中学生のときの話だ。
同じクラスに、どう贔屓目に見ても、養護学校の方が相応しいだろ…というレベルの
池沼がいた。担任がその母親だったんだ。

この担任、池沼をゲロ甘く育てていたので、俺達は授業中に突然発せられる奇声や
理解不能な感情の爆発に振り回されることになった。
更に悲惨だったのは、週替りで「お世話係」に任命される女子だ。というのも、男子の
言うことはまったく聞かない。
女子ならば、ベタベタ甘えるという被害はあるものの、何とか言うことを聞くんだ。

池沼はその頃、身長170cm、体重100kg超はあろうかという巨体、そのうえ人一倍、
性欲に目覚めていた。
女子に後ろから抱きつく、無理矢理キスしようとする、女子トイレに入り込んで個室を
ノックして回る等々、母親である担任以外の目には明らかだった。
担任は、マジでこの池沼のことを時折「天使ちゃん」と呼び、「この子は人一倍純粋に
生まれてきただけ」と主張していた。
何度か他の先生に訴えてみた奴もいるようだったが、担任は学年主任を務め、組合
でもそこそこの地位だったらしく、「触らぬ神になんとやら」だったようだ。

当時放送部だった俺には、同じクラスでテニス部の彼女がいた。
彼女と言っても、所詮は中坊、今みたいにススんでるわけではなく、せいぜい数キロ
遠回りしてチャリで一緒に帰るとか、地元の祭に一緒に行くとか、そんな程度だ。
手をつないだことくらいしかなかった。

俺のいた放送部は、当番が部活終了時間まで居残り、「部活終了時間です。校内
に残っている生徒の皆さんは、速やかに片付けをして下校しましょう」と放送すること
になっていた。
テニス部は割と成績が良くて、その分練習が長く、部活終了時間の放送を聞いて、
ようやく片付けに入るという感じだった。