これもツイッターに多いのだが、お気に入りやリツイートされるのが気持ち良くて、そこで承認欲求を満たそうとする人がいる。
もちろん、面白いことや有用なコンテンツを発信して、それがファボられたり、RTされるのは何も問題ない。
ファボやリツイートを求めるのはネットで情報発信している以上、当たり前のことだ。
しかし、中には他人の悪口を言うことで承認欲求を満たす人間もいる。
こういう人間の特徴は、「とにかく多数派に付く」ということだ。
みんなが叩いているものを一緒になって叩き、一緒に叩いている人に褒められ、認められて喜ぶという特徴がある。
自分は反撃されない安全圏を確保し、安全なところから石を投げる。
石を投げられた相手の反応を見て喜び、一緒に石を投げている人同士でハイタッチしているようなものだ。

言うまでもなく、これは小学校のイジメの構図に酷似している。

多数派に所属することで安全を確保し、「俺は多数派なんだ」とマジョリティへの帰属欲求を満たす。
派手にイジメればイジメるほど、"身内"からは拍手喝采で褒められる。
それに味をしめ、より一層承認を求めるようになり、イジメの対象に粘着してネタを探しているのが、承認欲求くれくれマンの特徴である。
多数派が叩いているものを引き合いに出し、「あいつは馬鹿で、何もわかってない。それに比べて俺はすごい」という内容を発信する人間も同様である。
結局求めているのは多数派の承認だ。
文字にすればわかるが、実に幼稚である。
こういう幼稚で愚かな人間は、リアルでは基本的に誰にも相手にされないものだ。
内面の矮小さを見抜かれ、呆れられ、友達が少ない。
故に暇人で、ネットに活動の場を求めているのである。
こういう人は、人の悪口を言うものの、自分が悪口を言われる覚悟はないので、反論されたら過剰に反応し、反論相手にしつこく粘着するようになる。
基本的に暇人なので、相手が疲弊するまで粘着し、心を折ることを生業としている。
そして、悪口しか芸が無いため、たまに自分の言葉で発する内容は、恐ろしくつまらない。つまらないがゆえに、自分の言葉で発信した内容は拡散しない。
だからファボやRTを求めて、ゾンビのように「次の悪口」を探しにいくのが特徴だ。
こういう人への処方箋は、「ただの悪口は誰も救わない」ということを自覚することだ。
当然ながら、悪口を言われた方は不快になるし、悪口を言う側も、他人(イジメの対象)ありきで発信しているため、その人自身の発言内容が認められているわけではないのだ。

だから、他人のコンテンツに乗っかって悪口をいう時は、「サービスとしての悪口」を心がけるといいと思う。