監督 内田吐夢
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田坂具隆と一緒になってたスレがおちちゃったが、
単独で語るに値すると思うのでたてておく。 「戸田家の兄妹」以前はあんまりヒットしなかったけど、
芸術的な評価は圧倒的だったからね。
キネ旬のランクみてもわかるように。 日活製作部門が映画新体制で大映に吸収されちゃったから。> フィルム残らず
飢餓海峡、もうちょっと削った方が良かったんじゃないかな。
とりあえずいたこの話と八重の東京生活は全くいらなかった。 >>71
もともと最初の公開時は削られた短縮バージョンだった。
1975年のリバイバルで長尺の完全版が復活。 内田吐夢の「大菩薩峠」はいつDVD化されるんだろう。
「飢餓海峡」はでている?
ぼくの最も尊敬する監督のひとりだ。 >>73
両方ともすでにでてるよ
東映のHP見にいけばわかる 「森と湖のまつり」なんてのもある。
どうというわけではないが。 宮本武蔵、さすがに5年もかけて撮ると若い入江若葉や丘さとみは老けるな。
浪花千栄子は変わらんけどw 「宮本武蔵」で高倉=小次郎が初めて登場する船上のシーンで
背景の海上に飛んでいるカモメがあからさまなアニメ。
この前BS2で放送した橋蔵主演の「恋や恋なすな恋」にもアニメのキツネが登場していた。
他の同時代の巨匠といわれる監督はアニメなど絶対使わない
だろうから、吐夢監督のこのこだわりの無さはなんだろう?
ひょっとしてアバンギャルド精神w 加藤泰も、満映で撮った『虱はこわい』で、
実写とアニメを、ミックスして使っていたよ。 >>77
初期に影絵アニメを演出してるわけだが・・・ モスクワから帰ってきた直後は
洗脳されて?、とんでも共産主義者になってたらしいね
立ち直って、映画を再び撮るまでに
しばらく時間がかかったみたい
北朝鮮拉致被害者の帰国直後の様子を見ていると
頷ける >81
あまりにな内容で思わず笑っちまったw
あの世で内田監督に詫びてこい 詫びてこいって言われてもな〜。
本当にがっかりしたんだよ、あのアニメのカモメにはw
せっかく重厚な作品なのに、あのカモメのシーンで台無し。 それと、内田吐夢の経歴に関する知識がデタラメなのと、何の関係があるのか。
稲垣=三船版「宮本武蔵」の第2部でもアニメのカラスが飛んで
いるよ。それを見た沢庵和尚の「カラスが飛んでいく。」の
セリフまである。
だから別に何の問題もない。 今年4月、ブルックリン音楽アカデミーで回顧展やったらしいけど(Wikipedia英語版より。)
上映作品は何だったんだろう?
東映チャンネルでどたんばを観た。
やられた。泣けた。 >>88
BAMの特集は、まだ途中ですよ。
28日は、『花の吉原百人斬り』
29日は、『警察官』 『蟹満寺縁起』
30日は、『酒と女と槍』
ttp://www.bam.org/film/series.aspx?id=180 ちょっと前MXテレビで談志が、「飢餓海峡は良かったけど内田吐夢は役者をいじめるから駄目だ」と言っていた。
「こういうことはちゃんと言わないと」と念を押してたからいつもの放言ではないと思う。 そういうのってどの監督でも言われてるんじゃない?
小津だって田中絹代を自殺寸前まで追い詰めたし、黒澤も酷いエピソードが
いっぱいある。 >>91
>「飢餓海峡は良かったけど内田吐夢は役者をいじめるから駄目だ」
刑事役で出た、伴淳三郎にも凄かったみたいね
伴さん、撮影後しばらくはマジに恨んでたとか・・・・w
去年出た瀬川昌治の「乾杯!ごきげん映画人生」の
第3章「伴淳三郎の思い出」の中で函館の長期ロケ中
内田吐夢監督と同室だった伴淳が監督の寝言に
悩まされたという笑えるエピソードがある。
ちなみに続く第4章のタイトルは「巨匠、内田吐夢のオーラ」。 でもバンジュンは、あのあとショボクレ刑事が当たり役みたいになった。
いい財産になったんじゃないの。 いろんな人が書いてるがバンジュンもかなり人間的に問題のある人だったと たそがれ酒場はとんでもなくいいシャシンだねえ
あれを今まで知らずにいた自分がハズいよ >100
とんでもなくいい、というところは、賛同できない。
ぼくは、相当しらけた気分になった。
そのあと、大菩薩峠の3部作がひかえていたから、むりやり見たというか、
見せられたが、もう1度見ることは断じてありえないよ。 >>100
文化的な意義は置いといて、誰も言わないけどこの人が小杉勇を主役に使った映画は全部駄目。俺には。
「解ってやれよ。こいつを」的な嫌らしさを醸し出してる。
「たそがれ酒場」は造形としてこの人的には普通でしょ。もっと喜劇として弾けても良いと思う。
ピアノの先生の演出がヒドい。津島恵子のシーンだけが良い。 低級な作品批判を連発で聞かされたんで一瞬ポニョスレかと思った。 浪花の恋の物語こないだBSで見たよ
千恵蔵の近松がいい感じだった
あと、うちの母親が見ながら千恵蔵の娘が出てるって言ってたな
昔の人は色々よく知ってるわ >>91は伴淳のことじゃないだろ?
鈴木尚之「私説内田吐夢伝」読めば、
伴淳は結局感謝していたことが分かる。
自分の店に寄った吐夢に「先生!」だもんな。
やり方が悪いって事かも知れないが、
談志主役の映画なんて観客が拷問だぜ。
それに比べればまし。観客からみれば。 「血槍富士」ラストに流れる゛海ゆかば゛佐野眞一・著の「甘粕正彦・乱心の荒野」
を読んですこし謎が解けた。内田吐夢の満州・甘粕への・・・ >107
自分の店に来たら「先生」くらいは言うだろw >>104
90年ごろに「おあずけ」という駄作を監督してるがそれ以降のことは知らない。
桜井幸子がパンツ見せてもプリントで萎える。 吐夢の命日は1940年〔昭和45年〕8月7日、90年にはあの世でした。
誰と間違っているのですか・・・。 吐夢の命日は1940年〔昭和45年〕8月7日、90年にはあの世でした。
誰と間違っているのですか・・・。 >>113〜114
>>112は>>104の“息子さんって結局映画監督になったの?”へのアンカーだろが。
内田琢磨のことだ。なにも間違っちゃいない。よく読めタコ! 琢磨って吐夢の息子・・・! 長男一作・次男有作と外で出来た昭和33年生まれの
男の子これが吐夢の子供たちです。よく調べて真実を教えてください。115さん。 >>54水商売の女に騙され、ひどい裏切りにあった経験のある俺にとって、
あの映画のラストは涙が出る位強烈なインパクトがあったよ。
大傑作だと思うな。 「血槍富士」のエンデングに「海行かば」を流した真意とはなんぞや?
諸先輩のご意見を賜りたい 次世代の映画作法について薄々勘づきつつあった人ではないかなと思っている
いち早く大家になっちゃったからか、どっちかといえば凡人だったからか、それをまとめきるところまでは行ってないけど 宮本武蔵の一乗寺の決斗でいきなりモノクロになったもんだから初めは面食らったんだけど、これが凄まじい殺気でびっくりした!
なんちゅー殺陣だ・・・ 「人生劇場 飛車角と吉良常」で同じことやっちゃったんだよね。 この監督はキャスティングで全部失敗している。例えば「飢餓海峡」。
原作では長身の男とあるが、だからといって何で三国連太郎なの?
三国がえんじると「したたかさ」が目について題名の「飢餓」ゆえに起きた犯罪が浮び上がってこないんだよ。
やはり「飢餓海峡」の左幸子も失敗。彼女が娼婦役やると天性の娼婦にしか見えない。
娼婦に身を落としながら一途に恩人に思いを寄せる女が出せない。
このキャスティングミスでまるでSM映画みたいだ。
伴じゅんはいいのだから、高倉健・佐久間良子でやれば後世に残った名作になっただろう。
鈴木尚之という脚本家にめぐまれたけど、キャスティングで一流になれなかったB級監督。 当時の伴淳は喜劇俳優のイメージが強かったので、この暗い映画が彼のキャラクターによって救われたのは確か。
主演クラスの俳優で東北訛りの俳優は伴淳しかいなかった事は事実。
彼はやくざ映画(題名は忘れたが梅宮辰夫主演、成沢昌治監督)でもシリアスな演技でいい味を出している。 上の投稿で映画名「花札渡世」監督名誤「成沢昌茂」です。 上の投稿で映画名「花札渡世」監督名誤「成沢昌茂」です。 内田吐夢のキャスティングミスは数え上げたらきりがないか、今も非常に残念なのは宮本武蔵・一乗寺の決闘の「吉野太夫」役だろう。
この第4部の主役の1人を平幹・東野・千田・東山等と一緒に俳優座からもってきてしまった。岩崎加根子である。この女優は決して下手な女優ではないがあくまでも脇の女優である。 ↑↑上からの続き→→4部の主役の1人でもある大役をは俳優座の5人のセットで持ってきてしまうとは!
考えられない大雑把さである。
岩崎は下手な女優ではないが華のない女優で到底宮本武蔵の相手役という主役の柄ではない。
本人もわかっていてか、演技も固く計算が見え見えでこの映画を台無しにしてしまった。
この役は当初1961年度版のオールスター映画「赤穂浪士」で評判の高かったヨウ泉院役の大川恵子を推す声が
かなりあったが、この映画の企画がスター中村錦之助の物であり、ただでさえ高倉健の佐々木小次郎に
喰われてしまっているのだから、この上、ドンピシャの大川恵子を持ってきて
マタマタ喰われては元もこうも無いという意見で大川恵子の線は流れたとか。
こうして年に一回製作の超大作「宮本武蔵」は大事な所で内田吐夢の東映外女優好みの嗜好のせいで、名作になりえなかったのです。 >138
当時、娼婦役で佐久間良子の右に出る女優はいませんでした。成沢昌茂監督「妾21人、ど助平一代」
(三木のり平主演)の娼婦役は秀逸でした。東宝からも加山雄三と共演で「暁の脱走」をとの
他社出演の話がありましたが佐久間が乗り気でなかったため実現しませんでした。
後に東映社長の岡田茂の自叙伝で、「飢餓海峡」の娼婦役を佐久間にしなかった事を悔やんでいました。
さすが元大プロジューサーの岡田茂です。 劇映画という前提はあるけど、佐久間はリアリスティックな娼婦像とはかけ離れすぎてるよ 東映の岡田茂として悔やむのはわかるが、
今の映画愛好家としては左幸子でよかった。
吉野太夫も東映としては自前の大川恵子で行きたかったかもしれんが、
これまた岩崎加根子でよかった。
大川恵子では琵琶を鉈で割れん。 では左幸子の娼婦はリアリスティックでしょうか。とても当時の娼婦としては元気が良すぎます。
又、三国、左の一見リアルに見せて「うまいでしょう」の説明的演技には辟易します。
リアルに聞こえる「セリフ術」に惑わされてはいけません。今活躍の西田敏行にも言えますが、リアルに聞こえる「セリフ術」だけでまるで登場人物の造形が
ありません。三国も左も西田も何を演じても同じです。泥臭いことがリアリスティクとカン違いなさっているのでは? 今の映画愛好者という事で納得いたしました。
失礼いたしました。 岩崎さんは裕次郎の「花と竜」とか「太陽への脱出」で
ヒロインを演じているから、この頃人気だったんじゃないですか。
虚無的で婀娜な雰囲気を出せる人だと思います。 >>143
> とても当時の娼婦としては元気が良すぎます。
はあ? 佐久間良子は美形で上品すぎるでしょう、田舎の安娼婦にしては。
>>148
あれは、昔は勢いでやっちゃったものの、
裕福になった今は何の魅力も感じない、
邪魔で殺したい娼婦の役。 左幸子は「女中っ子」が最高!「飢餓海峡」の前年に「にっぽん昆虫記」(今村昌平)で
おっぱい出して大ヒット飛ばし、農村大好きの映画評論家がこぞって左幸子に女優賞を上げたもんだから
内田吐夢も左を使って濡れ場を演じさせればヒット間違いないと思ったのだろう。左も濡れ場は自分の独壇場だと思っているし体当たりの熱演を期待したけど、
監督の内田の方がひびって思ったより上品に仕上げてしまった・・・
女の色気は もっと陰影があってほっそりやつれて 後れ毛を細い指でそっと整える という感じ・・
左は 広げて はいどうぞって感じで、「天性からの娼婦」の役ならいいけど! 「女中ッ子」もいいけど「思春の泉」がいいね。
「にっぽん昆虫記」と「飢餓海峡」の間の「五辧の椿」の役も凄い。 この「飢餓海峡」と同じ時期に封切った「ニッポン泥棒物語」(山本薩夫監督、三国連太郎主演)の2本の興行の
失敗によって、東映の文芸大作路線が終止符を打つ事になった。それは三国連太郎主演物の終焉でもあった。
三国の泥臭くて、したたかで下卑た持ち味が当時の左翼系監督に重宝に使われ、東映の文芸物のほとんどに使われたため、
同時に東映文芸路線の品格まで落としていった事に気がつかなかった。 とくに三國のファンじゃないし、役のために歯を抜いたりすることに対しても
無条件で賞賛する気もないが、やっぱり得がたい俳優だと思う。 名前が一郎とか清だったらこんなスレもたたなかったけど
なにしろ吐夢だからね
それだけで大物と勘違いする厨がいるんだよな
内田清と思っとけ いい加減にしろと諌める人もいなくなった。
呆れ果ててみんな消えた。映画板は風前の灯だ。 東映も風見章子を使い続ける事を諦めていたし内田吐夢もキャスティングなんて
監督の力でとうでもなると思っていたのかも知れない。もっとも映画は監督の物だという考え方もあるのだが。
内田吐夢が最後まで撮りたがっていた映画が「忠臣蔵」。
これはやはり映画ファンとしては実現させてやりたかったし、是非観たかった!!
内田吐夢だったらどんな配役をしたのだろう。
実現しなかった「映画ファン夢の企画」の一つだろう。 >130-131
「飢餓海峡」を日本映画の傑作の一本と思っている。
三國も左もミスキャストと感じたことはない。
犬飼はしたたかであったゆえに、絶望から成り上がったし
左は「天性の娼婦」だからこそ、いつまでも犬飼に恩義を感じ慕った。
二人とも決して理知的に生きた訳ではなく
「飢餓の時代」を必死に生きのび、そして死んだのだと思う。 ・中村玉緒、高橋幸治、宇野重吉/NHK/1968/2時間
脚本が石堂淑朗。
・若山富三郎、藤真利子、山崎努/CX/1978/1時間×8
監督が浦山桐郎(1)(2)(5)(6)(8)、恩地日出夫(3)(4)(7)、(助監督 小栗康平、山下稔)
・仲代達矢、若村麻由美、萩原健一/CX/1988/2時間半
と三本あるね。 浦山版ドラマはまだガキだった頃に見たけど、始まって直ぐに「あーっ、これじゃダメだ」とガキながら思ったな。
(映画版は、それ以前に見ていた)
藤真利子は、線が細くて、しょっぱなからヘナヘナしていた。
浦山の演出も、「飢餓海峡」にそぐわない。丹精で、狂気が感じられない。
浦山監督&藤主演で火曜サスペンス劇場の枠で不倫殺人ドラマが制作されたのは、これのちょっと後だったか。
あれもヒドかった。晩年の浦山は駄作の連続だった。 仲代主演版も、誰か名のある監督が手掛けたモノだったと思うけど、誰だったかな。
こっちは、もう、第一回の最初だけで見るのを止めた。
「飢餓海峡」は内田版に限る。
それに、白黒じゃないとダメだ。
カラーだと、青森の自然が美しく撮影されてしまって、画面が健康的になってしまう。 内田吐夢の傑作は「大菩薩峠」だと思う。ただ残念なのは机龍之介が千恵蔵ではなく
雷蔵だったらと思う。 >>104
内田一作監督作品
「映画版変身忍者嵐」
「映画版仮面ライダーアマゾン」
「映画版ザ・カゲスター」 最近「どたんば」という映画が内田吐夢監督の作品だと知りました。
この映画は素晴らしかった。 「飢餓海峡」は本当に名作だね。
キャスト全員がハマリ役。大根気味の藤田進さえもいい味を出している。
ラストの余韻も忘れ難い。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています