大半の社員は
真面目に仕事をしながら、安定した収入と、愛情のある家庭が確立できれば良いと考えていますが
オーナーは普通にコツコツと仕事をこなすだけの社員を「創造性が無い」と罵倒し遠ざけます。

それだけなら我慢できますが、年に何回もある顧客向けイベントは嫌ですね。
イベント担当でない社員でも、イベントのある土日は出勤が求められます。
特にGWやお盆や年末年始はイベントのため、ほとんどの社員が出勤させられます。
イベントに休日出勤しても、特別手当の支給などはなく、せいぜい栄養ドリンクが差し入れされるだけです。
イベントの際に、ちょっとした不手際があると、イベント担当役員ではなく、
ミスの現場に居合わせただけの、かりだされて出勤していた一般社員が木谷オーナーから
「おまえは顧客の気持ちがわからないから駄目なんだ」と全社員の前で罵倒され晒し者になります。
本当はイベント担当役員か部長の企画ミスまたは指示漏れなのに
役員や部長は知らん顔して、オーナーが罵倒する間に助け舟すら出してくれません。

結局イベントが終わるたびに
疲れ切った社員が1人2人と辞表を出すことになります。

創造力・積極性・仕事に対する熱意・仕事の速さ・オーナーに対する忠誠心だけでなく
イベントでもテキパキ仕事をすることが、この会社の社員には求められます。
こんなことが全部できる人はオーナーご自身しかいないのに
なぜか会社側は全社員にオーナーと同じ能力を期待します。

それならばオーナーの年収と同じくらいの金額を各社員に用意して
しかるべき人材をそろえれば良いのですが
社員の待遇は典型的な中小企業レベルですので
優秀な人材など入社してくるはずがありません。

結局三流大学の学生で、一流企業に入社できなかった人がここの社員になります。
そういった人を会社やイベント会場で罵倒し馬鹿にして征服感を味わうのが
オーナー様の趣味なのかもしれません。