ウルトラファイト(70年10月)の時点でブームと呼べる怪獣人気は既にあった
一度怪獣ブームを体験した世代は成長に伴いスポ根に傾倒したが、
怪獣ブームに間に合わなかった新世代にスポ根が理解出来るわけもなく、
彼らが夢中になったのはウルトラをはじめとする怪獣ブーム時期作品の再放送
これが玩具や出版に大きな動きとなって現れ
次々に新商品が市場を飾るようになった

しかしテレビ番組はカネのかかる特撮をもう一度などと軽々しい判断は出来ず、
(出涸らしのお茶と揶揄された)再編集によるウルトラファイトで様子をみるが、
これが予想を上回る大反響
アトラクション用着ぐるみによる新撮で補うと共に
遂に新作・帰ってきたウルトラマンの製作を決定
これは他局にも影響し、フジで宇宙猿人ゴリを急遽決定、
東映でも柔道一直線の後に「仮面もの」を企画、
仮面ライダーとして決定、
やがて第二次怪獣ブームは仮面ライダーの台頭と共に変身ブームへ変化していった