☆☆〜〜成瀬己喜男を語ろう〜〜☆☆ [無断転載禁止]©2ch.net
サイレント時代の作品の面白さも秀逸。
「小津は、ふたりいらない」といわれたけれど私は小津作品より好き。 「秀子の車掌さん」以外の戦前作品もDVD化して欲しい。
何か問題あるのだろうか。リマスターとか。 DVDに字幕付いてる?
セリフの聞き取りの問題だけじゃなく
登場人物の名前が漢字で分かるのもいいんだけど >>129
株式会社コアラブックスからの発売ですが、画質がひどく、予告編なども無く、ジャケットデザインもダサく、なんだかなあという商品ですね。 「おかあさん」は一度著作権フリーでDVDになったが東宝から訴えられて発売禁止になったよね 昔、日本映画専門チャンネルで成瀬作品全放映という企画をやったが、
一部DVDに焼かず消去してしまったことを後悔している 「母は死なず」はもう一度見たいな。「まごころ」で小学児童役だった加藤照子がちょっと大人っぽく。
あと轟夕起子唯一の成瀬出演作。 「女の中にいる他人」
あの結末には続きがあっってほしかった。
夫を毒殺した新珠三千代は、その後、罪の意識に苛まれて、結局警察へ自首しようと義母の長岡輝子に告白する。
長岡輝子は、そうなったら孫たちはどうなるのかと不安になり、新珠三千代が自首しないように毒殺してしまう。
狂ったような笑い顔の長岡輝子のドアップの画面に重なるエンドマーク・・・ >>125
Blu-rayにもしてほしい
『浮雲』がようやく成瀬作品で初BD化されたけど個人的には『女が階段を登る時』が一番好き 成瀬がもう少し長生きしてたら司葉子を主演でいくつかの作品を撮ってたのかなあ この監督はオムニバス映画とか他の監督との共作がいろいろあるけど、そういう事にこだわりが無かったのかな やはり幻の企画は藤本真澄がロケハンまでやった三島由紀夫原作「宴のあと」だろう
主演は当然デコ、都知事候補の旦那は森雅之か上原謙あたりでやって欲しかった >>141
成瀬は会社の予算・スケジュール通りに撮る職人監督だったそうだ
溝口小津黒澤みたいなワガママじゃなかったのかも
>成瀬巳喜男は終生変ることなく撮影所の監督であった。
>だから彼が「女性映画」を撮ったのはしょせん撮影所の要請にこたえてのことであり、
>そのことが撮影所の利益となったからにすぎない。
http://www.cmn.hs.h.kyoto-u.ac.jp/CMN3/text1.html >>143
溝口健二も成瀬と同じように職人監督
会社の指示があれば新平家や忠臣蔵のような時代劇から芸道物まで何でも撮った
数年に一本もしくは1年に一本ペースでしかあの時代に撮らなかったのは小津と黒澤くらいだよ >>144
なるほど、溝口は会社の指示で傑作もある代わり、駄作も一杯撮ってるそうだね
ただ忠臣蔵(元禄忠臣蔵)は予算オーバーで大穴空けてるそうだし、スタッフや俳優へは
今で言うパワハラ紛いのこともやってる
成瀬でそういうエピソードはありますか? 小津はわがままでプライドが高そうですな(あくまでイメージ) 「女の中にいる他人」
>>137 の続き
二人の孫と暮らすものの、寂しさが胸に染み入る毎日の長岡輝子。日に日に男に対する欲情が増し、ど淫乱ババアへと化していった。
そこで目を付けたのが大阪へ転勤した旧知の三橋達也だ。長岡輝子は何度も大阪へ行って三橋達也に執拗に近づき、全裸になって迫った。
雌のように三橋達也の肉体をむさぼる長岡輝子。三橋達也のモノをくわえて離さない長岡輝子。その映像が延々と続く。
しかし、どんなに一方的に女の情念を燃やしてもやはり愛人にはしてもらえず、怒りが爆発した長岡輝子。そしてとうとう三橋達也をも毒殺してしまうのだった。
狂ったような笑い顔の長岡輝子のドアップの画面に重なるエンドマーク・・・ やめてくれ!
「女の中にいる他人」を普通に観れなくなる >>145
つーか巨匠だろうが、昔は誰でも映画会社所属なんだから量産監督なのが当たり前なんだよ。
黒澤みたいにあの時代に数年に一本しか取らないとかナマけたとことやってる方が異常なんで。 1950年代前後でフリーの監督っていなかったのかな 「めし」再見
原節子は勿論、島崎雪子やら杉葉子やら美女系多いな
まぁ終盤杉村春子が出てきてほっこりするのだが、、、 >>151
レッドパージに遭った今井正とか山本薩夫とか 「めし」
ラスト、上原謙と原節子が大阪への帰途、乗車する汽車が突然脱線事故を起こし、大惨事に。
上原謙と原節子は即死。血だらけになって白目をむいた原節子の顔のドアップに重なるエンドマーク・・・ 東京って言ってたけど、、矢向じゃねえか東京の向こう岸ですやん嘘吐きって思った
まぁ、空襲の焼野原から対岸に移り住んだのかもしれないけど 島崎雪子さんはとても美人だったと思いますが、この後女優としてあまりパッとしませんでしたね。
世代的には一番恵まれていたはずなんですけれど。
同世代には山本富士子さんや久我美子さん、香川京子さんや八千草薫さん、新珠三千代さん、岡田茉莉子さん、若尾文子さん、岸恵子さん、有馬稲子さん、草笛光子さんら枚挙に暇が無いくらいです。 「流れる」って女優陣凄かったんだな
山田五十鈴、杉村春子、絹代さん、凸、岡田菜莉子、ネコとか豪華すぎだわ 中北千枝子を忘れないで。足で洗濯物をズズっとやるところが好き。 中北千恵子はちょっと上の序列には入れられないわ
役的にはお見事でニヤニヤ出来るけど
あぁ、コロッケにソースかけて食いたい >>159
栗島すみ子先生をお忘れになってはいけない >>162
確かに筋が一本通るもやり手の組合長の存在感は流石でしたね
しかし絹代さんの配役凄く地味で勿体ない様だったが最後でその意義が分かりました、でも女中の立場で事象を傍観していた未亡人梨花(45)さんの心情は最後どのようなものだったのなのか中々複雑ですね 「女が階段を上がる時」
これも久久に再見だけど一気に60年代の雰囲気だね
冒頭の新婚パーティーで今でも普通に居そうなハーフっぽいギャルが居るけど誰なんだろ?
しかし中北千恵子いつもなんか喰ってて笑う 日本の1955年の映画と1965年の映画を比べると、別の国の映画のように感じる
それに比べると、2013年と2023年の10年の世の中の変化なんて屁のようだ 見てる最中、紳士然とした加東大介から一部思い出してしまったが最後の30分の動転劇は素晴らしいね
最後は何かと因縁深い当代一の色男とほろ苦ロマンス(これは覚えて無かった)
やはりこれは凸さんの最高傑作のひとつでしょ 「女の中にいる他人」
これも再見ですっかり忘れてたけど甘ったれにも程がある当事者と現場証拠もろくに検証せず自首を個人の判断に委ねる無能警察
しかし新珠さんって当時にしても相当小柄な人だね、妻としての心理は理解できるけど知人と浮気された上なのに自分と旦那以外の家庭を守るために色々と出来た上流の貞淑嫁の鑑みたいな役だ 淡島千景は好きな女優なんだけど同世代の高峰秀子、原節子と比べるとあまり作品に恵まれてないよね。もっと成瀬作品に出てほしかった。
60年代は駅前シリーズ以外はあまり映画に出てなくて。 成瀬作出演が二本なのは残念だなあ 60年代後半はほぼ駅前のみなのも 森繁さんも駅前と社長ばかりだし、ギャラが高騰しすぎたのも関係ありか
成瀬監督はアドリブ連発の森繁は使いたくないって言うのもありそうだけど 小津も森繁のようなタイプは嫌いだろうな
1本出てるけど 「乱れる」
言わずと知れた名作なのでしょう
しかし誰も幸せにならないラストはやはりどうなのかって思う
頑なに操を護って我を貫く未亡人、やはり「女が階段を上る時」が前にあったから逆って流れになっちゃったのかな
加山雄三は訳アリ女専門のフラれ役だわなw 加山の自殺は無い(例え事故であっても関係ない)
衝動的なのか当てつけなのか知らんがずっと慕ってきた姉さんを不幸のどん底に落とす最低の行動
姉さん折角覚悟を決めて清水の家族と縁切ったのに改めてこの事をどう遺族に説明させんだよ、姉さんもあの後自殺必至だよね 昔は未亡人嫁なんて倅が死ねばどうにでもなれって扱いだったんだろ可哀想に 「流れる」の田中絹代扮する女中さんもあの後どうしたんだろうね 夫婦の上原謙と杉葉子は新しい部屋が見つからず、赤ん坊を抱えて路頭に迷ったと思う
上品の権化のような二人が行き着くさきが洲崎パラダイスか赤線地帯だったらもう一本映画も作れるしな それを言ったら「杏っ子」だな
あの夫婦、悲劇的な結末しか思い浮かべられない
ていうか、結局離婚だろうな(原作のように) 乱れ雲の司葉子が旦那の遺族年金もらえなくなるってのも酷い制度だな
再婚したんならわかるが 成瀬作品全くBD化されないね
今年になって『浮雲』が初の成瀬作品国内初BD化だもんな
フランスでは『山の音』『流れる』『女が階段を上る時』『乱れる』『乱れ雲』がBD化されてる 嫁にしても婿養子にしても子供居なきゃ普通に他人のまんま
一番悲惨なのは嫁ぎ先で子供を授かって事故や病気、戦争で絶えてしまうケース 日本映画の傑作には違いないんだけど、浮雲が成瀬の代表作扱いされるのはちょっとなw
最初のBlu-rayは流れるか女の座あたりのオールスター物か、めし、山の音あたりの成瀬っぽさがわかりやすい作品じゃないと、初めてヤルセナキ世界に足を踏み入れる人が次の一歩を踏み出せないだろと思う
同時リリースに人情紙風船があるなら、旅役者でもよかったんじゃないかと考える俺の発想はズレているんかなw
まあなんだかんだ浮雲は玉井正夫や石井長四郎などベストメンバーが集まっているし、一本で東宝映画の映像的な特徴がよく現れている作品てことで、東宝撮影所の代表作ではあるかもしれないな
消失点を意識した往来の構図とか照明が屋外から当てられている(ように見える)とか、映画学校に通ってる子たちの教材には最適か 今日日BD言うても所詮FHD相当だからなぁ
4Kリマスターしてくれないと食指が動かん
今時のAI技術を使えば手間要らずで余裕で製品化可能だろうに 小津や溝口は戦後の代表作に関しては大方はBD化されてるのに成瀬作品に関しては国内でのBD化は今回の浮雲が初なんだよなー 未ソフト化が次々に DVD出るのはありがたいの だが、今から初ならBDじゃないのか?ってのもあるんだよな… メンツ的な所はさておき、実質的にはずいぶん前からの話だけど其なりのPCでのハード支援と再生ソフトで使えばDVDレベルからBD相当辺りまで画質を自動アップスケーリングしてくれるからね
mpc-beにmad-vrと古井戸でヌルヌル、とか 相変わらず黒澤とゴジラは特別扱いでUHDとBlu-rayを同時発売なのが感じ悪いんだよな〜w 成瀬はドメ名監督だからね
黒澤、小津、溝口と比べたら、ね 成瀬巳喜男は東宝での作品が多い上に、東宝が松竹や角川に比べ過去作の名画をリマスター化してBDとして販売することに消極的なせいもあって小津や溝口は戦後の代表作はリマスターしてBD化されてるのに成瀬はほぼないって言うね 溝口や小津も東宝の監督だったら、東京物語や雨月物語も今でもBD化されてなかったと思う
成瀬不遇は東宝作品が多いって言うのもある
浮雲なんか松竹作品だったら何年も前にBDになってたでしょ 「世界のクロサワ」は東宝だよね
クロサワ作品は4KリマスターBD化、成瀬作品は非BD化、つまりそう言う事 成瀬作品ってそもそもどれくらいリマスターされてるの? フランスで出てるBDの画質はイマイチだったし >>189
世界の小津も溝口も東宝での作品あるけどBD化してなかったんだから関係ないよ
世界の溝口の代表作『西鶴一代女』ですらようやく今年国内初BD化
東宝は一部作品を除いて過去作も巨匠でもなかなかBD化しなかった会社(黒澤と特撮が例外だっただけ) 欧米では、成瀬といえば「女が階段を上がる時」らしいんだよな 成瀬作品だと「浮雲」が有名だが、個人的には「女が階段を上る時」が好きです。 ヌメッとした都会の夜が美しいよな
黛敏郎の音楽ははモノクロの映像によく似合う
加東大介みたいな人間て、夜の繁華街には大勢いそうだw まぁ、ああゆうド変化球で来られると堅物もコロッと落とされちゃうんだろうね
その後のダム決壊たるや、、、まぁ良かったじゃん好きな人と後腐れなく結ばれたんだから 溝口健二『雨月物語』
小津安二郎『東京物語』
成瀬巳喜男『浮雲』
黒澤明『七人の侍』
監督の代名詞作品として語られてるがこれらが本当に最高傑作なのかと言われたら疑問だよな 日本人好みなのと普遍的テーマで国際的評価が高い作品は得てして符合しない 映画そのものが独自に完結したメタバースみたいなものとして考えるなら、作品世界の住人としての視点で何度でもその世界に足を運びたいと思える作品に対しては,傑作代表作と云うよりも「好きな作品」の称号を与えたい
成瀬映画に登場する、思うように現実世界を生きられない登場人物と「やっぱ社会が悪いよなー」なんて傷を舐め合いながら語り合える作品世界には何度も足を運びたくなるので、これは多分「好きな作品」であり「共感できる作品」てことになるか
でも人物像に関しては共感とはちょっと違う印象を受けるんだがなw その意味でも、僕にとって成瀬の大好きな作品は『稲妻』。
『馬喰一代』でちょっとイイとこ見せた峰重義の撮影も、落ち着いていて好きだ。 小津は‘知的ファッション’として取り上げられているんじゃないかなぁ マスコミなんかで頻繁に取り上げられるようになったの80年代ぐらいからだからね 黒澤や溝口の作品は‘知的ファッション’にはならんでしょ(イメージとしてダサいから) 黒澤の場合は、長生きしてアカデミー賞の名誉賞を貰っているというのが大きいのではないかと あー、各監督の作品に問題があるわけではないからね フランスでは既に
『山の音』『流れる』『女が階段を上る時』『乱れる』『乱れ雲』
がBD化されていますね 何でフランスで人気なんだろう
なんとなくフランス映画っぽいけど 何やかんや、映画の国だからな
小手先だけのガチャガチャした技術とビジネスとしての興行で映画の都を名乗るところとは、文化としての成熟度が違う 良い皮肉だ
トリュフォーはセルズニックを絶賛してはいないしな ドロンよりもポールベルモンドがフランス国内では人気があったのが象徴的だ なんだって!ランドロンはン=ポールベよりもザコなのかあ!
ンソンはどうなんだろ 辛気臭い作品ばっかりで嫌になる
特に林芙美子原作ものが辛気臭いのばっかり
世間一般の評判のいい「浮雲」は苦手だ >>204
成瀬巳喜男作品もリマスターすすめてほしいな
フランスBDは4Kリマスターされたとは言えないので
来年高峰秀子生誕100年らしいのでそれに合わせて『浮雲』以外の成瀬作品のリマスター化も期待したい 映像的に完璧の域に達している流れる、松本清張風サスペンス映画なら成瀬にも作れますなひき逃げ、浮雲よりもむしろこちらが代表作に相応しいめし
この三本でどうだろう 放浪記とか文藝映画に傑作が多いよね
成瀬作品で凡作だと感じたのはオールスター映画の『娘・妻・母』似た題材の映画なら『女の座』のほうが良い 上海の月って明らかに異色だよな
なんでロケの多いスパイアクション大作なんて不得手そうな題材を成瀬に撮らせようとしたのか 昨日フィルムセンターで見たけど最初と最後が消失してて大事な部分が分からん
ネットであらすじ読んで初めて五十鈴が死んだ理由が分かった とりあえず戦後の成瀬映画は登場人物がやたら交通事故に遭う >>111
コーヒーを飲んでなくて良かった。口にしてたら吹き出してた >>134
あの頃の日本映画専門チャンネルは輝いてたな。あの時の録画をDVDにして観てる。 成瀬巳喜男作品の美術といえば中古智。彼の右に出る者はいない 成瀬作品は一部の作品除いてDVD買わないと見れない時代になってしまった。
配信の時代になって格段に便利にはなったけど肝心の配信作品が最近のどうでもいいような
子供向け映画ばかり。
成瀬特集をしょっちゅうやっていた名画座の時代は今思えばある意味贅沢な時代だった。 P.C.L.東宝時代の1930年代作品まではDVD化されたけど、1940年代終戦前までの作品はどうだろうか
『秀子の車掌さん』以外ほぼ全篇残ってる7本が対象だが『旅役者』『歌行燈』『芝居道』くらいか
短編の『なつかしの顔』は抱き合わせになるかな 「成瀬は天下を取りにいく」というタイトルを見てでなぜか監督を連想してしまった