総合利回りは、10年間での騰落率だけでなく、現在の賃料利回りも加味している指標で、投資利回りでもある。
総合利回りが高いということは、自分で住む人だけでなく、投資家も注目する根強い人気がある駅ということ
になり、資産価値が高く、値崩れしにくい傾向があるとみていいだろう。

総合利回りランキングも、価格上昇率と同様に1位が秋葉原駅、2位が新御徒町駅と、都心部に近い駅が上位を占めた。

※「賃料利回り」は、同じ広さのマンションを借りた場合の利回りを試算。「総合利回り」は、約10年前に
購入し、現在の相場で売却し、さらにその間の周辺家賃相場の収入があったとして、実質利回り(年利、
投資利回り)を試算したもの(小数点第2位以下は四捨五入)。駅から徒歩15分以内の物件が対象で、ネット上
の公開情報を元にマンション情報サイト「マンションレビュー」が調査した。データは2019年9月時点。

人気が高まる北千住も、総合利回り上位に総合利回りの1位は上昇率と同様に秋葉原駅で+7.1%、2位も上昇率と
同じく新御徒町駅で+6.0%。3位は上昇率で5位の北千住駅で総合利回りは+5.5%。

3位にランクインした北千住駅は東京都足立区千住旭町にあり、JR常磐線、東京メトロ千代田線、日比谷線、
東武鉄道伊勢崎線が乗り入れている。駅周辺は、ルミネやマルイなどの大型商業施設、東急ハンズなど
商用施設、飲食店が揃っているので利便性が高い。

北千住駅周辺のフラッグシップマンションとしては、
・イニシア北千住(70u換算で4,616万円、北千住町徒歩9分)
・北千住パークハウス(70u換算で4,531万円、北千住駅徒歩9分)
・オーベルグランディオ千住大橋エアーズ(70u換算で4,489万円、北千住駅徒歩17分)
などが挙げられる。

つくばエクスプレスのマンションは騰落率は下がっているものの、下落したマンションでも安定的な資産価値は見込める。

気になる駅はあっただろうか。マンションを購入する際の参考にしてほしい。

ダイヤモンド不動産研究所