【溝口健二】 西鶴一代女
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ちょっと古すぎるなあ〜
男社会に翻弄されるままのヒロインって、今じゃちょと共感も同情も出来ないんだけど
カメラワークは流石に凄いけどね
同じCSで放映した雨月物語に俺は一票 スレ伸ばすなら近松物語でしょ
でもやっぱり溝口は戦前 既に「赤線」のスレがあるうえに、このスレでも「雨月」「近松」の名前があがっている。
戦後「西鶴」以降の溝口作品は基本的にみな質が高く、戦後の最高傑作を選ぶのでも
かなり分散しそうだな。 感激しました、この映画。
絹代先生の演技、凄すぎで、かつ深すぎる。 溝口監督の絹代さんへの切ない片想いに、
男の浪漫を感じる 溝口の最高傑作だな。
ノーカット148分版はもう修復不能なのか? 今時の甘やかされた女達は
この映画に描かれる不条理な世界を果たして理解できるのだろうか? 溝口3本みただけだけど、
山椒大夫>雨月>西鶴だった。
ごめん。話がわざとらしすぎる。
次の展開が読める。すまん。 先日パリの国立シネマテークで見てきた。6ユーロ。
土曜の夜、200人程度の小映写室だが、地下鉄のうす汚
い連中にヘキエキしているオレにとって、パリのどこ
にこんなにいるのかと思われるほどのハイソで満席。
この地ではMIZOはセレブのたしなみになっているのか。
これで数回目かの視聴になるが、いま見ると場面展
開が急すぎたり、不自然と思われるシーン(沢村貞子
の頭髪)があって、当初の感動がうすまってしたよう
な気がした。欧米人にはこの程度のテンポが合うのか
もしれない。それにしても、悲劇をひきたたせたる実
際の寺社仏閣を背景した映像の厚みは圧倒的だ。
オレの邦画史上NO.1作品であにることに変わりはない。 田中絹代は台詞棒読みだ。
別に棒読みでも役にはまっていれば文句はないが
雨月はそれが気になる。 >>21
雨月の最後の再会シーンとその後のナレーションは填っているじゃない。 衛星劇場に加入したので祇園の姉妹というのを見たら敵性語があったらしく音声切られてた。
このチャンネルではよくあるの? 今、戦争中か、戒厳令なんかよ。
「祇園の姉妹」はフィルムもブツ切れ。 沢村貞子の嫉妬の演技は圧巻。
ゾクゾクした。
凄い迫力だった。 拝金主義者の男をネチネチと表現した柳永二郎の名演も素晴らしい 先に山椒太夫をみたから西鶴一代女って
山椒太夫の田中絹代の方のストーリーとして同じにしかみえなかった
悲惨な女が行く先々で悲惨な目にあう 多くの映画は、「男と女が恋する」だけ、「男と男が闘う」だけ。 おはるの母を演じたのはベテラン松浦築枝。
田中絹代との年齢差はわずか二歳だが、母役を演じきった貫禄。
演技の層が厚いねえ。 >>35
同感。重厚な演技をする人が多いこの映画で、軽妙な雰囲気の中で
お春への一途な思いを見事に演じきった大泉滉氏の文吉役は傑作演
技だと思う 沢村貞子・加東大介、姉の熱演・弟の名演、それぞれ印象的 毛利菊枝が演ずる尼さんの、sexに対する拒否反応が凄かった。
一番sexに執着して拘ってるのは尼さんじゃないの? 溝口の最高だな
これだけ日本の民族性の高さを感じる映画は無い >>43
同意。日本芸能の偉大さを教えてくれる映画。
田中絹代を初めとする出演者の熱演。
溝口・依田両氏の重厚な演出・脚本。
スタッフの情熱。
永遠の傑作だと思う。 こういう日本、東洋の無常観を描いた傑作はもう出ないんだろうな スタジオが使えず、枚方パークの菊人形館でセットを組んだらしいね まあ、映画会社が直接製作しないと、
スタジオ長期貸出しは難しいわな。
費用をちゃんと計上されたらペイしないもん。 9月22日 DVD発売
ttp://dvd.eigaseikatu.com/dvd/187413/ やっぱり東宝が権利買っているのか。
そして東宝価格w
4050円ならそれほどでも。
紀伊国屋価格より安いし。 たった三本だけか。
ttp://www013.upp.so-net.ne.jp/orii/houga/kantoku/mizoguchi/index.htm
このHPの中の人はこれだけ観てるわけだからもっとフィルムあるはずだよな。 韓国からの逆輸入盤\1,230でしたよ。
韓国って日本文化解禁してたのね。 解禁は近年のことだけど、海賊版という形で映画ファンはみんな見てるらしいね 西鶴の韓国版は地雷。
画面が暗すぎで英語字幕入ってるし。 溝口映画の最高傑作。いや、日本の、世界の最高傑作かも。
田中絹代としても、「サンダカン八番娼館・望郷」と並ぶ名演技。 人形・・・桐竹紋十郎
太夫・・・竹本紋太夫
三味線・・・豊沢猿二郎
振付・・・井上八千代
キャスト・スタッフに各界の巨星・重鎮の人々が結集。
三船の顔の輪郭まで違っていたのが不思議・遊戯。
ダイエットさせられたのか? 三船の演技も一途な気持ちが出てていいと思うんだが。 カットされたシーンに奥方が腰元にお春の人形を作らせ、
殴る蹴るのリンチをやらすのがあった。 お。ここにもあった「西鶴一代女」。
DVD発売おめ。
この発売があるから、こないだのBS放映ではずしたのか。
関係ないか。
DVDで初めて「西鶴」見ました。
一生を一晩の夢で見てしまったような荘重な視聴感でした。
見終わった後、人生経験そのものを得たような気持ちにさせてくれる映画は(知る限りでは)溝口作品だけですね。
ノーカットで見たかった……。 西鶴は東洋芸術史上の傑作
この映画の価値は永遠に不滅だろう >>48
西鶴は独立プロ製作だよ。児井プロ。配給が新東宝。
スタジオは宝塚映画のを借りて、他には倉庫を改造して作った。
撮影が延びて赤字覚悟で続行。
同じく児井が新東宝で製作しhた小津の宗方姉妹も宝塚映画のスタジオ。 この映画は客が入らず、児井が制作した映画の中で唯一赤字となった。
しかし海外で賞を獲り、スランプが続いていた溝口が評価される。 凄いものを観た・・・
場面場面が厳粛で磨ぎすさまれている。
音楽も素晴らしかった。斉藤一郎が担当だったんだね。
田中絹代が、かつて女乞食に恵んだ場所で自分が物乞いになっている。
血の気が引いたシ−ンではある。 田中さんが溝口監督とはスクリ−ンの上での夫婦だと言っていたが、充分納得する。 BSで見て以来DVDほしいなーと思ってたのですがアマゾンレビュー等読む限りだと
画質は良くないみたいなんですね。昔の映画だからしょうがないんだろうけど
あまり強烈な傷が目立つみたいだとやっぱり躊躇してしまう。レンタルでチェックしようにも
レンタル禁止なのかどこも置いてないみたい。キャプ画像置いてるかレビューサイトあったら
紹介して下さい。 西鶴は20世紀以降に日本に生まれた人全員に見てほしい映画 この映画を観ていると溝口健二と言う人の価値観の崇高さに心打たれる
淀川さんも言ってるけど本当に大人だなと思う 久々に観たけど西鶴は本当に凄い
あまりに凄いから所々で笑ってしまう
こういうことは音楽ではあっても映画ではまずないんだけど 現在に追いついてから先が有るってのはこの映画が最初なの?
>>94
最近では下妻物語とかと同じ構成だね
あの映画も最後は跳ね飛ばされて死んで終わるんだと思いながら見てたよ
沢村貞子のつけ髪、猫に咥えさせるシ−ン 印象的だったな。
あのシルエット 溝口のことだから何回もやり直したんだろうな。
絹代さんが意趣返しするというのも以外な感じがしたが、溝口流のリアリズム
なのか 「人間をありのままに・・・」ということかね。 少なくともルビッチの「生きるべきか死ぬべきか」がやってる 『正信念仏偈』をあげつつお春に過去をネチネチ聞く嘉兵衛
(進藤英太郎)の表情が忘れられない。 近くのツタヤ10作以上DVDで置いてあるのに何故かこれがない・・・ これと武蔵野夫人は新東宝で会社が違うからね
今後もレンタルにはならないんじゃないかな 西鶴カットされているシーン、御殿内で朋輩・奥方達に疎まれ人形に見立てたお春を皆で罵り引きずり回すとゆうこの映画の見せ場の1つです。このシーンがカットされているためタイトルに名前があるのに出ない女優多数あり。 最後のほうで。
崩れた土塀、巡礼姿。
あの場所は京都市内ですか?
お春と手代(大泉洸)が餅を食っていて、手代が捕まるシ−ン。
あれはやはり、城南宮近くのおせき餅の横ですか? >>98
なんで猫を人間が演じているのを判るようにしているのか意図が不明なんだけど、
どなたか解説を。 悪いけど その質問の意味がようわからん。>>109
猫に髪をくわえさせるシーンは絶品だね
影絵のように光と影の映像で三味線?の名調子にアクセントをつける禿頭と[ああ!」
怪奇ミュージカルの名シーンだな
これだけ音と映像と人間の妙が分かっている監督は他にいない そのシルエットは人間が猫のふりしているんでしょう。 この時代の映画って
ホントにどこに出しても恥ずかしくない
グレード高すぎだよな
でも考えたらこの時代の日本の監督は
巨匠だらけだよな
小津、黒沢、溝口って…
木下恵介だって
イスラエルとか中国あたりで結構人気あるし
特に成瀬なんかは好きな好きな外人は
あのやりきれなさに
堪らなく共感できるって 黒澤や成瀬や小津と決定的に違うのは
音楽や物音が止んで「しーん・・・」としてる場面
そこでは事件が起こるんだけど決してアップにしたりしないで
画面の隅っこで悲劇的な場面が進行する
この辺のセンスは日本の監督では他にいないな 海外の監督でもほかにいないんじゃないの
「マリヤのお雪」で山田五十鈴が突然「お雪・・・」という一言から次の台詞までの沈黙の間とか
映画における劇とは本当はこういうものなのかと、あらゆる面で熟達してるなと思う 寝る前に見始めたら止まらなくなり、見終えても全然寝られなくて困った。
この映画を知らずにン十年生きてきた自分が信じられない。
DVDを買われた方、画質はいかがですか?
ビデオで見たのですが、フィルムの状態はあまり良くないようで、DVD購入を迷っています。
下手するとビデオの方が見やすい、ということがよくあるので・・・。 韓国版西鶴は最悪の地雷
画面暗くて何やってんのか見えないし英語字幕が焼き付けられてるし
おまけに観る度に韓国字幕をNONEに設定しないと英語字幕&韓国字幕で表示される始末 DVDの応募券集めて これの音楽ギフトカードもらったけど
使えねえじゃんかよ ああ やっと念願のこの映画見ることができたんだけど、最後のドタバタ劇の演出は正直
予想外で個人的に拍子抜けでした。もっと山椒大夫風ならよかったのに・・・
ただやっぱ田中絹代にはひたすら脱帽。 こんなにユッタリした気分で観れてしかも退屈しない映画を初めて観た。
個人的には邦画No.1かも。
「山椒太夫」は悲劇的で美しい映画だけど、この映画や「近松物語」は江戸の
戯作の様式美だからあんまり悲しくない。
そこが個人的には気に入っているんだけど。
しかし三船も溝口作品に出るとこんな風になるんだねw 冒頭での仏像の並んだお堂に入ってから、ゆっくりと無表情で
頬被りをスルリと取るシーンがたまらない。 西鶴は音が凄い
近松もいいけど凝らしている
西鶴は音が雰囲気として漂ってる
東洋の美の真髄が西鶴にはあると思う ラスト近くに出てくる仏塔のてっぺんにワイヤーらしき物が
見える。 お春が最初(エピソード1)からオバさんなのがなあ。。。 >>129
特にあごのたるみが気になるね。白黒なんだしもっと化粧や整形技術でその辺なんとか
ならんかったのかと思うんだけど。 田中はこの映画で歯を全部抜いて、
ある期間ずっと断食させられたって何かの本に書いてあった。
何か凄まじいエピソード。
木下の「楢山節考」と溝口の「山椒太夫」とのエピソ−ドがミックスに
なってるだろ。 アマに1000円の廉価版が発売されてたけど画質とかどうかな 同じ廉価版の「武蔵野夫人」より画質はよかった。
最初は夜のシーンだから、暗くておやっと思ったが次の回想シーンに移って
明るい昼のシーンになると画質もくっきりしている、のがわかった。 メガネをかけた老人の侍役の人が味があっていいね。
進藤英太郎の集めた京娘たちを一人一人品定めする
シーンは笑える。 何がいいって絹代さんの京言葉が最高です
彼女の最大の武器ですな
「噂の女」の台詞回しも光ってます BBCが100大映画の一つに選んだらしいが溝口の作品で一番という感想はない。
沢村貞子の出てくるエピソード以外は退屈だった。 ドナルド・リチーが田中絹代が愛欲の犠牲者に描かれすぎていると書いていたが、
そうだと思う。技術的に世界最高水準なんだけどね。くさしてすまんかった。 >>141
すべてのエピがネガティブな愛欲じゃないと思うけど?
三船とか大泉のエピなんて純情じゃないっか。 リチーみたいな批判はリアリズムや社会批判という
観点を重視しすぎてるから出てくるんじゃないか?
フェミニズム的なテーマ性を含んでるのは否定出来ないけど、
全体的にはどう考えたってリアルな物語じゃないしなぁ。 >>144
141だけどさ。実は、ちょっと遠慮して書いたんだ。
リチーは、田中には愛欲人生に対する感謝がなかった、と書いた。
つまり、エッチ大好き!というあられもなさがない。
そんなのなくてもいいんだけどね。あってもなくても、
世界映画の最高傑作の一つという事実は変わらないだろう。 >>145
なるほど
リチーは西鶴の原作と比べて言ってるわけだね。
そんなの意味無いのにね。 この映画からリベットの「修道女」が生まれたのだ。
リベットに続く猛者はおらんのか。
VFX自慢のアメ公はどうした?この腑抜けどもめ。 これ、去年のNHKBSの溝口特集でやらなかったんだよな
むかしビデオで見た中でも最高のインパクトだったのに この映画の三船敏郎は男前にした西川のりおに見えた・・・ >>140
映画百年のときのトーキー100本のやつね
キューブリックが一本も入っていないという
俺なら溝口を最低五本は入れるけどね
浪華悲歌、残菊物語、西鶴一代女、雨月物語、近松物語 近所のレンタル店には何故か置いてありません。
他の代表作は殆ど置いてあるのに。 つまらなくはないけど最高傑作というには映像がちとしょぼいかな。 いや、でも他の溝口作品のような圧倒的な映像美や幽玄さが無いような気がする。
撮影所を使えなくて、枚方パークを使わざるをえなかったのがまずかったか。 やっぱり宮川一夫が撮らなかったからだろうな。
溝口の晩年の作品は彼の力が大きかった。 >>155
>圧倒的な映像美や幽玄さ
それって溝口の1面に過ぎんと思う。特に最後期の。 もちろんそうだけど、その1面が決定的に足りなかった>>西鶴
なにも何から何までしょぼいとは言ってないよ。
素晴らしい映画だよ西鶴は。 >>157
宮川が撮った雨月とか山椒とかは映像が素晴らしかったものね。 まあ、でも1995年のキネマ旬報の批評家が選ぶオールタイムベストでは
「西鶴一代女」が溝口作品では最高位の5位だったけどね。 宮川のキャメラが素晴らしいのは確かだけど、
なんか名前に惑わされすぎの気もするな。
雪夫人とか残菊とか観た事あんのかな。
宮川はあくまで溝口の後期を支えたに過ぎないワケで。
宮川宮川と叫ぶ輩に限って三木茂の名すら知らない法則 とはいえヤッパリ山椒大夫とかの方が西鶴よりも胸を打つんだよなあ。
田中絹代の演技も西鶴だとちと無理があるし。 この映画は喜劇映画と言っても差し支えないですよね? 少なくとも泣く映画ではないと思うよ。
あえて言えば諸行無常を感じさせる映画。 別に泣ける必要ないだろ。
泣けないと良い映画とは言えない訳じゃあるまい。 自分としては溝口で一番泣ける映画はこれなんだけどね 『ブーリン家の姉妹』が溝口作品を髣髴とさせた。
この映画、とてもストーリーが深く、展開が面白かったです。
ラストエンペラー以来の大作だと思います。
恐らく、この映画、アカデミー賞穫れるんじゃないでしょうか?
何より、異性をその気にさせるための、
女性側それぞれの、対照的な戦略が見てとれ、
現代にも通じる、処世術が学べる。
最近では、稀に見るいい映画でした。
冒頭の夜道を歩いている田中絹代の後姿のショットがいいね。
「マイティジャック」を借りて見たら、にせ田舎大尽役の柳永二郎が
目蓋も口も重たげに出演していたよ。 __,ィ ヽ. `ヽ.
, '⌒Y / 、ヽ ヽ ヽ.
/ / i /l/|_ハ li l i li ハ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l、l j N i |
{イ l / l li //___ リ_lノ lル' lハ. ソ
i| /レ/l l l v'´ ̄ , ´ ̄`イ !| ll,ハ
ハ| ll∧ハヽ ト、 '''' r==┐ '''' /l jハ| ll ll
〃 ‖ レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ ll l||
ll ll { ⌒ヽ_/ } ー‐<.__ ′ l| ‖
‖ ‖ ヽ, /、 〈 |:::::::| `ヽ ‖
‖ {. ハ ヽ Y`‐┴、::::v l ‖
‖ |iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. | ‖
‖ |i:::::`¨´-- :::......:...:.:.::.}| ‖
面白いわよ・・ >>168
残菊物語はラストあたりがちょっと泣ける
>>169
赤線地帯の京マチコの台詞は笑える
あえて言えばだけど 祇園囃子で河津清三郎が若尾文子に鼻を噛まれて絆創膏を鼻に貼っている
姿は笑えますよ。 産んだ若が当主になったのはいくつなんだ
殿は身体弱ってたくせに20年以上生きたのか
文吉が捕まってから松平家で我が子を見るまでの時間の流れがよくわからない
三味線弾いてたときに、駕籠で運ばれてた高貴な少年はお春の子供じゃないよな?自分の子供と重ね合わせたのかな。歳が違いすぎるけど
駕籠の子供見た→その日の夜化け猫言われる→数時間後ラガン堂で倒れる→母、くる。子供が殿様になったという知らせ→また追放
この流れは短い期間
→尼の格好で托鉢みたいなことする 冒頭近くの絹代が御所から下がる途中の超ロングショット。
身分の低い側がお辞儀をする時に立ち止まり相手が過ぎるのを待っている。
何気ないシーンだが、厳格な身分制度がこの映画のテーマの底にあることを
無意識に見る側に植えつけていることに感心した。
動く絵巻物を見ているような気分になる映画。
筋だけ追うと、まったくの作り話なのだが、
この映画は、一人の女の年代記をあたかも
その時代のドキュメント・フィルムを見ている
ような感覚にさせてくる、不思議な魅力を
持った映像作品。
「西鶴一代女」は、他に類似した作品が
見当たらないほど特異で秀逸な映画。
あえて探せばギリシャ映画「旅芸人の記録」
くらいしか思い浮かばない。 >>178
溝口で笑えるところは進藤英太郎が山田五十鈴に篭絡されていくところの「祇園の姉妹」とか
志賀廼家弁慶と梅村蓉子の掛け合い漫才がある「浪華悲歌」とかかな。
どちらも只でネットで観れるよ。 >>176
ウチ(広島)のフタバ図書にあるよ。
東京だったらましてでしょうに。 現在観る事のできる映画「西鶴一代女」は完全オリジナルではありません。
大事な場面がカットされているからです。それゆえタイトルに名前がありながら
登場しない俳優がけっこういます。 溝口映画で笑えるところ
山椒大夫、佐渡で田中さんが足の筋を切られた後、崖の上をよろよろ
歩いてきて、連れの女性の台詞”ここからは新潟がよく見えるね”
新潟は昔、越後と呼ばれていたと思ったのだが。 クレーンからクレーンに飛び移って撮ってるショットがあったことを知って
トリュフォーだかゴダールだかがショック受けたのってこの作品だったっけ? これとか山椒大夫の役とかは田中絹代の独壇場。
さすがの山田五十鈴とか高峰秀子も敵わない。 加東大介は、姉の沢村貞子ともども『西鶴一代女』にも、同時期の成瀬の『おかあさん』にも出演しているが、
役柄がまったく逆なので、巧者ぶりが伺える。
加東大介は、田中絹代の紫綬褒章受章記念パーティーに出席して絹代と話している写真が、
昨年の絹代生誕100年のとき展示されていた。
ビンボだから1000円の廉価版で観ようと思うんだけど、
やっぱり東宝のやつを買った方がいいかねえ・・・
画質も音声もやっぱり段違い? 正式版の「歌麿」「残菊」より画質はいいぐらい。
正式版の「夜の女たち」のような大きな傷もないし。
音声もよく聞こえる。 俺はビデオで15年以上前に観たっきりだな・・・
まあ画質は廉価版といい勝負だろう。 >>178
2年前のカキコにレスるのもなんだが、噛まれるのは鼻でなく舌じゃないの? >>146
それなら西鶴の名前をわざわざ題名に入れる必要ないし。
溝口は女を見下してる。
小津もそうだけどね。 前回観た時は、田中絹代の演技に感心した。
今回は、やるせなくてつらい。 >>200
> 溝口は女を見下してる。
溝口は女性の賛美者ですよ。
若い娘役は無理あると思った
それだけ残念
ストーリーはいいね 新東宝だったので、撮影所がなく、枚方の京阪遊園地にセットを作って
撮ったらしいね。
しかし、大映と比べても遜色ない
やはり、溝口の代表作だよ
>202
自称「弱者の味方」。
要は自分より格下で底辺の弱い女を支配したいだけ。
だから自分でプロダクション作るような入り江たか子みたいな女には
引け目を感じてさんざんいじめた。 >>205
この映画の製作は新東宝主導じゃなくて、児井プロ主導です。
この映画の製作にお金がかかりすぎたが原因で、
自主制作はできなくなり、日活のプロデューサになりました。 >>207
精神病院でのエピソード知らないのかね。 ひらパー100周年だってね。関西人じゃないから、行ったことないが、ここで、この映画が撮影されたと思うと
感慨深い。まあ、撮影当時のモノは何も残ってないだろうが・・・。 >>212
ひらかたパーク
昔は枚方遊園地といってたそうだ あァ、ひらかたパークなら聞いたことがある。
そこで撮影したのか。 はじめて見たときは「三船が出てないじゃないか」と思ったものだ こんなに男に翻弄されて親もクソな毒親で
堕落して遊女になって、美貌で男を翻弄した女が、化け猫と言われ男に笑われ
もういっそ、自殺したほうが楽じゃねえかwと思いながら観てたが
お春は、托鉢しながらも生き抜いて天寿を全うしようとするんだな。
世の無情を身に染みるほど感じても、仏を信じてるんだな。
悲惨な話だけど、逆に生きる勇気を貰える不思議な映画。
お春は淫乱ではなくて、美貌がゆえに男に翻弄されるままの女だと思ってたけど
お堂に並ぶ仏様の顔を見ながら、似てる男を見つけるとか
尼寺で激しく抵抗することなくやられちゃうとか
やっぱり女の性みたいなのが強くて、無意識に男を惹きつけてたんだろうか。
せめて、松平家を追われた後に、父親に島原にさえ売られなければ
晩年は殿の生みの母親ということで、安泰だったのに。。。 衆生無辺誓願度
煩悩無数誓願断
法門無尽誓願学
仏道無上誓願成 ノーメイクの田中絹代が廃寺で、
カゴで道行く武家の子供を見守る無音のシーン、
圧倒された 凄いよねあの場面
しかも即興で作った場面だったらしいね この映画の終盤は圧倒されっぱなし。
ストーリー的には古典的というしかない周知の展開なのに、
グイグイ引っ張っていく力は、もうこの世のものとは思われない。 >>221
俺はその前の絹代が逃げるシーンで、
絹代が全く映らないで侍たちが探して走り回るシーンが好きだ。 中野ビューティーハウス
中野ビューティーハウス
中野ビューティーハウス 生涯ベストはマキノの昭和残俠伝死んでもらいます
溝口なら祇園囃子、黒澤なら七人の侍、小津なら晩春、成瀬なら流れる、増村なら清作の妻、深作なら仁義なき戦い、相米ならお引越し >>1
同意
原作も素晴らしいが、
映画はさらに素晴らしい。そういう映画は珍しい >>200
完全な別物に仕上がってるとしても
西鶴作品を元にしてるのは事実なので別に名前入れてもおかしくはない 雨月以降と比較すると、カメラが宮川一夫でなく平野好美、音楽が早坂文雄でなく斎藤一郎というのが如実に表れてるね。 美しい絵だけが絵なのか?甲斐庄楠音の忘れ去られていた作品群は、我々を根底からえぐる。
不条理な肉体存在である人間を見据える冷徹な眼差しが、そこにはある。
その厳しさゆえ、1度画壇注視の人となりながら、大正15年作「女と風船」で楠音は“穢い絵”の烙印をおされた。
その日以来、画家は穢い絵で綺麗な絵に打ち勝たねばならぬと胸中深く刻み込む。
京都画壇の期待の新星となるが、楠音の男色、女装癖、傍若無人な素行が会のリーダー土田麦僊ににらまれ、第5回展で『女と風船』が
「穢い絵」として陳列拒否されるという事件が起こる。1928年、国画創作協会解散ののち、楠音は徐々に画壇から離れ、
1940年、46歳のときに出会った溝口健二に招かれて映画の世界に活動の場を移す。1955年、61歳のときに『雨月物語』で米アカデミー賞の衣裳デザイン賞にノミネート。1956年に溝口健二が亡くなると、映画から離れ再び絵の世界に戻ることになる。
晩年に開催された展覧会の出品作は旧作に手を加えたものが多く、衰えた筆と劣悪な絵の具により、恐ろしいくらい迫力のある美しさが薄れる結果となった。1978年、83歳で亡くなる 昔、依田義賢のシナリオ集で西鶴一代女を読んだときいい作品だと思った
是非映画を観たいとずっと思っていたけどDVDの時代になり観ることができた
シナリオを読んだ感激がそのまま映像として現れた いろいろと役に立つ副業情報ドットコム
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