PBの失敗などを受けて、ZOZOの株価は昨年7月の4875円をピークに大幅に下落。今年に入ってからは、およそ半値の2000円前後で推移している。

 一方、前澤氏は月旅行や現代絵画の購入などに大金を使うことを公言してはばからない。8月下旬に提出された大量保有報告書によると、
前澤氏は自身が保有するZOZO株の約6割に当たる、6500万株を銀行に担保として差し出している。
具体的な借り入れ金額は定かではないが、この1年で株価が急落する中、銀行側から早期の返済や保有株の売却を求められていた可能性は否定できない。
. 12日の会見で借り入れの問題に質問が及ぶと、「『借金で首が回らなくなり、急いで提携を結んだのでは』というのは臆測に過ぎない。それはまったくない」と、前澤氏は強く否定した。
なお、前澤氏が銀行に返済を求められていたか否かについてZOZO側は、「個人に関する話のため、会社としてのコメントはない」(IR担当者)としている。