【長谷川・雷蔵・勝】大映映画総合5【京・若尾・山本】
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大映映画に関しての、総合スレです。
作品、俳優、監督、脚本、何でも構いません。
大映映画について、語り合いましょう。
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【長谷川・雷蔵・勝】大映映画総合3【京・若尾・山本】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rmovie/1554124800/
【長谷川・雷蔵・勝】大映映画総合4【京・若尾・山本】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rmovie/1613731922/ >>411
市川崑は脚本が和田夏十だから演出どうのこうのではなく和田夏十のシナリオに合わなかったら厳しいと思う 山本富士子が他社の作品に出たい(「彼岸花」「猟銃」「京化粧」「憂愁平野」は他社だけど)を許さず解雇
何でも五社協定の貸し出し禁止の名簿女優トップが山本富士子だったそうで……(男優はトップが市川雷蔵、2番目が何故か勝新でなく本郷功次郎)
山本富士子は記者会見で円満退社と言っていたけど実は永田雅一は大激怒だったんだよな >>418
山本富士子は契約交渉に芸能プロの代理人を立てたのが不味かった
田宮二郎は評判悪いラッパの息子の解任を要求したのが不味かった
ということが分かってきてる 本読むと山本富士子は親が結構口出して来てたらしいけど退社の時もそうだったのかな? >>396
勝新は三隅にだけは余計なこと言わずおとなしく従ってたらしいじゃん 付属DVD目的で赤い天使買ったらスタジオは大騒ぎ入ってた
ラッキー 勝新はどちらかといえば田中徳三と気が合ったと聞いたことあるけどなあ
全然関係ないがテレビ版座頭市の最後の2回は勅使河原宏が演出だけど何だよあれ鈴木清順かよ 勝新て実はオタク趣味の人だから、勅使河原招集もある意味コレクション収集みたいな感じだったんでしょ 田中徳三は助監督時代に市川崑から「私の尊敬する作家は溝口健二である」と言われて(市川崑は欧米至上主義みたいなところがあって着るものから身に付けるものまで全部欧米製使ってた)市川作品と全く異質の溝口健二を尊敬している市川崑のことを好きになったそうだ
ちなみに田中徳三の市川作品ベスト3は順不同で『ビルマの竪琴』(これはモノクロとカラーどちらのバージョンかわからず)『炎上』『処刑の部屋』 船越英二の番組たまたま昨日だけ録画したら長谷川一夫の話出て来てびっくりした
自分のお婆ちゃんの妹と結婚したって話 夜の河
宮川のカメラとか見どころあるけど不倫ストーリーつまんない
時代が違うから仕方ないが
俺にはプログラムピクチャーの作品の方が好みの作品が多いようだ 夜の河は当時は話題になったらしいがあまり面白くないよね
夜の蝶の山本富士子と芥川比呂志はあんなに面白いのに 始めてカラー映画で赤旗が映ったで当時話題になったようだ 衛星劇場で偽れる盛装やってたから見てるけどこの頃の京マチ子綺麗だなーこの作品で評価されたらしいね >>>419
父親が危篤のとき、
「まだ、大丈夫だから」と言われ(←封切に間に合わせるためのウソ)
撮影に戻ったら、亡くなったと聞かされ大号泣
結婚しても本数が多く、両立が大変なのでフリーに…と言ったら
「調整しますから、1年やってみて駄目ならまた話し合いを」
1年後、やっぱり仕事が大変でフリーになりたいと言ったら…
こんなのでは大映との関係は最低だし
この年、叶さんも退社してタイミングが悪かったのでは >>436
1955年プリマイド売り上げ1位は若尾文子で
京マチ子は言わずと知れたグランプリ女優だけど大映というか永田雅一は山本富士子を一番に考えてたみたいだもの
ミス日本の肩書きと各社争奪戦でようやく契約勝ち取った経緯もあるのかな 若尾文子って今も人気あるしすごいね
ちなみにスタジオは大騒ぎで若尾文子と根上淳が同列で扱われてたんだけど当時は人気あったのかな 品川隆二の日本橋での役柄と東映移籍後の3枚目のギャップが凄い てんやわんやで漫才してた船越と高松
同じ年に亡くなってるのね そんなのベルトルッチスレで聞けだけど
ラストエンペラーは坂本龍一を始め立花ハジメなど日本人俳優は素人ばかりだったのに
なぜプロの俳優の高松英郎は使ったんだろう
ベルトルッチの好み? 坂本は戦メリ出てたから役者としての認知度は海外でもあるやろー 田中小実昌が市川崑の『満員電車』を喜劇映画の大傑作と絶賛してるんだけど
そんなに面白いの? 満員電車、プーサン、ブラックな笑いが好きな人には手放しで褒めると思う >>446
本当は鶴田浩二の予定だったらしいけど本当かね >>453
社会風刺ものとしては満員電車やプーサンより増村の巨人と玩具や最高殊勲夫人のほうがよく出来てる気がする
まあ笑いはないけど ブラックと社会風刺は違うだろう
ブラックというより軽薄に近いと思うが 市川崑の映画は無責任男シリーズに近いふざけた筋のものが結構ある >>457
満員電車は一流大学卒業した川口浩が結局一流会社クビになって大卒の経歴隠して学校の小使いになるけど大卒がバレて学校の先生たちより学歴良いからまたクビ
最終的に掘っ立て小屋で勉強を教える塾教師になって小学校の校庭では校長が児童にしっかり勉強して高校大学へ行き一流企業に勤めましょうと訓示を述べておしまいって話だから社会風刺も入ってるでしょ >>450
アメリカのクライテリオンからブルーレイ出てるのに知らんのか 市川の億万長者は第五福竜丸の年に放射能マグロ食って死んだり、二階で娘が原爆作ったり狂ってたな
大映じゃないからスレチならすまんね >>461
以前つべに落ちていたのをたまたま観たが確かに面白かった
マトモな画質でもう一度観たい 海外の認知度高いという根拠が「クライテリオンからBD出てるから」なのかw Criterionからでてれば誰も知らんとは違うわな Criterionから出てる邦画はそれなりに海外で評価されてるのだけだぞ
英語の解説もあるし 誰もしらんワロタwww
2021年4月、4K修復版の公開に際し[4]、マーティン・スコセッシやベルナルド・ベルトルッチ、クリストファー・ノーランのコメントが予告編で紹介され]。またノーランは、世界の名作を高品質な映像ソフトで販売するアメリカのレーベル、クライテリオンのタイトル700本の中から、本作をベストテンの6位に選出。
「デビッド・ボウイのカリスマ性を捉えることに成功した稀有な作品」と評し、米インディ・ワイヤーでノーランが薦める35本の映画の一つにも挙げられた。
ノーランが監督する『プレステージ』にボウイが出演し、ロレンスを演じたトム・コンティも『ダークナイト ライジング』に出演した。 >>458
クレージーキャッツの主演映画撮りたがってて実際に企画も上がってたけど実現しなかったんだっけ?
岡本喜八の日本アパッチ族は企画自体通らなかったそうだが市川崑のはどんな内容だったんだろう >>470
クライテリオンからでたBDで知ったんだろうな >>469
川津も誘惑する女優もみんな学生には見えんやろ~ 日本語ネイティブでない人は
戦メリの酷い台詞廻しが気にならないというメリットがあるのだよ
何となくおかしいのは分かるだろうがな >>477
川津は何歳の時も社会人入学の学生のようだ
会社員やっていても 川津と言ったら世代的にはTVのワイルド7だな
最近だと昆虫大戦争が話題になってたな 私が最初に川津見たのでんきくらげだかしびれくらげだから怪しい俳優というイメージが強い 川津裕介は大島の「青春残酷物語」の印象が強くて松竹ってイメージ 美貌に罪ありを見た
いつもの若尾、野添、川口、川崎のいつもの面子に山本富士子、杉村春子、勝新が加わっててワロタ
勝新は山本としかほとんど絡みないけど >>488
あれ脚本が田中澄江さんだけど結構硬い話だよね
面白いけど
勝新はまあなんというか… 増村は若尾文子は勿論、岸田今日子も梶芽衣子も原田美枝子も演技力を褒めたけど山本富士子については特に言及してないな
ちなみに太地喜和子は大嫌いだった 増村はガツガツとした演技する人が好きだからなあ
そういう富士子で思い出せるのは夜の蝶の終盤くらいかな
怒る時も静かな怒りで表現するのが好きな人だし その山本富士子も当時は「顔が綺麗なだけの大根役者」と言われていた 大根というなら石原裕次郎や高倉健だって演技上手くないよ
でも舞台と違って映画はスター性がものを言うから >>39
田中徳三の著書だと永田は羅生門の撮影の遅れに焦って黒澤を叱責したとか、試写を見終わった後で「よくわからん高尚なシャシンやなあ」と感想述べたとか書いてたけどなあ 大映は青春ものとコメディがジャンルとして弱いと書いてある本があったけど
青春ものが弱いなら東映も青春スター不在だったような 東映にとっては任侠映画が青春ものであり、高倉健や藤純子が青春スター
もちろん青春ものの定義にもよる話だからめんどくさい脊髄反射はいらない 大泉時代の若い千葉真一は青春アクションと言えるかもね >>500
当時は各社住み分けで得意なジャンルで勝負してたんだからそんなこと書いてる奴がおかしい 三隅や田中徳三の話は出てくるけど森一生は出てこないな
インタビュー本の『森一生映画旅』は買ったほうがいい?前に中島貞夫の『遊撃の美学』や深作欣二の『映画監督深作欣二』を買って読んだんだけど思っていたよりつまらない内容でなあ 勝新太郎曰く「一緒に撮っていて一番楽しかったのは森先生。その代わり、出来たシャシンを観て一番ガッカリしたのも森先生だった」
調べてみたら大映発足から倒産まで一番数多く映画を撮ってるのが森一生でそりゃ玉石混淆になるよなと
田中徳三がまだ新米助監督だった頃に某女優から使い走りを頼まれて
「助監督は女優の小間使いではない!」
と顔を真っ赤にして怒鳴ったのが森一生だったそうな 大映作品ではないが森一生が溝口の『祇園の姉妹』の助監督に就いた時の話は面白かったな
溝口があまりに口うるさいから森含む助監督連が腹を立ててて
「偉そうにしたってどうせ大した作品じゃないんだろ。観に行って馬鹿にしてやろうぜ」とみんなで実際に観に行ったら
それまで「クソオヤジ」と言ってたのが映画館出る時には「溝口先生」になってしまっていたとか >>507
第一映画はラッシュをスタッフに見せなかったんだろうか?
新藤兼人によれば第一映画が破綻した後に
溝口が新興キネマで「愛怨峡」を撮った時は
昼飯を食って溝口に対する軽口を叩きながらスタジオに戻ったら
溝口はスタジオにずっと残っていて一同驚き
少し後にラッシュを見て完全に降参したらしいが
女優が女優ではなく一人の女としてフィルムに定着されている
という表現だったと思う
美術助手に過ぎなかった新藤兼人自身の体験として クレージーキャッツの犬塚弘が森一生監督は早く家に帰って酒が飲みたいものだからかなり強引に撮影を早く終わらせる人だったと自伝に書いてたな 『ある殺し屋』『薄桜記』『不知火検校』『昨日消えた男』は傑作・会心作だろうが
『続・座頭市物語』『若親分兇状旅』『忍びの者 新・霧隠才蔵』といったシリーズ屈指の凡作も多い
早撮りで有名だったのが渡辺邦男・マキノ雅弘・森一生
晩年はビクトル・エルセが好みだったとかセンスは抜群なんだが 監督の年齢的なものかも知れないが
森一生の作品は映画というより「活動写真」という感じがするな
タッチがドライすぎて盛り上がりに欠けるんだけれど
「兵隊やくざ脱獄」「ある殺し屋」「薄桜記」「新悪名」あたりはそれがうまく活きていていい作品だと思う 初めて衣笠貞之助監督作品を観た時、雰囲気がどことなく三隅作品に似てるなと思ったし
テレビドラマ「怪談利根の渡し」で霧の中の船のシーンを観て「あっ雨月!」と思ったら田中徳三
やっぱりみんな助監時代に忙しく走り回りながらも合間で相当勉強していたんだなとつくづく感心する ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています