監督 吉村公三郎
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フィルセンにて『五人の兄妹』。目下現存する最初期の作品?終始雑音
強いが、画面はわりと良好。 ご時世だからか、長兄・笠頑張っちゃうが、
フラが活かされなかった秋雄と同じく、あまり似合わない。選挙粛正啓蒙
映画とにことだが、お話しがやや平板で、ラストも取って付けたようだが、
モダンな描写など演出は堂々の力作感あり。葛城母ちゃんもよい。
当時、津村Qには褒められたらしい。 フィルセンにて『戦火の果て』、モノクロスタンダード、プリント良好。
いきなり爽やか系で登場する森マにのけぞるが(のちスネ夫)、役柄の
問題もあろうが、タッキーのほうが光る。冒頭のやもお釜足、やもめ東山
のカラミ(夫婦との誤認多し)とかを楽しみつつ、そんなに悪い映画じゃ
ないだろうと、ヒロイン水戸光子の衰えとか、タッキーに戦争責任を押し
付けて微妙なディスカッションが始まるアタリまでは何とか耐えるが、ク
ライマックスの浅はかな展開に、うっかり失禁。クロサワ『羅生門』撮影
遅れの穴埋め作品で、ラッパに気に入られてその後大映で仕事するきっか
けになったらしい。 フィルセンにて『慾望』。モノクロスタンダード、プリント良好。
タイトルがよくない。場内の爺婆ウケ極めて良好、後の職人芸極まったカラー
シネスコの諸作品を彷彿させるが、やや半端な女性映画の系譜も?存在感なさ
過ぎで本作重要なモチーフの一つが感受できない菅原の責任もあるか。
小沢キャラづくり失敗なのかイマイチも、乙羽さすがで締める。相変わらずで
笑わせる北林、脳病院の描写あり(長谷川裕見子)。2時間は長い。
そもそも原節主演で企画、脚本化がされてたとか。 『美女と海龍』の海龍はえらくショボかった。
でも、音楽は伊福部昭なんだよな。マーチは鳴らんけど。 「安城家の舞踏会」は、
華族が精一杯ヨーロッパ貴族の真似をしていた事を
茶化した作品かなあと思った。演出も臭かったし。
フィルムセンター香川京子特集にて、秀作『地上』上映age 神保町シアター正月第二弾、川口家特集野添パートにて、
『地上』&『婚期』上演age
ラピュタ阿佐ヶ谷にて、『四十八歳の抵抗』上映age
フィルムセンターの生誕百年上映のニューズレターでは外人が吉村作品の
位置づけを書いている。立派な論考だと拝読しつつ、そこに日本人の出番
はなかったのかと思うと、チト寂しい。 盟友・新藤兼人の目下の生きざまを目撃すると、吉村監督はいかにも
お人よしのボンボンという感じだな。 作品は圧倒的に上だけど。 文芸座「匠の技」第二弾・大映東京編にて、『夜の河』&『夜の素顔』
2本立上映age 文芸座、新藤追悼特集にて、本日『偽れる盛装』上映age シネマヴェーラにて、新藤&吉村コラボ特集上映奉祝age シネマヴェーラにて、『混血児リカ ハマぐれ子守唄』カラーシネスコ、
ほぼニュープリント。序盤のセコな番長グループとの抗争はちょっと
なあ感高いが、後半の今や公にできない、無知と偏見に満ち満ちた描写
たっぷりが素晴らしいキチガイ病院のシーンからようやくスロットがか
かる。しかし、時にカルトとして称賛される中平導演の前二作には遠く
及ばない。 あまり聞いたことのない役者多々だが、黒人カアチャンを嫌
うブルーフィルムのヒロインとして売却される生娘が市毛良枝らしい(
全身薄っすら黒塗り、乳首露出はフキカエとか)。
いずれにせよ、これが吉村大兄の遺作にならずよかったと、心の底から
思う。助監督クレジットは併記スタイルではなかった。 ラピュタ次回特集、「教室群像−映画の中の「学び」の風景」から、
良心作『こころの山脈』が洩れたのは残念だ。 文芸座、若尾特集にて、『越前竹人形』『その夜は忘れない』
『婚期』上映age >>280
平日に持ってきてほしくなかったわ(´・ω・) 神保町シアター春の女祭りにて、『夜の素顔』上映age 神保町シアター、川端特集にて『眠れる美女』上映age 文芸座三國追悼特集にて、遺作『襤褸の旗』上映age 文芸座恒例終戦特集にて、『その夜は忘れない』上映age なんでレンタルされてないのか。あってもVHSばっかり。
面白いのにDVDにすらなってなかったり・・・・なんでこーなの 文芸座、追悼山崎豊子特集にて、『女の勲章』上映age 安城家の舞踏会は期待はずれだった
後は推して知るべしかな 12月15日(月)
午後1:00〜2:39 BSプレミアム
プレミアムシネマ「婚期」1961年・ 日本
(゚∀゚) 「映画監督吉村公三郎 書く、語る 」は、結構売れたらしい 買った。出てるの知らなかったので、紹介ありがとう。 ラピュタで『女の坂』。冒頭、何故か怪談風のカメラ。撮影は宮島義勇。しかし吉村公三郎は京阪電車がお好きですなぁ。今回も映っていた。ご丁寧に『西陣の姉妹』と同じような模型を使って。 「暖流」の冒頭でかかるヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ト短調(op.12-1)
ヴァイオリン教則本にも載ってて有名らしいけど、録音は意外と少ないんだな。
「四季」ブレイク以前の戦前邦画にヴィヴァルディを映画音楽に使っていたことに
驚いたよ。 「安城家の舞踏会」は没落華族の解体後、元華族らを先頭に立ってリードしていく原節子。そういう役が似合っている。森雅之のデカダンも良かった。監督の演出がいいね。 amazonで『暖流』のDVDが高騰してるけど何があったんだろ?
もうすぐ廃盤とか? 『暖流』原作読んでみたけど、大串女史っていうのがコメディリリーフ的存在で
登場するんだな。現存するフィルムには出てないし、配役も名前がないから、
映画脚本では削られたのかな。もし出てたら飯田蝶子辺りが適役かと思ったけど。 いろいろと役に立つ副業情報ドットコム
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