>>100
70年代以降の日本で往年の松竹大船的なものを継いだのはせいぜい山田太一ぐらい
では?(まあ自分も太一の作品をそんなにちゃんと観ているわけでもないが)
ほか、松竹大船では田向正健などもTV脚本家になってるね。

意外な処では木下プロにいた飯島敏宏などもやっぱり木下恵介の薫陶は受けてるのかもしれない。
飯島の昔のドラマの演出(金妻とかあの辺)を観てると日常を描く繊細なタッチや随所の狙い捲った
画作り(露骨な暗転・スポットライトなど)が恰も古い日本映画みたいに見える(というか明らかに意識してる)

山田洋次が小津とか言い出したのは自分こそが松竹映画の正統な後継というプライド故で
しょうね。だから嘗て『キネマの天地』とか作ったんでしょ?
あれは戦前松竹映画について相当に取材してあるらしい、、自分はちゃんと観てないけどw

でも結局、小津も成瀬も後継者は日本にはいませんよ。
それは海外にいるんですよ(例:アレクサンダー・ペイン『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ』)

是枝某とかね、あれはあの人が勝手に小津だ成瀬だって言ってるだけですからね。
往年の成瀬映画並の贅沢なシナリオも撮影も美術もないのに堂々と「成瀬がどうの」とか
言える恥知らず、、まあそれぐらい図々しいからこそカンヌで賞も獲れ映画もヒットするんでしょうねえ、、