帰ってきたウルトラマン 42話目(IP表示)
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ここは1971年にTBS系で製作・放映された特撮怪獣番組
「帰ってきたウルトラマン」、ウルトラマンジャックについて語るスレです
前スレで決定したように、主人公の呼び名は公式名称のウルトラマンジャックに限定します。
シンマンキマンニイマンキリマンなどという蔑称で呼ぶことは作品に対する侮辱になるので禁止といたします。
また、今後呼び名論議はスレを荒らす行為なので、一切禁止にします。
帰ってきたウルトラマンの正統続編である平成令和ウルトラシリーズの話題は問題なしとします。
ただし、ウルトラマンジャックに関係することに限定します。
ご唱和ください 彼の名を!
ウルトラマンジャーーーック!!
・次スレ作成時は本文先頭に以下の行を記述すること(立てるときに消えます)
!extend:checked:vvvvvv:1000:512
※前スレ
帰ってきたウルトラマン 41話目(IP表示)
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rsfx/1585966738/l50
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvvv:1000:512:: EXT was configured うーん、そうかなあw
それにしても鬼滅ってなんでまたあんなに流行ったんだろうな
こんな事言ったらオッサン丸出しでファンの人から嫌がられるだろうけど、特に新しさは無いというか
「少年漫画ってこんな感じでしょ」みたいな物というか、色んな過去作のありがち要素を持ってきてキメラ化したって感じ
まあ自分が若い頃も上の世代から庵野なんて只のコピーだろみたいに言われて、いやいやそればかりじゃないんだけど
と思っていたから鬼滅も何か新しさがあるのかもだけどね 鬼滅の刃か…
俺はアニメ版を数回「ながら見」した程度なんで偉そうなことは云えないんだけど、最近のアニメは作家性で観るものと複合コンテンツの一部としてのものとの二分化が激しいね
俺は富野アニメに関しては間に合わなかった世代なので、作家性アニメと云うと押井守宮崎駿のことを指す印象になる
小学生の頃にリアルタイムで観たエヴァンゲリオンは、押井宮崎作品と云う劇場作品として発信されるものよりも一段下がるものに考えていたなあ
もう少し時間を経たのち、すなわち商業コンテンツとしての役目を終えた鬼滅の刃を、純粋な作品として観る機会があれば改めてその歴史的価値を発見することになるかもしれないが、現状でテレビシリーズ当時のエヴァンゲリオンより一段上の前提で語るほどの吸引力を感じるものではないや
今考えると何を血迷っているんだと怒られそうだが、小学生の頃の俺にとっては、エヴァンゲリオンと機動戦艦ナデシコは同じレベルの価値を持つものと考えていたよ
その理由が週一のテレビシリーズと云うフォーマットなんだわw ちなみに俺が富野アニメの凄さ
すなわち富野由悠季の演出の凄さに気付いたのは、ターンエーガンダムが放送されていた頃にビデオで観たテレビシリーズ版ガンダムにおいてだから、あまりにもニワカなんで気が引けるよ
今はあんなヨーロッパ映画風の演出で見せるアニメ監督っていないよな(押井宮崎は除く) 鬼滅のヒットは出来不出来じゃなくタイミングだよ
コロナで窮屈に疲弊してるところに惨殺描写を伴う少年活劇が来た
主人公は上昇志向もなければ自己啓発もない、
身内を助けたいだけの良い子ちゃん
それが否応なく刃を奮って敵を斬るカタルシス
普段ならこれといってどうということのない、
作家性だの哲学だのとは無縁の娯楽
だから幼児・老人にまで受け入れられた
ある意味エンターテイメントの見本ではあるだろうな 世間は、鬼をコロナに見立てたのだろう
核兵器をゴジラに見立てたのと同じ 1月7日ってことで冬の怪奇シリーズ第一弾、二十世紀の雪男について語ろうと思うの
前回までの帰マン世界にドップリはまっていればいるほど、ここまで変わるのかと驚きを隠せない第4クールの開幕である
しかも日本国内を舞台にした雪男(しかもイェティと呼ばれる…)物とか、かなり無茶な話
とは云ってもこれまで作り上げてきた世界観が全く消えてしまったわけではなく、基本的に怪獣や宇宙人は日常的を超えた存在であること、物語を牽引するのはあくまでも人間であること、そしてその要素を怪獣のいる世界に結びつけるのがMATの職業ドラマと云う点は守られている
そう云えば郷岸田の二人はもはや仲良しコンビとさえ見えてしまうなw
冒頭の雪景色は実に美しく、それをぶち壊すような酷いデザインのバルダックには、思わず気を失いそうになるのだけど、実はコイツ、顔の位置と目の形状が拙いだけで、頭部をメフィラス星人あたりと替えてしまえばそこそこ見られる造形バランスじゃないだろうか
いや思い過ごしかw
あと、もしかしたらこの回から新マンスーツ新調されているかも
あるいはボディパターンのリペイントとか
で、次回も雪景色物だな
今回の特撮パートは炎が美しかったが、次回は雪が美しいのである あ、1月7日だったのだな
バルダック星人はシルエットだと頭頂部に尻があるように見え
顔の作りは嘴があったりして鳥っぽい感じでありながらも
目鼻口は胸にあると言う、ツインテールなんかで味を占めてしまったのか
奇抜なデザインに走ってしまっているようにも思える
この後グラナダスやフェミゴンが出て来るしね
やっぱりナックル前後編で作品世界観みたいなものには一応の結末を描ききり
この話からプレエースみたいな話になって行くように感じるな
ウルトラブレスレットは星そのものを破滅させる事が出来ると言うのも驚き >>414で唐突にメフィラス星人を引き合いに出してしまったが、実を云うと今回帰マン39話を観返したさいに、ふと禁じられた言葉を思い出したからなのだ
俺はウルトラマン全エピソード中、禁じられた〜はウルトラマンと云うキャラクターの立ち位置や世界観を最大限に生かし切った作品だと思っている
ストーリー上のイベントみたいに登場する災害や事件のメタファーのような怪獣への対応で物語を展開させるのではなく、メフィラス星人の目的とその遂行手段、そしてそれを解決する方法を持ったウルトラマンとメフィラス星人の関係性がストーリーを作っている点で、思弁性の強いエピソードとして、作品の有り様と落としどころを模索する内容だからである
地球侵略の行為を、少年が属している共同体を裏切る行為に転換して、一種の心理戦を挑んでくる敵と云うあたりにスリラー風の恐怖が内在しており、これと同じく、陣営内部に属する個人が陣営を裏切るモチーフの作品は、小さな英雄、ひとりぼっちの地球人など数多くあるけど、帰マン39話は比較的罪の軽い「操られていました」パータンである
しかし裏切り者の恋人の心情を描いたことで、ヒッチコックの閉ざされたカーテン的もどかしさはある
個人が大状況の鍵を握る変速スケール作品としては、雪男云々以上に魅力ある物語だと思うのだけど、やっぱ雪男のキャッチーさには敵わないのだろうねえw >>415
たぶんキングマイマイ戦で使ったブレスレットボムの応用だろうね
分子構造を変えられて臨機応変に対応できるブレスレットならでは さてさて
あっちで馬鹿を追い込んでいるのを置いといて
今日は第40話「まぼろしの雪女」放送49周年です
雪男の次が雪女 と言うのは少々安易に思えるのですが
この辺から第二期シリーズの特徴である○○シリーズみたいなものが始まるわけで
多分に作り手のご都合主義、或いは過剰な思い込みみたいな物が鼻に付くように感じます
内容では「巨大化する女性」第二弾と
新マンがバラバラにされてしまうショッキングな場面があります
あとはこの回のみで使用される新兵器ウルトラディフェンダーも見ものかな
それでは語りましょう! 石堂脚本かつ民話モチーフであり、タイトルだけを並べた印象以上に、前回との変化が出ているはずの冬の怪奇シリーズ第二弾である
俺の場合、実は巨大女やバラバラウルトラマンよりも恐怖を感じるのは、雪に覆われたロケパートの映像だ
劇中に名前が出てくる通りなら、ロケ地はやっぱり長野県それも南信地区の山奥だろうか、大自然の力を思い知らされるような圧倒的存在感の雪景色である
小学生の頃、忘れもしないガメラ2レギオン襲来公開の年の冬休みに親戚の家がある北海道で体験した記録的豪雪によるトラウマ級な大自然の脅威の記憶が甦るようだw
さて、あからさまに安っぽいヒーロー番組になってしまった第四クールとは云え、導入部のキャラクター主導で展開する日常パートはやはり帰マンらしい現実感のある描写である
各話の脚本家が綿密な打ち合わせの上で執筆しているわけではないだろうが、本エピソード冒頭の次郎はずいぶんとはしゃいでいる上に、ルミ子さんとも本当の姉弟のように仲が良く見える一方、次回の展開を考えると「コイツ無理してるんだなあ」と切なくなってしまう
アキちゃんは如何にも下町のかわい子ちゃん風だったが、ルミ子さんは物腰や口調からして江戸っ子には違いないが山の手育ちのお嬢様的雰囲気だ
思いついてwikiで調べてみたところ、演じる岩崎和子さんもやはり東京出身である
しかもまだ新宿にあった頃の精華女子出身
星由里子、牧れい、吉永小百合、和泉雅子、落合恵子…同窓生は錚々たる顔ぶれであり、ついでに俺の祖母もここの出身w
閑話休題
山小屋のシーンは如何にも70年代における健全な若者のレジャーぽくて憧れる
ちょっと下ネタ入ってくるあたりも含めて
この安心感のある日常描写こそ、イベント目白押しな1972年と云う激動の時代にあって視聴者が求めるものだったとすれば、この時期の帰マン高視聴率の謎を解く鍵ではないかと思うのだ 後年ムックの座談会に於いて筧監督と池田さんがこの時の冬山ロケの事を
「あの雪は冗談じゃなかったですよ」「遭難するかと思った」
と異口同音に述懐しておられて、良い画、美しい自然の風景を映像化するのも簡単では無いんだなあ、と思ったものだな
あと凍らされた新マンがバラバラにされる場面で「ゴキッ」「グギリッ」と
イヤに生々しい音が被せられていてウルトラマンにも骨があるのだな 昼飯どきになると都内の食い物屋が普通に混雑する緊急事態宣言発令中の日本に、帰マン41話バルタン星人Jrの復讐放送49周年の日がやって来たよ!
当事者以外の人々は怪獣の存在を容易に信じない
毎週登場する怪獣とヒーローとの戦いをクライマックスに置いた番組にとって、一見矛盾した帰マンの世界観は、これまでも数々の名編を生み出す土台にもなってきた
本エピソードもその類である
人気キャラクターバルタン星人の登場と云う、それだけでも気楽なイベント回に仕上げることも可能な話をまるで初期エピソード群の再現みたいな人間ドラマに仕上げたのは、市川森一の永遠のライバル(と当人は思っている)長坂秀佳
「郷さんじゃない、兄さんと呼べ」
この短い科白だけで家族同様の坂田とアキを失い、その分の愛情を過剰なまでに次郎へと注ぐ郷の心の歪みや喪失感がまでもが表現されている
後年特捜最前線でも(たとえストーリーには深く関わって来ない人物のさりげないひと言であっても)心に残る数々の名科白を生んできた長坂秀佳の面目躍如
不思議コメディシリーズでも重厚な目線で子供の世界を描くと云う離れ技をやってのけた強烈な個性を持つ異色文芸派監督佐伯孚治、質量や重力を感じさせる鈍重な構図で美しい空を描かせたら日本一の特撮監督佐川和夫、番組自体のクオリティは確かに下がったが、それでも平均以上の作品を送り出す帰ってきたウルトラマンと云う番組スタッフの底力は、さらなる評価に値するのだと実感できるエピソードであった
次回は田舎のおっちゃんたちが宮内洋のように危険な爆破スタントを繰り広げる真面目で頭おかしいコメディ?富士に立つ怪獣
みんなで見よう! 良いねえ 今は亡き名古屋章さんの声で再生されたよ
この話で思うのは詰めが甘いなあ、って事
2年後にメフィラス星人に「卑怯もラッキョウもあるか」と言う迷台詞を言わせたのと同様で
「勝負はまだ一回の表だ」なる極めて人間的、それも日本人的な台詞を言わせるべきではなかったと思うし
「次郎、流れ星だ、流れ星に気をつけろ」の台詞はやはり岸田さんに言って欲しかった
ドラマ的には見ていて楽しいものだし、次郎くんと後にタロウで同じポジションを演じることになる斉藤少年の共演も興味深い
バルタンの着ぐるみはウルトラファイトに出て来たヤツの流用だろうか バルタン星人Jr.のスーツは頭部(かなり改修されている)のみウルトラファイトのバルタン流用じゃないかな
あるいは頭部も、目のバランスや顎の分割位置から見て同じ型から抜いた程度のものかも
バルタン星人ぐらいの人気怪獣ならアトラク用スーツのための型も使用可能状態で保存していてもおかしくない
まあしかしさすがに黒い股引のゴム長姿のバルタン星人を、そのまま視聴率30%超の人気番組に登場させるなんて度胸のあるスタッフはいなかっただろうなあw 郷と次郎の物語という意味では「帰ってきた」全51話の中でも重要な回
兄と姉を同時に失った次郎に対して、兄の代わりにならんとする郷と、
その気持ちを知りつつ、「兄ちゃんは一人だけ」と郷に反発する次郎
二人が、その蟠りを乗り越えて「先輩」「後輩」と呼び合うのは名シーンの一つ
でも・・・出てくるのはバルタン星人じゃなくても良かったよね
バルタン星人である必然性はなかった 異星人によって殺害された親近者を重ね合わせた上で
時流の正義vs悪に落とし込む構図にするって意味じゃバルタンくらいしか適任がいなかったのも事実だけどな
ウルトラマンがそうであったように、バルタン星人もまたメジャーになり過ぎて
もはや正体不明の異生物ではいられなかったのも然りではある 郷と次郎の絆ドラマや脱出サスペンスが前面に出てくるだけに、事件の裏に何があったのかはけっこうどうでもいいことになっちゃってるからなあw
今なら建築物に寄生する謎の宇宙生命体ビルガモってだけでアッサリ説明しちゃうぐらいのことはやりそうだけど、もしかしたら東宝の大規模な業務縮小に伴い仕事を求めていた長坂氏の小遣い稼ぎにと、TBSか円谷が「バルタン星人で一本書いてみて」ぐらいにオーダーしたのかも
このあと刑事くんにも参加するからTBSかな
そうだとしてもそんな適当な発注に対してこんな骨太な作品をパッと書いちゃう長坂秀佳、さすが市川森一をライバル視するだけのことはある 本日放送49周年、富士に立つ怪獣である
ばかばかしいぐらいの巨大な怪獣とウルトラマンの対決と云う画がシュールと云うことで妙に有名だ
キチガイ連呼や衝突事故で爆発炎上するマットビハイクルもある意味見せ場
なんか今日のお話はちょっとテンション高めなのか?と思う間もなく、美しい富士山のマット画に実に思わせぶりな傘雲が掛かり、いつものように怪現象の謎解きから怪獣の存在が浮かび上がる帰マンの黄金フォーマットだろうと、普通なら誰もが考えるはず
ところが物語はこの後、怪獣と宇宙人の策略によってマットアローによる郷村大爆撃へと発展し、2期防衛隊で一番雰囲気がいい後期マットが久しぶりに解散やむ無しな大失態を犯すや、この時期は既にアイフル大作戦みたいなキャラになっていた岸田隊員のダメ押しで、郷村の住民たちはめちゃくちゃ間近な爆着のなかを逃げ回るハメに…
そう、このエピソードはおそらくウルトラシリーズ初の「深く考えずにノリでどんどんつっ走っちゃう石堂淑朗スタイル」である
このスタイルはタロウあたりで完成するわけだが、まるで妖怪のような民俗的ゾクゾク感を持つパラゴンの実に個性的な存在感も、石堂スタイルの前では役に立たなかったのであった
タロウと云えばBD BOX海外盤、発売日が来た途端にAmazon価格が1500円近く暴騰したな
まあいつものことだが 結構好きな話なんだけどなあ、「富士に立つ怪獣」
久しぶりに郷秀樹と対立する岸田とか爆破の中を走り抜ける名優柳谷寛さんとか
光の屈折を利用した宇宙人の登場とそれに伴って翻弄されるMAT
スーツアクター2人がかりで演じる怪獣パラゴン
ここら辺の石堂作品はタロウなどに見られる悪ノリも無く
まあ、楽しく見られる作品である パラゴンは石堂の「反権力指向」が頂点を極めたと言ってもいい内容。
石堂作品は強大かつ人智を超えた怪獣の前に人間はなす術も無く右往左往するものが散見されるが、
これなどはそれが歯止め無く暴走したようなもの。
「帰ってきた」全51話の中でもここまでMATが無能かつ無様な姿を晒している話も無い。 ふと思ったんだが宇宙人と怪獣タッグの場合、どちらか片方を倒せばもう一方も力を失う、あるいは倒れるって法則も、もしかしたら石堂スタイルかな
同じく石堂脚本の次回、魔神月に咆えるでもやってるね
しかも解説付きで
このあたり思弁型の発想をする石堂淑朗ならではの大胆な作劇って感じもする
理屈はともかく、対立構造の一方が崩れれば倒した方が物語的に勝利したことになるって、根底に寓意成分を大いに持っていないと、発想はあってもなかなか実作に消化できないことだ グドン&ツインテールの話は1クールかけてやるべきだったと思う ベムスター編とゼットン編は前後編でやるべきだったとは思うなあ >>435
関係者は言葉を濁すような感じなのでかえって気になるよなあ
昔は舞台のスケジュールの問題だと云われていたけど、どうやらそうじゃないらしいし
ただ帰マンにおける塚本氏の演技や役づくりは、レギュラー陣の中でも頭抜けてリアリティに振り切ったものであり、子供番組とは思えないぐらいのハイエンドさがあって、初期エピソードの重厚なイメージを牽引した重要な要素だっただけに、降板はほんと惜しかった
これだけは紛れもない事実 あ、もちろん伊吹隊長のわかりやすいキャラクターも素晴らしかったと思っている
後半エピソードにおけるMATのファミリー感あふれる好い雰囲気は、カミナリ親父を囲む子供たちみたいな感じが不可欠だったろうしな 逆に言葉を濁さざるを得ない事情じゃないのか、と勘繰ってしまうな
出演者の誰かと良い仲になってしまい痴話喧嘩沙汰に発展しちゃった、とかさ アメリカで連邦議会を襲撃したトランプ支持者を見てると、金山さんたちを迫害したのもああいう人たちだったんだろうな、と思う。 >>436
> ただ帰マンにおける塚本氏の演技や役づくりは、レギュラー陣の中でも頭抜けてリアリティに振り切ったものであり、
子供番組とは思えないぐらいのハイエンドさがあって
円谷プロ作品だと「トリプルファイター」のケリー岩崎の演技もガチ。
子供にブラックコーヒーを飲ませるようなガチ演技だった。 スプーンと間違えたり、盗まれたりするくらいなら変身アイテムは無い方がいいな >>434
前後編ものは前編でドラマを進めた上で一旦クライマックスを作って後編に繋いで
さらに後編でドラマ収束→クライマックスを作る必要があるから
結構大変では
下手に作ると前編がダレる 塚本氏降板ってそんな闇の話だったんだね知らなかった
塚本氏降板の際、後任を塚本氏側が探して、
役者としては格上の根上氏に対して頼み込んで承諾を得た、
みたいな話を聞いているので、
逃げたというよりは何らかの責任を取ったのかな、と思っている >>439
トランプは白人至上主義のくせに多くの白人をコロナ見殺しにしたではないか
大日本帝国軍も味方の日本人をどれほど殺したことか >>441
そんなことはない
スリルがあってよいではないか
タイガのスプーンオマージュもハルキがZライザーを落としたり盗まれたりする話も
俺はけっこう好きだぞ >>443
「塚本氏よりも格上の役者を」と言うのは制作サイドの意向
塚本氏が自分で頼むってこたあ無いでしょw 子ども番組がイヤだった、って事はないよね
後年、スカイライダーに出るし スーパー1劇場版の爆発シーンで逃げ遅れた子役の子をとっさに庇う塚本さんがかっこいい
塚本さん本人によると逃げるタイミングで子役が転んでしまい、考える間も無く瞬間的に助けたとか
起爆スイッチ係の人がよく見てて爆発のタイミングをずらしてくれたので助かったそう 講談社の「ウルトラマン大全集U」の帰ってきたウルトラマン座談会で、
スケジュールの都合で降りた
と言ってる>塚本さん スケジュールとは、多分舞台だろう これはほぼ俺の妄想なんで話半分で聞いてほしいんだが
塚本氏の演技は大人にこそ「すげえ!」と思えるものだけど、子供には非常に解りにくく、場合によってはシチュエーションが伝わらないレベルだったため、もっとわかりやすいテンプレ演技を求められることを繰り返され、しだいに現場全体のストレスになっていたのではないかなと
70年代ってルパン三世や母を訪ねて三千里、海のトリトンみたいなアニメ番組でさえ、今風のわかりやすい感情表現をする演出とはかけ離れた高度な「演技」と云うものを盛り込んだ作品が多く、独立プロの映画に多数出演していた塚本の演技もその方向性のメソッドの中でプランニングされたものだったろうからな
さらにもうひとつ、社会派系監督、左翼系作品への作品が多かった(加藤嘉や山本學ほどではなかったがw)塚本氏の立ち位置に、ちょっとした腫れ物に触る状況が出来ていたとかも…
これらの「めんどくさい塚本信夫」とは正反対な根上淳を後任にあてたと考えれば納まりはよいのだが、実は根上氏も軍人役はおことわりします、なひとだったのは有名な話 「軍人役はお断りします」だが、平隊員との差別化でラインを一本入れます、で上機嫌だったイケオジ根上 昔は劇団や舞台関係者に左の思想の持ち主が多かったってのは聞いたことあるな
なるほどねえ。 >>451
それは表向きの口実であって、実際は違ったという見方が多いよ。 子供向けドラマといえども演技力がある役者さんがいるといないとでは締まり具合が大きく違ってくる。
たとえば「ミラーマン」に御手洗博士がいなければ
「サンダーマスク」並みの凡作となっていたかもしれない。 この流れで何とかして沢村いき雄の名前を挙げたいんだが、適切な例がまったく思い浮かばない! >>459
うん、ブースカのゲストしか思い当たらないが、フラミンゴにバレエ教えている役で、あまり作品に影響力はなかったなぁ 塚本さんの後任の候補としては土屋義男が挙がっていたのは有名だけどねぇ。
でも土屋さんじゃなくて正解だったよ。
あの人が防衛チームの派手なユニフォームに身を包んでる姿なんてまるで様にならないw
やはり白衣姿で彼らの後ろにいるのがしっくり来るものな。 魔神月に咆える49周年
ついでに札幌冬季オリンピックも49周年だ!
武人像モチーフのコダイゴンが大魔神ぽくてカッコいいとの話をよく聞くが、明かに戦国武者なコダイゴンは、埴輪な大魔神とはまるで別物、むしろバトルフィーバーロボや戦国魔神ゴーショーグンのプロトタイプデザインと云った方がカッコよさの質に迫るアプローチになるだろう
そしてその流れはターンエーガンダムのデザインに繋がり、この系譜を念頭に置いて見るレディプレイヤーワンでのガンダムは、単なる「ミフネ」「サムライ」「メカ」「ゴジラ」としてのテンプレジャパンな見方よりも具体的な深みを感じるなあ
冒頭はいつもの仲良しMAT描写、一転して昔気質な怖いお父さんを気取る伊吹隊長と全て解っている風な奥さんとマセた娘の車中劇
こんな呑気な描写から始まるところが、いきなり事件発生から開始するスタイリッシュでクールな1期ウルトラとの違いであり、俺が2期に感じる一種の郷愁感の源である
民俗趣味全開の神渡り描写はナイトシーン、それも月夜を感じる青い夜空
特撮監督は何気に円谷英二〜有川貞昌の正統後継者である真野田陽一が、ミラーマンに移動した高野宏一に代わってメインに就任、東宝特撮畑出身だけに、夜空もクッキリ健康的、デイシーンはそれ以上に照明班大活躍な明るさだ
誤解を生みそうだが敢えて云うと、この明朗な特撮パートが16ミリフィルムとそれほど相性がよくなかったため、4クール以降の安っぽい映像に拍車がかかったのではないかと、密かに思っている
ところでグロテス星人の最期を見てふと気づいたが、今年は人体真っ二つの本家三隅研次監督の生誕100周年だ! そっか 札幌から49年だな
東京の開催が実質不可能になっている昨今
因縁めいた物…なんか無いな
コダイゴン良いね!見た目の良さは勿論
「ゴーー」と言う鳴き声ではなく呻き声?も好き
相方のグロテス星人は加治さんの演技もあってチンピラか三下のようで
三味線の撥のような見てくれも手伝いコダイゴンと比べるとちと残念
戦闘シーンは冬の湖上と言う事でもう少し曇り空の方が良かったように思う
南国土佐をあとにして に聴き入る伊吹隊長
「氷が、割れたか…」「けっ イヤミな隊長だ」
根上さんの回だったのだな
彼がウルトラマン出演時のエピソードを語った文献って見た事無いな
ご存知の方居られたらご教示ください
是非読んでみたい >>464
本では無いが、DVDの解説書に池田駿介との対談が載ってる 根上さんは勝新雷蔵が看板スターとしてモノになるまでの大映二枚目時代に出演した作品は、DVD時代以降ほとんどソフト化されていないんだよな
まあアグファカラーで有名な大映細雪は最近ようやく修復版が出たけど(そのかわり東宝細雪がいまだにクソ発色DVDしか無いw)、東方争議のおかげで制作されたとも云える東宝大映(日活)オールスター社会派風超大作 暴力の町とか、山本富士子、若尾文子、船越英二、菅原謙二らの錚々たる大映美形陣と共演した月よりの使者とか、なかなかソフト化の順番が回って来ない
こんな状況で、現在俳優根上淳をもっとも簡単に堪能できる作品が帰ってきたウルトラマンなんだよな
ちなみに角川も大映映画の4K修復版リリースで頑張っているが、併映作品をシークレット扱いで特典DVDにするのはやめてほしい
シークレットにされると本当にその作品を探している人がたどりつけないのである! あー そうだったね
DVDはボックスで持っててブロマイド目当てに再発売分も集めようかと思ってたんだ
初回発売の方にはインタビューが掲載されているんだね
ご教示に感謝! ひょっとしてブーイモとその仲間が本スレを荒らして機能不全にし、
荒らしていないここを本スレにしようという計画なのか? 思い立って根上さんの映画スター時代の作品を観る週末にしようと思ったんだが、ほんとソフト化されているものが少ないなw
初代ゴジラや七人の侍と同じ昭和29年公開のカラー映画、金色夜叉と月よりの使者は、歴史的にも貴重な作品なので一日も早い修復作業が望まれる
幸い現在大映の権利を持っている角川は古い映画の4K修復に積極的なので期待はしているのだが、なにしろ初期のイーストマンカラー作品なだけに、俺が昔テレビ放送を録画した時点で腐って溶けたような画質だったw
その点モノクロの成瀬作品稲妻は、昔のDVDだけに多少コントラストが平坦ではあるがクッキリ映像
出演シーンは少ないながらも、成瀬作品には珍しい後味の良いハッピーエンドの根拠になる役を演じた根上氏が、今どきの若いイケメンぽい容姿であることをしっかりと確認できる
そう云えば月よりの使者の根上氏もすぐに退場する役なんだが、ラストにものすごく重要な役だったことが判明するんだったw
あと帰マンファンにおススメするのは大映映画暖流
これは岸田森氏の伯父である岸田國士原作作品
イケメン根上淳が攻める役で大活躍のあかつきに挫折するも、一抹の希望を抱いて締め括られる青春ドラマの構造を持っており、若き日の伊吹隊長のイメージで観ても違和感がない
あとは敵役として出演した市川雷蔵版大菩薩峠と三島由紀夫主演のバカアクション映画からっ風野朗、さらに千葉真一主演の東映版陸軍中野学校とも云える陸軍諜報33なんかも面白いが、とにかくソフト化されていないのよ! >>468
ルーターやら有効SIMを入れた端末を大量に使っての自演だろ
ありとあらゆる匿名掲示板に出没するF9かも知れんから深入りは厳禁 Zおじさんは自演能力がないというかそういうことを考える頭はなさそうだけど、
ブーイモさんは複数回線使いまくって自演の嵐かましてる
回線が違うのに書いてることが同じなので一目瞭然 自分が少し前に「ザ・ガードマン」を見ていた時。
当時の最後の年の1971(昭和46)年に放送された話で岸田森が出ていて、「帰ってきたウルトラマン」に出演しながら?と書き込んだら、根上淳もだろ、と返ってきたけど、それは違うだろ、と思った。 岸田さんなら「呪いの館 血を吸う眼」だな
1971年6月公開で桂木さんも共演
根上さんもだけど売れてる役者さんは掛け持ちするんだねえ 岸田森さんのザ・ガードマン出演エピソードなら、多分都会に染まってしまったサイコパス同級生の話だよね
これが根上さん出演エピソードとなると、定期的に出演していた印象なのでエピソードを絞るのはほぼ無理だが
そう、Gメンの小林稔侍、西部警察の黒部進、特捜最前線の西田健みたいな感じかw 星空に愛をこめて49周年
当時は最終回に次ぐ高視聴率回であり、田口脚本回としては最も人気のある作品だと思われる
一部には岸田隊員と上野隊員のキャラが入れ変わっているとの指摘もあるのだが、堅物の素人童貞が一目惚れしてしまったと云うシチュエーションはやはり完成品のキャラクターチョイスで正しい
他の隊員と年齢や人生経験に関してはさほど違いはないとしても、それまで女性と付き合ったことが無さそうな岸田隊員だからこそ、公と私の間で引き裂かれる感情に翻弄されるのが似合うのである
そしてドラマ上の主役が、アカネではなく岸田隊員であると云うのも実は大きなポイントだろう
盗まれたウルトラアイのマヤは地球との関わり合いをディスコミュニケーションで考えたことによる内的なドラマに見応えがあったが、本作のアカネは最終的な決断を岸田隊員との関係性において選択するので、取り残された側の物語から始まるパラダイムシフトに見せ場を託しているからだ
特撮パートは前回同様真野田陽一、新マンスーツはどうやらまた新調されたようだ
グラナダスのモスゴジ風登場シーンを期待したら微妙に裏切られるところはちょっとツメが甘いと感じるかもしれないが、形状的に無理があるので仕方ないw 南隊員から「モテない男、岸田さんよ」などと言われてしまうしねw
この話に関して以前から思っている事なんだけど
星空に愛を込めて と言うタイトル
宇宙人との悲しい恋愛を描いた内容
最後にルミ子姉ちゃんに言わせるあの台詞
これらからセブン12話を少なからず意識して作られたのではあるまいか
ひとつだけ残念なのはやはりケンタウルス星人のデザイン及び造形だな
新マンスーツは沢山作られたようでのちに
初代マン、ゾフィー、父、あとタロウ第一話で太陽に重なって現れる母などに改造流用される
ナックル星人もあれ元々は新マンスーツだと聞いたな タロウ1話の母はトリプルファイターじゃなかったかな?
あとメトロン星人Jr.も元は新マンスーツらしいが。 >>476
愛をこめて繋がりでセブン12話とリンクするよりも、遊星、星空どちらも同じ「愛をこめて」とリンクしていると考えた方がシックリ来るかなあ
そう、映画007ロシアより愛をこめてである
日本初上映時のタイトルは007危機一発だったが、リバイバル公開のさいにロシアより愛をこめてに改められたのはWikipediaにも記載されているけっこう有名な話
そしてそのリバイバル公開の年が1972年である
おお!
しかし、さらに詳しく調べると公開は夏休み興行なのだ
うーん直接のインスパイアと云うのは違うかもなあ
しかも遊星の方は1967年の作品だし
まあ原作の方は1964年にロシアから愛をこめてのタイトルで翻訳出版されてはいるが
ここはやはりどちらも慣用句としての「愛をこめて」からの発想に過ぎないかも 母は最初から新造スーツで撮影するつもりがスーツ製作が間に合わず、
とりあえず初代のスーツ改造で誤魔化した、
とものの本で読んだ記憶
その初代スーツが新マンスーツの改造だったのかな セブン暗殺計画同様いきなり怪獣との戦闘から始まる、帰ってきたウルトラマン第45話郷秀樹を暗殺せよ!49周年!
みんながイメージする「とりたてて面白味があるわけでも、語るべき内容があるわけでもない第4クール」らしさに溢れたエピソードだが語らずにはいられない
冒頭のロボネズ戦はMATとウルトラマンによる連携戦闘風に描かれており、こう云ったとりたててエピソード化することもない作戦行動が日常的にあるんだろうなと想像出来るあたりはワクワクする
特撮ファン的には、現在YouTubeで配信中の秘密戦隊ゴレンジャーでゴンのマスターこと江戸川総司令を演じる高原駿雄氏がゲスト出演しているので、チェックしておくと話のタネになる
そして高原氏の首を締めて趣味の悪いヘアバンド型コントロール装置を取り付ける転校少女は川崎純子と云う子役
そこそこ可愛いわりにイマイチ印象に残らないのだが、仮面ライダー怪異!蜂女回にもゲスト出演しており、やはり実の父親にショッカーのコントロール装置付き眼鏡を取り付けるキッカケを作るのであった
今回はちとアッサリしてはいるが次郎と謎の転校少女との交流が本筋になっているためか、ルミ子さんはお休み
終盤にも関わらずしばらくの間お休みが続くはずだが、もしかしたらこの間映画の撮影でもあったのだろうか
ってキレンジャーか!
監督は日活出身、二人の銀座、東京ナイトと云う日本最強の音楽映画を撮った鍛冶昇、おそらく日活繋がりで高原氏に声をかけたのだろうか(前年に会社が潰れちゃった同志だしね)
特撮は佐川俺の空はホリゾント和夫こと、佐川リアル炎を吐く怪獣和夫
脚本はちょっとしたレアキャラ斎藤正夫
ウルトラシリーズの脚本は今回初、そして今後細く長いお付き合いになるわけだが、この人って松竹で喜劇撮ってた斎藤正夫と同一人物なんだろうか
清水宏監督の戦前の名作、按摩と女のスタッフにも同名の人がいるけど、流石にこれは年代からして違うなw ウルトラマンが2回戦うお得な話だな
あらかた書かれてしまっているwけど、
きくちさんの回想によればメシエ星雲人の着ぐるみは
いつもの遠矢さんには細過ぎて入る事が出来ず
仕方なく新人を連れてきてやらせたところ
やはり素人遠矢さんとは全然動きが違いウルトラマンにマスクを直しながら接近してみたり
きくちさん曰く靴の先でみぞおちを蹴られたんだとか
ご指摘の斉藤正夫さんは松竹で「銀座のお兄ちゃん挑戦す」「明日はいっぱいの果実」
などを撮った方だそうでご名答でした >>481
おお、斎藤正夫氏に関する情報ありがとうございます
銀座のお兄ちゃん挑戦すは観ていたわ
仁義なき戦いの三上真一郎がまだ十代で主演した野村芳太郎の監督作品で、脚本が斎藤正夫だったと思う
秋刀魚の味では岩下志麻の弟役で、ラストの「早く寝ろよー」とやっていた三上氏があまりにも印象的すぎて、加藤武の舎弟役よりもこっちの路線の方が好きだし合っていると思うのであった ちなみに東宝 大映 日活が専門な俺がどうしてこんなマイナーな松竹映画を見たことがあるかと云うと、銀座の若大将、銀座のお姉ちゃんの二作品とタイトルが似ているからであったw いえいえ お役に立てたようで何より
因みにこの回松竹の脚本家の書いた本を日活の監督(鍛治氏)が撮ってたりする
本当に色んな脚本家や監督が他流試合真剣勝負を行い
円谷一さんが円谷プロをどういう方向に持って行こうとしていたのか
そんな事を考えてしまうな >>484
先代の円谷英二氏は映画出身でもあり、「円谷組」的な組織を構築していたのではないかと思う
あとを継いだ一氏がいたTBS、つまり放送局は発注者側だから、映画会社がどうとかよりも、適材適所に割り振って制作を進めていく事が当然
そのため、会社の壁を越えたチームを作れたのかもしれない そう考えると1971年の東宝大映日活の倒産や分割縮小による五社協定の自然消滅も、災い転じて的なものがあったかもしれないな
実質的な親会社だった東宝の本多猪四郎監督や筧正典監督の参加はある意味必然だが、いきなり東映の冨田義治監督を引っ張ってきてゴールデンウィーク放送の前後編を任せてしまうなんてこともやっちゃう番組だしな
フジテレビ社員のまま各映画会社で映画を撮った五社英雄(恐怖劇場アンバランスの企画にも参加していたな)も凄いが、帰ってきたウルトラマンと云う番組もなかなか凄いことをやっていたことはもう少し知られていいよな もの凄く当たり前のことのように描かれるメタ描写で、設定ガー厨を混乱させるこの一撃に怒りをこめて49周年である
先週、先々週と二週続いて異星間ボーイ・ミーツ・ガールをやってきたわけだが、今回は二期ウルトラのテンプレ的ストーリーと云うか、ウルトラマンと怪獣(宇宙人)の攻防を中心に描かれる正攻法の一編、のはずだが、敵の行動がショッカー怪人風なのでどうもセコく感じられてしまうのがつらいところ
だって田口脚本だから…
この時期から作品ごとの基本フォーマットよりも、漠然とした「子供向け番組テンプレ」に則った作品が増加して行き、後の世に「いきなり街中に現れた怪獣をみて、あ!レッドキングだ!ってどうして名前を知ってるんだダンカンこのやろ!」「ショッカーは世界征服のために幼稚園バスを襲う!」など揶揄される原因を作り手自らこしらえて行くことになる、のはまた別の話
今回は全体的に見ると支離滅裂なストーリーだけど、細部の描写にはそれぞれ重厚感があって素晴らしい
本編班は鍛治昇監督ならではのロケ撮影(日活では繁華街などでのロケは多くが無許可ゲリラ撮影だったらしいw)を多用し、リアルな1972年の東京を活写し、視覚的にも密度の高い映像を仕上げている
帰マンが、バブル期以前の、人間が生活する空間だったロウアー東京のゴミゴミした美しさを記録してきた作品であることは、令和の今だからこそ認識できる事実だろう
ところで本作で俺がいちばん引っかかるところは、MATに久しぶりに重苦しい雰囲気を投げかける郷の人身事故に対して、皆が「これは郷らしくない」「おかしい、何か裏があるのでは?」前提なのはギャグなのかと云いたくなるのだが、まあ3クール以降の仲良しMATならまあまあギリギリ許せる描写だけど、これって最初から対立構造や葛藤描写などのドラマツルギーを成立させる気が無かったのだろうかと云う点
70年代当時の普通の脚本家なら当然そうするだろう的展開にしなかった田口成光の思惑とは何だったのか
まあ実際のところ半年前のテコ入れ路線変更後の「あんまりMATをギスギスさせるな」通達のためだとは思うけど、お膳立てしておいてメインの料理を出さない的な作劇ってアリなのかよと云いたいのである
そんな余計な妥協をするからラストのカタルシスも少々割引かれているではないか!
むしろレッドキラーなのかレッドギラーなのか表記統一に努める方が大事だろと 月島かあ 馴染み無い場所だ
昔国営放送朝ドラの榮倉奈々と西田敏行が出ていたヤツで舞台になったな
もんじゃ焼きは食べられませんw
内容に関してはやっぱり多々良さんの客演だな
人の良さが滲み出ていて悪い宇宙人の先兵には見えないのだが
子供を歩道橋からマットビハイクルに向けて落としたりしてやる事はえげつない
あとは変身シーンね
ビルを切断するブーメランに飛び付いて敵に接近して変身って
ウルトラマンと一体化して超人化した郷だから可能なんだろうけどちょっと無理ないか、あれ
いや、確かにカッコいいんだけどさ
きくちさんの著書によればこの回の殺陣は座頭市を意識したとの事
上の写真、丘隊員綺麗だよねえ
上野隊員共々出てきてくれないかなあ 月島かあ 馴染み無い場所だ
昔国営放送朝ドラの榮倉奈々と西田敏行が出ていたヤツで舞台になったな
もんじゃ焼きは食べられませんw
内容に関してはやっぱり多々良さんの客演だな
人の良さが滲み出ていて悪い宇宙人の先兵には見えないのだが
子供を歩道橋からマットビハイクルに向けて落としたりしてやる事はえげつない
あとは変身シーンね
ビルを切断するブーメランに飛び付いて敵に接近して変身って
ウルトラマンと一体化して超人化した郷だから可能なんだろうけどちょっと無理ないか、あれ
いや、確かにカッコいいんだけどさ
きくちさんの著書によればこの回の殺陣は座頭市を意識したとの事
上の写真、丘隊員綺麗だよねえ
上野隊員共々出てきてくれないかなあ >>491
次回47話狙われた女は丘隊員主役回だね!
子供の頃ビデオで観たときに、ミスの責任を感じて泣いちゃう丘隊員を見て、なんかこうモヤモヤゾクゾクしたものだw 上野、丘両隊員の主役回が終盤まで無かったと言う事実はなんとも残念 上司出てなかった?
むろん、ウルトラでなく敵宇宙人の方。 出てたな
お茶の間のブラウン管では、多々良純氏演じる紙芝居屋のおじさんと目線が合っているように見える、絶妙のアングルで登場したw ウルトラスーパーデラックスマンや仮面ライダーアギトのように、精神が未熟な人間が突然巨大な力を得るとろくなことにならないという話を見ると、郷秀樹の精神が本当に必要としてるときでないと変身できないという設定はとてもよくできてるな。
ガイアの主題歌は帰ってきたウルトラマンにこそふさわしいような。 今ではバンダイが絶対に認めないだろうなあ
変身アイテム無し
白石雅彦氏の新刊「帰ってきたウルトラマンの復活」4月発売決定!
いやあ、実に楽しみだ! >>496
ガイアの主題歌って最終回の伏線になっているんだよね
ティガの最終回、石像になったティガの救出作戦が失敗した後の展開が唐突だと批判されたことに対する弁解も多少あったかもしれないけど、敵を倒すことが最終目的ではなくて、ウルトラマンが復活すること自体にドラマが集約して行くって形にするためのアリバイと云うかw
そもそも主人公がヒーローに変身した後でもストーリー進行が続いているスタイルは、円谷プロ作品においては例外的な作品であり、むしろ近年の仮面ライダーや戦隊物の専売特許みたいなもの
ピンチにならないと変身できない新マンのスタイルは、変身に手間をかけることが目的ではなく、変身に至るドラマを濃くするのが目的
ある意味円谷プロの制作した番組の多くが、ガイアの主題歌を当てはめても違和感ないとすら思うわ >>500
これってよく見たら、向かい合ってるグドンとツインテールの脇で、
「ファイッ!」と合図送ってるレフェリーの図だよねw
挟まれてるというよりは後ろに引っ込んでる(遠近法的に見て) 帰ってきたウルトラマンを象徴する構図と思います
夕陽
2大強敵に挟み撃ちにされるウルトラマン
カラータイマーは既に赤く点滅している さらに云うと、このときウルトラマンを追い詰めているのは二大怪獣だけではなく、アキちゃんが意識不明の重体ってことなんだよな
ちょっと前でも云ったことの補足みたいになるけれど、この戦いの時点ではまだドラマ部分の解決がついていないので、ストーリーは停止することなく次回へと続いて行くのがこのエピソードの一種特別感を生む要因になっている そもそも前後編というのはそういうものなのかもしれない
「セブン」の神戸編でも、ロボットは出てきたけど
ロボットを送り込んできたのが誰なのか、目的は何かのか、
何にも分からないままセブンが圧倒されて前編が終わるという
究極の緊張感を保ったまま後編に続く 確かに怪獣殿下のような一話完結の構造を維持したまま前後編にするスタイルは珍しいよな
あとGメン75の沖縄三部作みたいに、一件落着のあとで唐突に「本当の問題は何ひとつ解決されていないぞ!」的に視聴者の安堵をぶち破る暴力的なスタイルってのもあるw まいったまいった、キチガイ罵倒スレに書き込んでしまったので改めてこっちにコピペする
丘隊員メイン回である第47話狙われた女49周年
防衛チーム内の女性隊員をシリーズのメインヒロインとして扱わないのは2期ウルトラの特徴である(構造的なキャラクター配置として考えればの話なので、エースの南夕子は当てはまらない)が、これで一番ワリを食ったのが丘隊員だろう
加藤前隊長もそうなのだけど、大人になって組織と云う枠組での思考が加わってから見ると「よく解る」タイプのキャラクターであり、本エピソードでも描かれるように、いないとものすごく困る存在だ
郷がいなくても現場にこれほどの影響が出たことは無かったなw
丘隊員メインと云っても、物語の中心になってバリバリ大活躍するわけではなく、少し距離をとって彼女の心の内面を想像する余地を持たせたり、組織の中での立ち位置や周囲の人物との関係で社会的な意味での個人を描いたりと云う、なかなか高度な人物描写を見せる作品である
脚本は誰だろうと確認したらなんと石堂淑朗!あんたやれば出来るんじゃないか!と誰もが驚くはず
でも実は作中人物や置かれた状況からキャラクターを描くクールな視点てのは、映画の基本的な文法なのであって、キャラクター自ら心情を言葉にしたり、ましてやナレーターに語らせたりと云う安っぽい描写は、映像文法を身につけていない視聴者層を意識した苦肉の策して生み出されたテレビ的手法なのだから、職人的な作り方が出来る脚本家ならオリジナリティ以前にデフォルトで持っている技術ではあるかw
あっ!ウルトラマン80…
監督は佐伯隆春
云わずと知れた不思議コメディシリーズの育ての親みたいな人だけど、本来は東映出身レッキとした映画監督
ヤクザ映画や時代劇とは無縁のモダン路線で、一部で有名な12ch版明智小五郎の殺人金魚を担当したひとだが、大川博と折合いが悪かったために干されていたことでも知られる
その佐伯監督を名指しで指名したのが帰ってきたウルトラマンと云う、斜陽時代の映画界から多数の才能ある浪人たちを起用してきた番外勢力
後年シュシュトリアンでのウルトラマンコラボ回はこの時の縁が生んだとも云える、ような気がする
帰マン当時の円谷プロ社長円谷一氏の息子である円谷一夫氏も出演していたしね
予断だが丘隊員のお母さん役の人って、ゴジラ対ガイガンの世界子供ランド会長(のガワ)のお母さんもやっているよね
多分撮影時期もけっこう近い 佐伯監督の名前も間違ってるし…
何やってんだ
正しくは「佐伯孚治」ですw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています