオンのエヴァブームの時も
同じだったけだよ。
鉄腕アトムの時は子供達がメインだった。
だから仕方がない。
でも今のアニメの視聴者層とか声優ファン層って
だいたいが円盤とかグッツを買えるいい歳した大人だろう。
大人がね。鉄腕アトムをヒーローとしか見ない
昭和の娯楽に飢えた子供達のように、そこにあるテーマを
考えないでアニメをただ自己享楽を満たすために見るって
それは違うだろうって思うわけだよ。