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★☆ 〜浅丘ルリ子〜 ☆★
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0001榊田典子
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03/10/18 02:06ID:+w6KTzr9
年齢では裕次郎・アキラより下ですが、
芸能界のキャリアは二人より上。

容姿はカナーリ変わってしまったけれど、
日活が誇る演技派でもある浅丘ルリ子について語るスレ…。
0101この子の名無しのお祝いに
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03/11/26 19:56ID:oBeliXyY
日本のオードリーはルリ子さんだ!!
0103102
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03/11/28 01:02ID:/uX10skh
「憎いあンちくしょう」だった _| ̄|○
0105この子の名無しのお祝いに
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03/11/28 16:00ID:xPF6fKyo
その昔電波少年で大女優を抱き締めたい!というテーマでやって来た
松村に「どうぞ。」といってあっさり抱き締めさせてた男前。
中原淳一の絵を見るといつも彼女を思い出します。モデルにしてたのかなあ。
0106この子の名無しのお祝いに
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03/11/29 01:07ID:pW97PwpS
>>105
なるほど。出るんならそれ位の事をしなきゃ駄目だと。
見てみたいなぁ。


案外そういう所が「奇行の人」と呼ばれる所以だったり。
0108この子の名無しのお祝いに
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03/11/29 13:34ID:pW97PwpS
>>107
自慰シーンもあるそうだね、その映画。
0109この子の名無しのお祝いに
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03/11/30 17:33ID:5lSPCExD
>>28
長門裕之じゃあるまいし宍戸がそんな事ぺらぺら喋るかな
0110この子の名無しのお祝いに
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03/11/30 17:51ID:yu2D0eGt
>>105
モデルだったんだYO!
0111この子の名無しのお祝いに
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03/11/30 18:32ID:CJoYyyMy
>>109
宍戸は喋ると思う。
三國廉太郎とも過去に何かあったらしく、一応名前は伏せてたが
露骨に分かる形でつまらん事を言ってけなしてた。ちょっと
がっくりした。
0112この子の名無しのお祝いに
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03/11/30 21:28ID:ruvf8iBk
>>109
そんな事言いながら、自分も当時女優と付き合っていたというのがジョーさんらしいじゃないか。

同僚としては憎めないタイプなのかも。
0113この子の名無しのお祝いに
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03/12/03 14:40ID:WcZFxNfu
保守
0114この子の名無しのお祝いに
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03/12/04 10:59ID:ovokvjoS
>>102
キャプ画像イイ!
もと見たい。
0115この子の名無しのお祝いに
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03/12/04 11:59ID:1p2uhx9g
昨日の朝日の夕刊に浅丘さんの事がちょっと載ってた
小林聡美とドラマで共演したのがきっかけで小林夫婦と食事に
行った時の話とか。
彼女の魅力にすっかりやられた小林夫婦家では浅丘ブームだそうだ
0117この子の名無しのお祝いに
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03/12/06 03:50ID:rNgsEaKV
>>102 >>116
どちらも見れない…。
串ささないと駄目かな?
0118この子の名無しのお祝いに
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03/12/06 10:48ID:LCpHtDCG
>>102の方はもう落ちてる
0119この子の名無しのお祝いに
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03/12/09 21:38ID:fJP1MHsv
早くに閉経したんだろうな…。
0120この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 00:54ID:9wTZO+63
3 名前:名無しのAA書きさん 2003/07/22 20:13 ID:evpzSG9m
蔵原作品は、「南極」「キタギツネ」ではないと思う。
「憎いあんちくしょう」「狂熱のデュエット」
「硝子のジョニー」だと思う。
5 名前:名無しのAA書きさん 2003/07/22 20:28 ID:i/TSxh5B
ごめんなさい、かなりマニアックで、
「南極」「キタギツネ」は理解できまつ。
では、「執炎」や「愛の渇き」などは、いかがでつか。

私への疑問ですか>5?
多分、二人でしょうから、後者の2作は破綻が少ない。
fix shotの演出力では、ピークでしょうね。
でも、僕の趣味では在りません。
その程度であれば、「銀恋」、「愛と死の記録」、
評判悪いけど、「霧の中の男」が遥かに良いです。
7 名前:名無しのAA書きさん 2003/07/22 21:00 ID:JpQmDUkj
>5です。
どうやら、タイトルバックの格好いい、
モダンジャズとアクロバティックなカッティング、
何よりハンドカメラが神経質くらいグルグル回った時期が
お好きみたいですね。
 ボクも「狂った果実」のほとんどは、蔵原チーフ助監督が
撮られたという挿話は聞いています。
 確かに、バルクローズの「唇からよだれ」や、
誰だっけ「墓に唾をかけろ」より、上は認めますがね。
8 名前:名無しのAA書きさん 2003/07/22 22:17 ID:CUcViU0t
>6です。
>3で書いたことが、欠落しています。私のマニフェストですので、あらためて書きます。蔵原作品は、
憎いあんちくしょう、硝子のジョニー、狂熱のデュエット、
何か面白いことないか、俺は待ってるぜ、銀恋、
愛と死の記録、タイトル忘れ、浜田、吉行和子、吉永小百合の作品、メキシコ無宿とうとうであります。
 あとフランスのヌーベルバーグとの比較ですが、そりゃあ、
蔵原が先ですし、ショットは断然上です。
 お若いのに、昔の映画をよくご覧になられており、
どうせ二人でしょうから感心します。
9 名前:名無しのAA書きさん 2003/07/22 22:23 ID:CUcViU0t
>6
age
10 名前:名無しのAA書きさん 2003/07/22 22:24 ID:CUcViU0t
>6デス。
ageスマソ。
0121この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 01:21ID:9wTZO+63
11 :名無しのAA書きさん :2003/07/28 23:15
主宰者から一言。ネチケット違反なら、お許したもれ。特定の専門的知識を持つ方からの、投稿が多いのです。
これでは、一方通行ですから、レギュラーはそのままで、他の方は、専門性など関係なく、コメントをお願いします。
ただ、今の流れである時系列で作品吟味は分かりやすいし、進行上按配が良いと思います。
 これは、私的事情もありますので、ご異議ある方は遠慮なくご投稿なせませ。
12 :名無しのAA書きさん :2003/07/29 01:07
主宰者のコメントあれど、矛盾しないから一発。つぎは、「第三の死角」でんな。
やっと、書ける内容を満たした作品であーる。なぜなら、ミステリ映画でござる。
サスペンス醸成からアクションへの移行もスマート。「紅の拳銃」に垂水悟郎あれば、こちらはギャング専科の
深江章喜あれだ。原作、小島直紀。 俳優は葉山良二、長門裕之、そして天下の二枚目の
森雅之が黒幕。蔵原の力量はB級(メインでなくサブ)なら、好き勝手ができる。ここに、「俺は待ってるぜ」「霧の」以来、
久々の可能性を感じたのだ。
13 :名無しのAA書きさん :2003/07/29 01:14
 思いつきだけど、蔵原選出はローコストで、
スター映画でない方が輝いていた気がする。 多分、あたりでないかい。
14 :名無しのAA書きさん :2003/08/08 22:25
なんだよなんだよ、俺が東京にいったら、皆さぼってヤンの。きたねー。
15 :名無しのAA書きさん :2003/08/08 22:34
デモね、お当番は貴方だようん。その次の、「海底から来た女」の映画評こそ買いたいもん。お努めに、励めてよ。
0122この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 01:33ID:9wTZO+63
16 :名無しのAA書きさん :2003/08/08 22:58
うう、次作は石原ポエムの「鱶女」でっか。
じゃ仕方ない。「ダイナマイトに火をつけろ」を書く。
 でもこれ、小林旭とは初めて。アクションは
裕次郎よりはるかに、運動神経よろし。 本は池田一郎(=隆慶一郎)だし、案外、評価ですよ。
ちょっと、作家的不調(興行ヒットだが)がながかったからね。有体にいえば、ゼネコンアクションでしょ。
 そういえば、池田一郎はなんで、中央大助教授を辞めてまで、ホンヤになったのだろう。結果、正解だった。
夭折といってよいとおもうけど。このアクションは、かなりダイナミックでした。感動だよ。
 池田氏は増村監督で、寺内の「スプリンター」のホン在ったね。
 あの安田道代(当時)もよかった、よかった。
17 :名無しのAA書きさん :2003/08/09 03:47
さー来た、「海底から来た女」。やっと来た。本題のまえに、上のお人、ゼネコンアクションだと(w
だったら、「風速40米」こそ、ゼネコンアクションだべ。「海底から来た女」は原作、脚本とも慎太郎。
音楽は黒澤組の佐藤勝(狂った果実もそうだっけ)。私は原作「鱶女」新潮文庫所収(文学界発表短編)先行です。
世に石原文学がおきらいな方、多々あれど、これだけは別。なぜなら、ファンタジーでメルヘンだもんね。
もう一つは、川地民夫主演てこと。彼は、石原兄弟のお隣で、当節風に言えばバシリだと思うけど、蔵原作品での彼の存在は
凄い。詳細は後日述べるとして、なにせ「狂熱の季節」の主役だもの。彼かルリ子が出ると、監督も、とばすとばすです。
今回は、鱶の精(化身)を筑波久子が演じてる。まだ、少女。だけど、扇情的だった。胸は髪の毛で覆い、
腰はワカメを巻いただけ。それで海底を泳ぐのだから、まーあ、セミヌードでしょう。
お話は生きた魚をそのまま齧る少女(映像では暗示だけ)。その少女に対して、
性衝動を我慢できなくて、そのはけ口を少女へ求める若者(太陽族)たち。
そして若者達は、なぜか必ず復習され皆、死んでゆく。川地少年はあくまで、プラトニック。少女との性的
繋がりはないが、深い心の交流がある。最後は鱶の化身たる少女はモリで突き刺され、
川地少年は彼女の正体を知りながら、その愛惜から海の墓場へと向う。その結末は、、、。
この映画はミステリ、太陽族、禁欲、メルヘンがミックスしているため、ミステリマニアのエチケットとして、
結論は控える。慎太郎が脚本家としても有能であるのは、この作品、狼の王子(蔵原作品でない)で立証された。
18 :名無しのAA書きさん :2003/08/09 22:30
上のお方も、手抜きじゃ。
脚本は慎太郎だけでないよ。蔵原弓弧があるじゃろ。この蔵原弓弧が謎なんだな。知っていて省略したろ。
蔵原弓弧なるお人はある説では、宮城野由美子という噂を、知らぬとはいわせん。
宮城野由美子は宝塚のお嬢さんですばい。清楚可憐なお方じゃ。蔵原監督の細君たい。
よいか、弓弧=由美子であれば、細君のコミットの有無を考察せよ。
 ワシの番は、「地獄の曲り角」でありんす。
 よいでっか、これからの7−8年が監督のピークじゃ。B級の中のA級。鈴木清順は、多分歴史的過程で風化、
遺憾だが神代、藤田も同じと見る。深作もダメ。蔵原は残る。ただ、晩年が早過ぎた。多分、8年間で極点にたったと思う。
 さて、今回の「地獄の曲り角」は、ネットでも誤りだらけ。つーのは、馬場当脚本と記述する誤り、ネットでは散見す。
実は、山田信夫と今平(今村昌平)の合作ですけん、よかたいね。今平は蔵原さん同様、松竹から日活へ引き抜かれくみだ。
よかと、今平の師匠の川島雄三もそうじゃ。西河克己もそう。原作は藤原審爾、娘は今の藤真利子たい。
 このシャシンは、社会派ミステリでござる。葉山良二主演、南田洋子(性典物の嚆矢たい)、
稲垣美穂子が初々しい。
 正直、あまり印象がないが、映像はダイナミックであった。それは、残像として残っている。
 この後の7−8年間の17作で、作家として壮絶な憤死、そして超娯楽大作で灰の中から復権するが、ワシは無念じゃ。
 監督もそうであったと思うが、この17本マジで議論しよ。
0123この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 01:40ID:9wTZO+63
19 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 00:18
「地獄の曲り角」は、うろ覚えだね。作品の質は悪くなかった。晩年が、相当失速だから
相対的には褒められるべきでしょ。書きにくかったろうね 次は、大江先生の「われらの時代」だし、
それは序の口で、蔵原黄金時代だもん。くだらんのは、17作の中で2作だけでしょ。
 皆、胸突き八丁、マジ、カキコしよう。
20 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 17:32
大江原作、白坂依志夫脚色の「われらの時代」でござーい。公開は1959年、この年蔵原監督、年5作のペース。
ちょうど60年安保の一年前だ。この頃は、石原慎太郎主宰のグループは、
大江健三郎、江藤淳、羽仁進、大島渚、寺山修二、武満徹、浅利慶太など錚々たるメンバーで形成されていた。
もちろん、みな安保反対論者で、一番過激であった。これは終戦の時の年令で、区分されるという。
丸山真男は30代、三島由紀夫や吉本隆明は20代、石原らは10代であるから、直接的な戦争参加はない筈だ。
石原と大江が袂を分かつのは、60年代以降である。尚、脚色の白坂依志夫は、大島組の田村孟、石堂淑郎たちと
較べると、繊細で作家寿命こそ短かったが、慎太郎物の究極「完全なる遊戯」、同じく「素晴らしい悪女」
(恩地日出夫監督)=これぞ和製シネマベリテで、団令子に本当に牛を殺させようとしたとか、話題になる。
他に、大江の「飼育」(大島渚監督)、「白昼の襲撃」(慎太郎と一橋大学で同窓の西村潔監督)あたりまで活躍、
1970年以降は失速していった。マクラ長すぎ。主役の長門裕之は大学生で、同棲中の女がいる。
弟の小泉静夫はジャズバンドに入れ込んでいる。そして弟のたのみで、クラブ歌手の吉行和子にフランス語の家庭
教師となる(このへん東大仏文の大江とダブる)。長門は懸賞論文で入賞して、パリ留学の夢がある。
弟はトラックで、日本中のバント演奏の旅を夢見ている。そのうち、長門は弟が同性愛である事を知り、衝撃をうける。
一方で、吉行と関係し妊娠させてしまう。しかし、吉行は結核となり、長門と無理心中を図るが、未遂に
終わる。こうした物語進行の背景として、60年安保直前の学生運動やコミュニストなどが
背景として描かれ、死ぬ気にもなれない長門は、深い閉塞感のなか、いきてゆくというお話。
 あたしゃ思うんだが、故田山力哉も書いていたと思うが、蔵原の出生はインドネシアのボルネイでしょ。
 デビュ−作「俺は待ってるぜ」から、一貫しているのは、「何かを待つ男」であり「外国願望」「日本脱出」がある。
このさき「メキシコ無宿」「憎いあンちくしょう」であれ、後年の数々の駄作「栄光への5000キロ」、
「雨のアムステルダム」、パリダカール、南極まで行ってしまうもんね。
 それが、タイトルバックのモダニズム、モダンジャッズのセンス、即興感覚(インプロヴィゼーション)、
外国映画風の映像と深いところで切り結ばれていると思う。


21 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 18:02

この後、投稿されるお方へ

今のスレ進行は無視してください
蔵原はんばかりでなく、「紅の翼」(=ワシも大好き)でも、
何でもありですよ。


22 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 19:18

蔵原は、大好きだったが、やはり『銀座の恋の物語』『憎いあンちくしょう』『何か面白いことないか』あたりが最高で、『執炎』とか『愛の渇き』などになると相当に息苦しい感じがしたね。
『狂熱の季節』とか、その前だが『われらの時代』などは、どうもついていけないね、という感じだった。

この辺から日活全体がおかしくなっていたんで、60年代前半ののびのびした解放感がなくなっていたように思う。

『紅の翼』を最近見直して、当時の「日活と裕次郎には何も不可能はない」というような力を感じたね。


0124この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 02:22ID:9wTZO+63
22 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 19:18
蔵原は、大好きだったが、やはり『銀座の恋の物語』『憎いあンちくしょう』『何か面白いことないか』あたりが最高で、『執炎』とか『愛の渇き』などになると相当に息苦しい感じがしたね。
『狂熱の季節』とか、その前だが『われらの時代』などは、どうもついていけないね、という感じだった。
この辺から日活全体がおかしくなっていたんで、60年代前半ののびのびした解放感がなくなっていたように思う。
『紅の翼』を最近見直して、当時の「日活と裕次郎には何も不可能はない」というような力を感じたね。
23 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 20:11
感想です。先ずその前に、追悼からの転送をおゆるしください。無断ですから、お怒りは覚悟です。
 ご指摘はよーく理解できます。B級プログラム・ピクチャ-から、A級文藝調はいっぱい、いっぱい、という指摘で、
B級を基盤としたA級志向が素敵で、純粋A級志向は消化不良で、何より楽しくないのでしょう。それは理解できます。つまり、らしくない感じで、重たいと理解しました。
 まーあ、好みはいろいろありましょう。転向時点で、蔵原は日活活劇の保守本流からはずれた。それは、正しい。
 日活のびのびは60年前半迄は、禿同です。吉永−浜田路線はその後からでしょ。でもまだ、おもろかった。とはいえ、日活アクションはその頃から下火ですね。
 何故なのか、疑問です。五社協定の崩れも関係あり?さて、「紅の翼」は中平康ですね。助監が松尾昭典、西村昭五郎で強力です。スチールだって、斉藤耕一で、後の「旅の重さ」「津軽ジョン」そして、映像派での作品多い。
 裕さんは副パイロットでしたっけ。原作は菊村到で芥川賞作家から、推理作家への移行途上でしたね。お相手は芦川いづみで、わたしは、この人好き。「あいつと私」も良いが、何といっても、「憎いあンちくしょう」をはるかに超えた「硝子のジョニ−・
野獣のように見えて」はご覧になられました?珠玉の絶品です。これは1962年公開ですから、日活の乗りもまだいい。
 紅の翼には、清水まゆみがチョイ役で出ています。まーあ、中平美学は「闇の中の魑魅魍魎」では、ウンザリですが、「月曜日のユカ」から「泥だらけの純情」まで大好きでした。彼、倉本聰の大先輩の東大美学でなかった
かしら。「狂った果実」の時、慎太郎とトラブルがあったみたい。晩年は、早稲田の側で、雀荘やってたと聞いた。
0125この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 02:35ID:9wTZO+63
24 :名無しのAA書きさん :2003/08/10 22:01
『夜明けの歌』は悪くなかったと思う『俺は待ってるぜ』は、よく見ると小品という感じだが、とてもいい。この才能を抜擢した水の江滝子は凄い。
 最近、田村孟の本を読んだが、舛田の『赤いハンカチ』は実は、田村と森川英太郎が書いたのだそうだ。そう言えば、『狼の王子』や『競輪上人行上記』は、この二人が書いている。
 蔵原も、山田信夫だけではなく、他の才能ある脚本家と組んだ方がよかったのではないか。”憎い”の頃は、永六輔や小林信彦あたりも周囲にいたようだし、その辺りの才能の結集がいい映画を作るのだろう。
 裕次郎は明らかに、永六輔である。
25 :野々山 :2003/08/10 22:22
 さて「俺はまってるぜ」はまったく、同感です。デビュー作にすべてありというけど、瑕疵多いが
華麗なアクロバットと較べ、地味すぎと当時は思った。今となると、あれは完成度は高かったとおもう。
 漏れは、蔵原-山田をセットとして見ていた。中原弓彦(=小林信彦)であれ、長部日出雄であれ、
多様なタレント(=才人)との可能性はありましたね。永六は天才ゆえに、蔵原とはコラボ可能だけれど、
であれば音楽も全盛期の八大も可能ですが、当時の日活の江守との関係はね、ターキーさん大変だよ。
0126この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 02:40ID:9wTZO+63
26 :名無しのAA書きさん :2003/08/11 00:32
ボクにとって、「夜明けのうた」はなぜか、わすれなれない。ま、メロドラマといえば、それまでだけど、
正しく「終焉」と「愛の渇き」の間にサンドイッチされた作。 おそらく、一番、ルリ子が美しかった頃です。
 相手役の浜田光夫も、眼病の松原智恵子も初々しい。ミュージカルスターのインサイドストーリーというのは、
賛成できないな。脚本山田信夫、撮影間宮義雄。私事だけど、友人が二宮在住で、小田原のドライブインには、
よくいったものだ。車が真紅のサンダーバードであったような。土地勘ありで、舞台ミュージカルは当時ご贔屓の松木ひろし、
みたけど内容忘れ。松木氏はプロでは、評判悪し。若い、といっても、番組編成部長から転進と聞いた。
小林信彦氏あたり、ベコベコにヒッチ編集者時代に、
お書きになられていた記憶ある。あとは、夜明けのうた」岸さんとたくさんの曲です。
私は、この映画は、フランス映画の気分で観た。
27 :名無しのAA書きさん :2003/08/11 00:38
また、チョンボです。お恥ずかしい。>26終焉→執炎でした。あしからず。
28 :野々山 :2003/08/11 01:15
あんまり、枠を広範にしすぎると、主宰者の見識が問われそう。でも、ベースは蔵原監督や日活であればね。
また、別でも埋もれれた小佳作の話題は大歓迎ですよ。かなり自作自演だったから、動き始めたら、
皆様、ご自由に。但し、煽りや荒らし行為は、>>1の精神は守ってチョ。それだけ。
0127この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 02:47ID:9wTZO+63
29 :名無しのAA書きさん :2003/08/11 15:40
「ある脅迫」は「硝子のジョニー」と並ぶ蔵原(33歳)の埋もれた屈指の大傑作でござーる。この作品を序章
として、この後の5−6年が彼のピ−クである。原作は玄人好みのミステリ作家多岐川恭。
正統派サスペンスであり、フランスのフィルム・ノワールの味わい。J.P.メルヴィルににているという論評が
あるが、テイストが全く違う。それだったら森一生でしょ、メルヴィルそっくりさんは。森も別な味があるし、
「ある殺し屋」が似てただけか?おっと、脱線、脱線。こういう作品(65分)、つまり本当の添え物だと、
彼の実力が示される。チェックが甘いしローコストだし、プロデュ−サ−だって、
そのあたりおおらかだったんでしょう。さて本題、金子信雄vs西村晃の確執、短いカットバックを積み上げ、
その表情がパッパッと鮮やかに映し出される。この画面構成と切り返しの妙。抜群の切れとセンスを感じた。
ネタ割リになるので詳細は控えるが、ある伏線が演技と重層して、演技が伏線となる。
そして、ラスト数十秒であっと驚く、サプライズ・エンディング。ゾクゾクものですぞ。堪能でした。
30 :名無しのAA書きさん :2003/08/11 16:19
田村孟の思い出。鈴木清順が日活解任事件の頃だった。新宿ATGから清順解任の抗議デモがあった。
私も後をくっついて行ったら、お隣、禿オヤジが田村孟だった。私の時代では、田村孟はカリスマ的存在だった。
>>24
そうか、舛田利雄の「狼の王子」は、田村孟の合作だったんだ。日活も書いてたんだ。
長谷川和彦が相米が死んだ時に、田村孟へのレクイエムというか、オマージュを捧げてる。
彼は絶対、人を褒めたりしない人だとおもっていたけど、かなり傾倒したみたい。数行だけど読むねうちはある。
お暇な方はネットで田村孟だけで検索してみてください
0128この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 02:59ID:9wTZO+63
31 :いじわるじじい :2003/08/11 20:08
カメラの間宮義雄ってどういう人だったのでしょうか。蔵原以外では余り見ない。小林信彦の本で奥さんが洗濯屋をやっているという記述があったが、その性で余り仕事をしなくても平気だったのだろうか。その経歴等を教えてください。
『野獣のように見えて』最高ですね。もう20年くらい前にオールナイトで見たので、かなりあいまいな記憶だが、硬質な画面がよかったと思う。この頃がピークだったのではないか。
32 :名無しのAA書きさん :2003/08/11 22:43>>31
間宮義雄は長年の蔵原組です。私、愚かですが、「道」も(1986)も劇場で見た。
アンリ・ヴェルユイヌ監督「ヘッドライト」のコピーは承知の上。アルヌールは藤谷美和子、ギャバンは仲代でした。結論は、いうまでも無く、蔵原の空前の駄作でした。しか
し、撮影は間宮であり、これだけはひっそりとて、孤独で寒そうな画面構成はなかなかでした。
 さて、ご質問には、即答できないのでネットでも調べました。ご存知のように、1955年の未成年(井上梅次監督)が、撮影の初めで、唯一ご報告できるのは、もうご存知でしょうが、「月下の若武者」でディアリスコープ・レンズを使用、
日活スコープの第一作となったのを知った程度です。お恥ずかしいが、蔵原のピークの映像は、全て彼でした。金宇満司ではないのです。中井朝一と間宮の関係もよくわからない。スマソ、ユルシテ。
33 :名無しのAA書きさん :2003/08/12 00:50
 このスレは楽しいから、かつて数回だけ投稿したんよ。とにかく圧倒的な蔵原ヲタさんがマジメで、批評眼ありで、殆どの映画はご覧になられているみたい。その上で、データ主義的にネット情報も取り入れて映画史的に紹介され
るお方が、おられる。正統派飯島正だな。蓮實のような腐れ者とはちゃう。これには心底感謝。尊敬だね。これからもお願いネ。だけど、アッシはリアルタイムで観たのは、キタキツネ物語以降くらいから。曖昧で間違えても
許されるみたいだし、飯島権威の方も容認、もしくは、チャットしてくれるから、自由にかこ。細かく調べたら、何も書けないし、
じっくり吟味していたら、あっしは75才くらいでなければならないよ。(W
 全ては、草月シネマテークやら、フイルム・センター、当時の文芸座、横浜、ギンレイでしょ。あと,SRの会、映画の友の会くらい。アッシは、双葉先生、命だもんね。そうでないと、私は古希越えでつよ。
だけん、オーソドキシーは尊重しながら、軌道を逸脱して、お気楽に書くことにシマソ。サイワイ、管理人さんのストップは無いようだから、アッシは自分の思いつきで書かせてもらうよ。今、流行のマニフェストです。
0129この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 03:07ID:9wTZO+63
34 :名無しのAA書きさん :2003/08/12 12:35
私も調べたけど、間宮義雄氏は謎が多い。でも、情報はネットからは拾えなかった。
浅丘ルリ子(芦川いずみ)を最も魅了的に撮影した人=蔵原 + 間宮 のコンビ。
>>31 質問の答えになっていない。sumanai.
35 :名無しのAA書きさん :2003/08/12 16:45
「狂熱の季節」について私見を述べる。原作:河野典生、脚色:山田信夫、撮影:間宮義雄、
音楽:黛敏郎のスタッフ。河野典生は生島治郎、結城昌治、三浦浩と並ぶ正統派
ハ−ドボイルド作家で、より文学的芳醇の香が高い。この作品は全作品を通じて、一番ヌーベルバーグの影響が
色濃い。従って、プログラム・ピクチャーの枠組みの中で独自の前衛性を巧みに収斂させた「憎いあンちくしょう」
と似ていながら、より突出しており、映像もアナーキックですらある。ここが評価の分かれるところである。
 川地民夫と郷えい治(宍戸錠の弟)は少年鑑別所出身。外人相手に売春をしている千代侑子を救い出す。
川地を鑑別所に送り込んだブンヤの長門裕之と長門の恋人松本典子を探し出す。
川地は松本典子を強姦し、妊娠させる。郷は千代と関係し、暴力団組員となる。
千代は長門を誘惑し、恣意的に妊娠させる。一方、郷は暴力団の大幹部と刺違えて、死んでしまう。
松本は川地に殺意を抱くが、軽くかわされる。そして深い虚無感の渦の中で、川地と千代は感傷とは無縁に
不敵に笑い続けるのだった。以上があらすじである。
 この物語は、慎太郎の「完全なる遊戯」に似て、およそ不道徳である。一切の感傷を排除している。かくも、
アナーキーなのは芸術たりえるか?川地はかなりアブっぽい。ひ弱で華奢であるが端正な顔は無表情で、実に酷薄である。今日的にいえば、
どこか壊れている感じが、何ともリアルだ。そういえば、「野獣の青春」ではオカマのヤクザだった。
 好みはともかく、前衛性では、清順を凌駕している。また、この映画のような鮮烈で華麗なタイトルバックの日本映画
は、今もって知らない。映像とビーバップ(ジャズ)がこのように見事に融合させた映画も知らない。
 大人は判ってくれないと同様、ラストはストップモーションで終わる。
0130この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 03:20ID:9wTZO+63
36 :名無しのAA書きさん :2003/08/12 22:33
ここって、オモシロ−だけど、かなりジサクジエンで、維持されてると思う。
流れは、一人の専門ヲタが映画史的流れを作っている。もう一つは、主宰者>>1の当初のコトアゲを白紙還元して
普通のスレとしようとする動き。喧嘩ではないっしょ。前者は面白いし、勉強になったデス。後者は、失礼かもしれないが、高齢者社会みたいで、ちょっとたじろぐとこがあるんだよね。
多分、自分だって若僧だもん。カキコするけど、後者は短文で。
37 :名無しのAA書きさん :2003/08/12 22:50>>36
↑に禿同でつ。漏れは「狂熱の季節」は42ネン遅れで観た。鳥肌デツ。
38 :いじわるじじい :2003/08/13 07:59
「狂熱の季節」は、封切り時に見たが相当におかしな映画だった記憶がある。地の焦燥感のようなものが異常な気がしたね。これは「われらの時代」もそうだが。「われら  」は、主演の少年がひどいこともあるが。
当時あった渋谷のジャズ喫茶のデュエット(今は壁の穴の隣の風俗店になっているところだと思う)が出てきたり、渋谷川を彷徨したりはとても面白かった。当時、全く評価されなかったと思う。これは、プロデューサーは誰でしょうか。やはり、大塚和か。
この人は凄いね。日活の問題作は大抵この人。後に「祭りの準備」なども作った。
39 :名無しのAA書きさん :2003/08/13 14:18
「狂熱の季節」は企画山本武、製作日活となっている。企画と製作は区分されてた。さて、山本武はネット検索では、凄い人だったのだな。
松竹の製作では、小津の「晩春」「東京物語」「麦秋」渋谷実では「てんやわんや」「自由学校」など多数。
日活に移り、製作は川島雄三の井上靖原作物全て、「幕末太陽伝」など。企画と製作の違いは、セルズニックのように権威を会社が握るという意味か、逆に監督に権限付与なのか不明。教えて?
「祭りの準備」は中島丈博渾身の力作のホンにつきる。映画に釣られて、四国の小京都の中村まで、20代に旅した。
真夏の四万十川をトンボが飛び交って、子供達は泳いでいたよ。清流で、穏やかな川だわ。鰻もおいしかったよ。
 さて、映画もよかった。若き日の竹下景子は野暮ったかったけど、だから初々しかった。竹下が犯されるシ−クエンスは、かなりエロい感じ。痛ましい感じがあって、余韻残っている。
続編というか、リメイクっポイ中村近作は、かなりパワ−がおちてた。>>38「狂熱の季節」の認識はある意味で見識であって、合点もゆくが、私はその焦燥感にのめりこんだ口。
0131この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 03:35ID:9wTZO+63
40 :名無しのAA書きさん :2003/08/13 17:42
>>35「完全なる遊戯」は「完全な遊戯」の誤りです。原作と舛田映画は、かなり違っているので、記憶を頼りに慎太郎原作について記す。当時文壇では不道徳の権化とする陣営と真の前衛であり
日本にヘミングウェー現るとする陣営が徹底対立した。
 ある雨の夜、若者数名の乗る車がハイスピードで疾駆する。折からの雨と深夜の視界の悪さも手伝って、事故で若い女を怪我させてしまう。若者達は警察沙汰を恐れ、彼らのアジトへと女を車で運ぶ。
そのうち、若者達は女が知的障害者(原作は差別用語使用)である事をしる。して、主人公を含めて、皆で女を輪姦する。女はされるがままで、ボロボロになるが、どういうわけか、主人公の男を好く。性描写は客観的に書かれ、
「この女は腰を使うようになった」など、リアルに描写される。やがて、若者達はこの遊びに飽きてくる。そして、ある深夜、女を乗せた車は断崖へとひた走る。女と主人公は闇の断崖に並んで立つ。主人公はタバコに火をつけ、煙は闇の中をたなびく。
やがて、主人公はタバコを断崖からポイ捨てすると、タバコの火は闇夜を切り裂くように、糸を引いて落下してゆく。そして主人公は突如、女を断崖から突き落とす。
そして、「こんどの遊びは安くついたな」と一人つぶやく。以上である。これをハードボイルド(ヘミングウェーの殺人者もどき)や不条理ととるか、まさに残虐そのものととるか、原作にあたられたい。
ほかに、全編をジャズのメロディーにのせた即興詩で書かれた「ファンキージャンプ」もお暇ならどうぞ。
41 :いじわるじじい :2003/08/13 21:20
『完全な遊戯』は題名だけもらい、話は全く違うと最近出たDVDで舛田利雄が言っている。なかなか面白い作品である。
0132この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 03:42ID:9wTZO+63
42 :名無しのAA書きさん :2003/08/13 21:35
「破れかぶれ」実は、この映画を観ていない。原案:山崎巌、脚本:山田信夫、阿部桂一、
撮影:間宮 音楽:佐藤勝、スクリプター:斉藤耕一 
GOOから検索のおおよそは、川地民夫と渡辺美佐子の
任侠メロドラマみたいな印象だったよ。
つまり、バーのマダムの渡辺が川地に尽くしに尽くし、
川地もそれに応えようとするが、いつも横槍が入り、
その誤解の累積で、
最後の出入りに赴く任侠の世界って感じ。
観てないし、観れないから、ご勘弁。余談だけカキコ。
原案の山崎巌は、
脚本家では斉藤武市監督と名コンビで旭の渡り鳥シリーズを確立
、その原案は元自民党最高顧問の原健三郎氏。
阿部桂一は、蔵原作品では、「ダイナマイトに火をつけろ」で、
池田一郎と共同脚本。
この作品でも、
蔵原の
コスモポリタニズムは半端ではない。再確認した。
0133この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 03:58ID:9wTZO+63
43 :いじわるじじい :2003/08/13 22:32


『夜明けの歌』も、岸洋子が出て来るのに対して浅丘ルリ子が「岸洋子なんてなによ」というあたりだった。
こういう批評的センスは、西村正五郎の「涙くん、さよなら」でも、本郷淳扮するテレビ局のディレクター等が「何がジョニーだ」などと平気で悪口を言うようなところだった。
これは、倉本大先生だったか。
倉本と蔵原は、やっていないね。

42
原健三郎は脚本なんか一度も書いていないそうだ。
日活の堀久作は、政商だったので何かの取引だろう。
名前を出し脚本料と言う名目で政治献金をして、何かの見返りをもらうというような。


0134この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:00ID:9wTZO+63
44 :名無しのAA書きさん :2003/08/13 23:10

>>43
倉本と蔵原は一度だけある。
蔵原は多分、最後の本気だったと思う。
「海へ see you」(1988)。
本当はこれが、蔵原の最後の挑戦だと思う。
予算は大幅オヴァー、宣伝できず、ギリギリの公開だった。
興行は当然、大コケ。
私はこの作品、破綻だらけだけど、「栄光への5000キロ」より、
評価する。断片的だが、往時の光彩と映像があるよ。
 いしだあゆみのハイヒールが脱げた群舞、
桜田淳子と健さんの絡み、バタ臭くてよかった。
ま、演出のダガがヌルくてネ、老残だけど、「南極」の段階で、
心臓ガタガタだから、死を覚悟で望んだのだよ。(後日談)
 東宝がもう少し寛容だったら、なんてね。
これは、贔屓の引き倒しであって、
若手新人は一作だけの評価で討ち死にだもんね。
お暇があれば、あなたには見て欲しいな。


45 :名無しのAA書きさん :2003/08/13 23:42

>43
そうですか。それは、おみそれしました。
何分、視野狭窄なので、サンクス。


0135この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:08ID:9wTZO+63
46 :名無しのAA書きさん :2003/08/14 03:05
「この若さある限り」(1961)、原作:石坂洋次郎「夏の陰画」、
脚本:岡田達門、撮影:間宮、音楽:真鍋理一郎

 高三の浜田光夫と吉永小百合の家はお隣。小百合は浜田が好き。浜田は古文の女教師吉行和子に夢中。そして、浜田は
吉行先生にラヴレターを書く。そして翌年、浜田も小百合も、大学合格。吉行先生には、大学講師の内藤武敏の婚約者がいた。
吉行先生は内藤には体を許していない。そして、吉行先生も浜田の激情に押し流されてゆく。浜田は、夏休み、銚子へ
一人旅に出た吉行先生を追い、暑い夜、吉行先生の宿で、蚊帳の中でお互いを求め、二人は激しく抱擁する。なにぶん、
慣れていない為、蚊帳が乱れ、もつれ合い、落ちてきた蚊帳に
浜田は絡まり、吉行先生は笑ってしまう。
傷ついた浜田は夜の大雨の中、海に向かい走り吉行先生も後を追う。吉行先生は浜田に告げる。
「私たちは肉体が求めただけ」。それは違った。肉体を求めたのは内藤婚約者であり、吉行先生と浜田は精神世界での繋がり
からの求めであった。
やがて秋が訪れ、吉行先生は内藤婚約者と結婚を決意、浜田と小百合も仲直り。エンディングは並木道を浜田と小百合が
並んで歩くが、浜田の心は鬱屈していた(ハズ)だ。
以上があらすじである。

何分、中三の頃、テレビで観たので記憶が曖昧な部分は、
濱崎博照(1997.5.24)の要約で補整している。
 さて、多くの人は蔵原にしては平凡という。アッシには、青春の入り口での衝撃であり、レクイエムでもある。もう一つ、
この作品は、浜田主演で小百合は完璧なまでに脇であることに留意されたい。監督の意図は、浜田ー吉行ー内藤のトライアングルが
演出主眼であった。
小百合抜きであれば、よりよきホンに叩けたと思う。
モノクロであるが、浜田熱演、吉行先生がミスキャストという説もあるが、それ的外れ。
そういえば、早稲田小劇場(2F)の下の喫茶店モンシェリで吉行さんをお見受けしたが、それはお美しかった。
この映画は、田園調布近辺ロケだと聞く。当然、駅も出てくる。
 最近、横浜シネマ・ジャックや銀座でも観れるみたい。もっとリアルにという人もいるが、40年前の映画です。
私にはとても衝撃的で、淫靡でありました。
 もう一度観ようとは思わない。イメージ壊れるから、、。


0136この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:11ID:9wTZO+63
47 :いじわるじじい :2003/08/14 09:06
46
この作品での浜田と吉行との濡れ場については、浜田光夫の「言っちゃおうかな」(日之出出版)に出ているが、蔵原にすごくしごかれたそうだ。
蔵原のしごきは、有名で「南極物語」でも高倉健を驚かせたそうだ。
48 :名無しのAA書きさん :2003/08/14 11:46
>>49
資料豊富なんだね。浜田に本があるのしらなんだ。
彼は今、酒太りだけど、あの事件が無きゃね。
アレだって、葉山良二に連れて行かれた酒場で、
巻き込まれての事故だって聞いた。再起不能説が濃厚だった。
事実、空白1年、もともと二枚目で無い。
個性と雰囲気の人。再起作ではもう華など、なかった。

葉山は評判悪い。芦川いづみもボロボロだったし、
藤竜也と結婚する時、裕次郎は心底喜んだんだそうな。

蔵原しごきは、吉永が「愛と死の記録」の時にふれて、
「監督は意地悪だった」と露骨にいっているみたい。
優等生の吉永らしくないから、何かあったのかな。
なんてね、芸能ネタで失礼草々。


0137この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:14ID:9wTZO+63
49 :名無しのAA書きさん :2003/08/14 19:33

次はおいらのの番だよな。
「海の勝負師」だよね。
一日か2日、時間かしてよ。
準備できていないのよ。お願い。


50 :野々山 :2003/08/14 20:16

ヨタヨタしながら、どうにかここまで来ました。快挙。
一応、主宰者(のつもり)の私は、感謝、感謝です。
蔵原監督の全山脈を視野に入れると、総まくりの三分の一位
になりました。自称「いじわるじじい」氏他、数々の匿名の方
のコメントに感謝します。
 実際、主宰者には、なにも把握できないことが、スレ立てで
改めて知りました。全ては管理者が守秘義務をもって
運用されている。これを痛感できました。
管理者の方へ御礼を申し上げます。
#そこで、とりあえず、2日間はインターミッションとします。
その間、>>49は静養してください。
 我々はかなりのヴォリュームとなったこのスレの再吟味を
個別具体的でも、総論的でも遠慮会釈なく総括しませんか。?
 そもそもは、自作自演から出発した出自があり、
今後の宣伝で、もっともっと、各方面からご意見を賜りたく、
主宰者自ら、メッセージも出しています。
 然し、勧誘や誘導はいけません。
 では、残暑の見舞いのときでありますが、それ故、
雑談等、諸般にわたり、自由闊達にご歓談下さい。
それでは、お時間が宜しいようで、、、。


0138この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:17ID:9wTZO+63
51 :名無しのAA書きさん :2003/08/15 21:40

場つなぎだけど、段取りしたように話シヨ。
あらためてw),

助監督時代は、松竹だったね。


52 :いじわるじじい :2003/08/15 21:57

38は「狂熱の季節」ではなく、「黒い太陽」だった。
「狂熱の季節」にも、デュエットは出てきたと思うが、渋谷川を彷徨するのは、「黒い太陽」だった。最後は、黒人兵がアドバルーンに乗って空に行くシーンで終わりだったと思う。
この主題歌の「黒い太陽うー  」というのは、いまだによく憶えている。誰の唄だったっけ? ただこの曲は、ジャズというより、ドドンパという感じだったね。


53 :名無しのAA書きさん :2003/08/15 22:55

当時、松竹大船は新人がかなりきつい感じでないの。
エースや巨匠級は木下恵介、小津安二郎、
吉村公三郎(松竹→大映)、大曽根辰夫(京都)、渋谷実、
中村登、家城巳代治、そして川島雄三がいたよ。
そして、職人作家では大庭秀雄、佐々木康がいた。
だけど、後は頂けないレギュラーがかなりいた。
たとえば、岩間鶴夫、佐々木啓祐、原研吉、高木孝一、
冬島泰三(京都)瑞穂春海、小阪哲人、芦原正などなど。

結局、松竹は玉石混交の監督予備軍のバブルだった。
その上で、助監督にはスクリプター兼務で編集を、
オブリゲーションとした。
シナリオが書けないと、監督には昇格させないというシステム
も確立した、先達の監督は書けない人いたのに。

このシステムは正しいけど、そこで1954年に日活製作再開や。
そりゃあ、西河克己、もう監督歴十分の川島雄三を筆頭に
助監督の中平康、鈴木清太郎(後に清順)、斉藤武市、
今平、蔵原など引き抜かれて当然や。
だって、清順の同期は斉藤武市、中平康、松山善三で、
蔵原の同期は、神代辰巳、松尾昭典だよ。
まして、蔵原は松竹京都だから、時代劇でしょ。
資料無いから、推測だけど、石原均とか賛太郎あたりに
酷使されたのでねーの。
打ち合わせたネタはこの程度。また、非公式に打ち合わせ、
カキコでゆこう。
不快に思われた方、我々はこの程度の力しかないので、
一応、楽屋裏だけは正直に書いたつもり。


54 :名無しのAA書きさん :2003/08/15 23:04

>>52
ご丁寧にアンガト。
でも、「狂熱の季節」と「黒い太陽」はホントの姉妹編なので、
セットで漏れも考えています。評論はその方が適切かも。
一応、今のまま、時系列で進行する分担の流れと、
我々みたく総花的(カッコよく言えばマクロの視点)が
パラレルなのは、カットバックみたいでいいんでない。


0139この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:20ID:9wTZO+63
55 :名無しのAA書きさん :2003/08/16 02:36

何でもかんでも書くのは、あなたの悪い癖。
秘すれば花、理解してる?無神経なんだからw).
お願いした件、調べてる。我々は本も何も無いから、ネット
だけど、これがいいかげんでね。ワシもこのスレで間違った。
1954年に、日活再開で、蔵原も移籍。
ワシも調べててみた、たまにはね。
1955年での「生きとし生けるもの」西河克己監督で、助監督
やってるね。原作が山本有三だから、西河らしいよね。
西河は松竹時代から監督であり、原→渋谷実→中村登に師事
していた。
ホンは橋本忍、助監督がチーフ中平康、そして蔵原、浦山
桐郎と、マジと思う豪華スタッフでした。映画は未見だよ。
1956年にも2作ある。
そして、紛れ模様になるのは、1955年に藤田敏八が日活に
助監督採用されるわけ。
1956年は、「勝利をわが手に」でさ、鈴木清太郎(清順)が、
監督デビューする。青木光一の歌謡映画だとさ。見てない。
脚本;中川順夫と浦山桐郎、助監督がチーフが蔵原で、no.は
いくつかワカランが藤田も参加したみたい。
なんと、田坂具隆が監修した(名目だけ)そうな。
あな、恐ろしいメンツ。
清順も渋谷実→中村登に師事、西河同様、松竹大船の保守本流
であったが、松竹時代は助監督のママであった。
 さて、藤田は蔵原か滝沢英輔に師事、
神代は蔵原か斉藤武市に師事したみたいよ。

で、次が「狂った果実}(1956)で、中平康の監督デビュー作品、
蔵原はチーフ助監督、中平、蔵原はともに、松竹移籍組で、
年令も中平が一才上であった。
「狂った果実」はフランスのヌーベルバーグへ、かなりの
インパクトを与えた。
 後年、蔵原自ら、有名なシークエンスは私が撮ったという。
原作・脚本の慎太郎もまた中平監督、独特なかたくなさアリ、
駅の改札をとびこえたりするシークエンスは、弟のアイディア
であるとのべる。その後の映像感覚からすれば、蔵原が
言っている事は間違いないと思われる。
 しかし、自分で言うのはらしくないし、語るにおつる気が
する。後、明日はあんたのばんだよ。任せたぜ。オヤスミ


0140この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 04:22ID:9wTZO+63
56 :名無しのAA書きさん :2003/08/16 16:59

故岡俊雄氏によると、当時、松竹には才能のある助監督が
大勢いて、早く一本立ちしたくてウズウズしてた。
しかし、助監督から監督になるには五年ぐらいかかる。
それを日活は二、三年でしてやると誘ったもんだから、
松竹から日活へと有能な人材が移籍した。
そして日活では若いスターがどんどん発掘され、
引き抜いた若手監督中心にが青春アクション映画専門のカラー
が打ち出されたわけだ。
ただね、日本は撮影所中心のシステムだから、
撮影所システムの衰退とともに、
松竹移籍組は日活から去っていったんだな。


57 :海の勝負師の話 :2003/08/16 23:05

皆スマソ。
おいらは観ていないのではなく、
正直、覚えていない作品は語りにくい。
イモかと問われるとそうじゃない。
では、どこがどう凄いのか、と問われたら返答できない。
先ずは、型どうりのご案内から。
出演;宍戸錠、加藤武、中原早苗、笹森礼子、中村是好、
藤村有弘、井上昭文、佐野浅夫など。
企画;ターキー、脚本;山田信夫、撮影;間宮、音楽;佐藤勝

 お話は、沈没した船のサルベージ作業過程で、
ダイナマイトが爆発したのがイントロです。
 宍戸錠は凄腕の潜水夫。先の事件から「卑怯者」の烙印、
港から港の流れ者となってしもうた。
そのやさき、大島行きの打診、喜んで承諾する。
 その過程で、アル中の潜水の神様が加藤武。カッコよいのよ。
 なにやら、遙かに遠くかすんだ月夜がただれてみえる。

 これ、今思うと、ギャビン・ライヤルの冒険ミステリに、
似た話がなかったっけ?否、あった。タイトル忘れたけど。
 笹森礼子さん、かわゆい。フォーカスとか、
女性週刊誌的な仕様は辞めよう、おいらも含めてね。


0141この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:27ID:9wTZO+63
58 :名無しのAA書きさん :2003/08/17 18:10
あっしは「嵐を突っ切るジェット機」でござーい。
原作;松浦健郎、脚色;星川清司、企画;高木雅行、
撮影;間宮、助監督;藤田繁夫(敏八)
 お話は、小林旭は自衛隊の曲芸飛行隊のメンバー。
兄の葉山良二は、父の代から引き継いだポンコツの
セスナによる家業を、三流のヒコーキ野郎達と細々とやりくりしている毎日。
そして、兄の葉山は麻薬輸送に手を出し、、、。
脇の話題から、星川清司との仕事は最初で最後。星川は眠狂四郎シリ-ズで有名ですな。
この作品は小林旭の航空アクションシリーズの4作目である。
渡り鳥シリーズだけでないのよ、これが。
この話はなんか、トップガンを先どりしていたような印象アリ。
ブルーインパルス(航空自衛隊唯一のアクロバットチーム)
もので、マニアにはF−86F(再塗装前)がみれるので、垂涎ものでしょうな。
当時のブル−インパルスの母基地は浜松基地。浜松から飛びたって、富士山を背景として、
編隊だけの訓練飛行の撮影が見事だった気がする。見所はセスナで逃げる悪者をジェット機での追っかけ
なのだろうが、ドラマのつくりに、かなり無理あり。
とはいえ、キムタクや堤真一のGL同様、旭の制服も格好よい。
マ、あの頃、空には夢があった。蔵原では凡作でしょ。
余談、あっし的には、「素晴らしきヒコーキ野郎」(ケン・アナキン監督)が好きだなあ。
石原裕次郎も出演してるし、ドタバタでもあり、のどかでもあり、ポエムもあった。
昔の空には、夢やロマンがいっぱいあったね。
59 :蔵原監督のピーク :2003/08/18 00:44
TO レギュラーコメンテータと各位へ  writtten by nonoyama
さてさて,これからが、正念場です。
蔵原のピークであり、本当に鮮やかな閃光の六年でした。
>>58以降、
1962年だけ、メキシコ、銀恋、憎い、硝子の四作
1963年、何か面白い、だけ一作
1964年、黒い太陽、執炎の二作
1965年、夜明けのうたの一作
1966年、愛と死の記録の一作
1967年、愛の渇きの一作

この時期は、寡作になりながら、蔵原は作家的な良心を遺憾なく発揮した。
皆、そう思う筈で、その後は下降線です。

ですから、ゆっくりで結構ですが、精緻に分析して批評、その吟味を皆で時間をかけて、
マジにしませんか?。ここがこのスレの要諦であり、僭越な言い分では、クライマックスだと思う次第です。


0142この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 04:31ID:9wTZO+63
60 :名無しのAA書きさん :2003/08/18 01:10

おはつです。
このスレのレギュラーって、お一人なのか?
数人で回しているって、ホンマですか?
さしさわりのない範囲で、教えて?
一人でやっていたら、異常なまでにマニヤック、
時間の制約のない人でないと、
年令も失礼ながら、かなりオジサンデショ。
摩訶不思議です。


61 :名無しのAA書きさん :2003/08/18 02:03

>さしさわりのない範囲で、教えて?
>一人でやっていたら、異常なまでにマニヤック、

別にさしさわりなど、ありません。悪い事していないからw)
私の知ってる範囲では、4名で回してますが、もう一人
おられるかも。もともとは、推理小説同好会の知り合いです。
メンバー紹介です。
A氏:この方は蔵原惟繕監督の権威といってよいでしょう。
B氏:フランス映画が専門。トリュフォーのファン。
C氏:ヒッチコック、ワイルダーが好き。ミステリが専門。
D氏:演劇畑。TPTなど、ルヴォーフアン且つアメリカ通。

ちょっと、持ち上げ過ぎました。皆、ナルシストだから。
ちなみに、私はC氏に該当します。
ただ、もう一人、私は知らない方ですが、
当番をやられている方いるらしい。
また、楽屋裏ばらしたと、D氏は言うかもね。
眼中にないですよ、昔からのつきあいだから。w)


62 :名無しのAA書きさん :2003/08/18 02:07

いけない。補足します。
オジサンはあたりです。
後、当番はA氏がメインで、その指示で分担しています。


0143この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 04:33ID:9wTZO+63
63 :いじわるじじい :2003/08/18 21:23


ディビット・ルヴォーは大変才能ある演出家で大好きだが、彼はホモ・セクシュアルなのでしょうか、教えてください。別にどちらでもいいのだが。

蔵原にもややホモ的な匂いがするところがあると思うが。
これはロベール・アンリコなどとも共通する感覚かな。


64 :名無しのAA書きさん :2003/08/18 23:31

先ず、私はその世界に無縁です。考えた事もなかった。
指摘されますと、私はアンリコ大好きだが、その傾向はある。
「冒険者たち」のバンチェラ=ドロンの描き方、シムカスも
大好きだけど、中性的でした。でも、青春のレクイエムです。
「若草の萌える頃」のシスカムもよかったが、その描き方は、
その筋なのかもね。でも、死のモンタージュだけは、
アンリコ監督の映画ならではでして、とても素敵でした。
最高傑作は、何人でも短編ですが「ふくろうの河」でしょう。
まさに、シネマヴェリテでした。
晩年の「ラムの大道り」も、いかった、いかった。
 で、紅三(ベニサン)ピットのD.ルヴォーですが、確かに、
あれだけのハンサム、ブロードウエイでもトニー賞受賞、
噂では、M。ルグラン調のミュージカルとか。観たいですが、
来年、TPTで企画があるみたい。期待しましょう。
ルヴォーは英国ロイヤルシェークスピアでもあるし、
大切に大切に、日本で待遇を考えないと、滞日時間がだんだんと
減ってますね。近松をやってくれる、外国人正統派は稀です。
堤真一あたりは、その仮説では関係あったかも、などと
下半身ネタになりそうですが、彼あたりは、野田、蜷川、
いのうえ、その前に栗山民也などとコラボしたのだから、
そろそろ、もう一度デビットと仕事して欲しいです。(D)


0144この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 04:44ID:9wTZO+63
65 :名無しのAA書きさん :2003/08/18 23:35
大道り→大通りです。訂正します。
66 :名無しのAA書きさん :2003/08/19 22:10

「メキシコ無宿」が、あたしの担当です。脚本;星川清司、撮影;レギュラー間宮、音楽;伊部晴美
>>58 あなた曰く下記の如し。>脇の話題から、星川清司との仕事は最初で最後。
いきなり、真っ赤な嘘じゃないの、反省しなさい。w)
では、叱りつけて些か満足したので、慣行を踏襲して、作品紹介します。
能天気でお人好しの危険屋稼業の宍戸錠。横浜の貨物船作業のメキシカンの友人が殺された。
彼と錠さんは彼の濡れ衣の解明と彼が命懸けで稼いだお金を恋人へ渡す約束をしていた。
錠さんは早速メキシコへ渡る。
メキシコに着いた矢先、錠さんは痴漢にされかかるが、笹森礼子により救済され、
笹森は行方不明になった兄を探していた。
友人のお金は恋人へわたされ、目的地は村祭りの盛り。錠さん、ロデオや射撃の大会で大活躍。
そして横浜で殺された友人の謎を調べると、前の村長殺害は、金山支配の地主が犯人であることが判明する。
そしてクライマックス。1対1の壮絶なガンファイトのすえ、犯人は御用となる、お定まりの結末。以上、粗筋でやんす。
マ、本邦初のメキシコ・ロケ敢行の和製ウエスタンです。
興行的には大コケだったと聞く。そりゃあ、そうだろ。いかにもインチキっぽい三流アクションだもん。
観光案内風、クラさん、手抜きでやる気なしとする向きも多し。実は全く違うんだよね。これこそ、プログラム・ピクチャーの
画期的作品なのだな。本当は革命ドキュメントを企てたけど、会社にバベレて、遊びの極点しかないと思ったようだ。
かつて、現代の病根を切り裂いたジョゼフ・ロージー監督が、突如として産み出した「唇からナイフ」という奇妙奇天烈、
空前絶後の前衛的スラップスティックを撮った時に似ています。でも、こちらが多分、先です。
たとえば、何故、かくもエンエンとメキシコシティーの革命カーニバルをドキュメントしたのか?
現地人のスペイン語は全て日本語吹き替えであるが、何故、時折り、字幕スーパーだったり、はては現地人が日本語で
喋っているのに、何故、さらに笹森礼子が日本語通訳するの。
よく考えてけれ。確かに、そのためにストーリィの詳細はかなり輻輳、ワケワカラン状態になった。これは認める。
これは、バカバカしさ、の徹底追求なのである。アヴァンギャルド的ナンセンスギャグなのだ。
よく考えてみい。パートカラーはポルノによくあるが、パート字幕はアリですか?それはないだろ。
予算の制約から、セット少なし、ロケ多用はあるかもしれん。だったら、なんであれだけ、ハンドカメラが縦横に動いて、
錠さんの素早い動きを圧倒的な躍動感として描出できるの?
このバカバカしさに抱腹絶倒できないのは、オバカか、心底、監督の狙いを見定めている人だと思う。
藤村有弘は例によって、床屋で実は中国人である「なんなの」人役。冴えて、切れ味宜しい。
突然の「オマエに撃たれたウラミ忘れないよ」の楽屋落ちギャグ、素晴らしい。
マジメなお方は、これを何の伏線もない、
デタラメなどという。そうではない。あたしは抱腹絶倒でした。
酔いどれ医者、葉山良二とて、「荒野の決闘」のビクター・マチュア風でした。
ということで、あたしはひっくり返って笑った。本当の意味でのプログラムピクチャーを論ずる場合、
おちゃらけで、ひたすら楽しいだけなら、本品こそ、蔵原監督の代表作といえよう。
 末筆ながら、この作品の錠さんは、妙にパンチョ姿が似合っています。いかにも、ウエスタンの錠でした。


0145銀恋1
垢版 |
03/12/15 05:17ID:9wTZO+63
67 :名無しのAA書きさん :2003/08/21 20:00

「銀座の恋の物語」脚本;山田信夫・熊井啓、
企画;水の江滝子、撮影;間宮、音楽;葛木創、
助監督;西村昭五郎

 石原裕次郎は画家の卵、ジャズ喫茶のピアノひきジェリー藤尾
と銀座裏の屋根裏部屋で同居。ボヘミアン生活をしている。
裕次郎は天涯孤独なお針子の浅丘ルリ子を愛している。裕次郎
はルリ子のポートレイトの作成に没頭していた。ジェリーはバ
ーテンたちの企てで、ピアノ弾きをクビ。
裕次郎はルリ子との結婚報告をするため、信州の母のところへ
行く。旅費稼ぎの為ルリ子のポートレイトを清水将夫画商に売
却する。信州行きの当日、新宿駅へと急ぐ途中で、ルリ子は車
にはねられ、消息不明となる。裕次郎もジェリーもヤケクソに
なり、ピアノを回収にきた月賦屋を殴って留置所送り。
やがて悪の道に走ったジェリーは豪華アパートに住み、裕次
郎が売却したルリ子のポートレイトも所持していた。
そんな折、裕次郎はデパートに流れる鶯嬢になったルリ子の声
を耳にする。ルリ子は先の事故で記憶喪失になっていた。
一方、ジェリーは偽造ウイスキー製造で警察から追われていて、
そんなある日、ルリ子を訪れポートレイトを渡す。
さて、その先は如何に。記憶は戻るのか?

0146銀恋2
垢版 |
03/12/15 05:18ID:9wTZO+63
以上があらすじ。マー、この作品を何回見ただろう。思い出深い
ショットがたくさんある。あたしはVを持たない主義で、記憶
だけが頼りで、ネット検索から情報付加している。
夜明けの銀座道り三丁目あたりを人力車を引く裕次郎を
ハンドキャメラが追いかけてゆくタイトルバック。
下宿先の屋根裏部屋でジェリーが「あの歌」をポロリと弾くと、
そのままカメラは窓を接した洋裁工房をとらえ、ミシンの
音がリズムを刻んで、和泉雅子が次を口ずさむ、ワンカット。
ミュージカルじゃんと思った。トランペットをふく青年のショ
ット。洋裁工房を下から見上げるショットは「ウエストサイド
」みたいだった。
裕次郎がルリ子のポートレイトを画商に売却するのに、
ルリ子は額を買う行き違いはオー・ヘンリーの「賢者の贈り物」
の味。
夜のデパート(旧、松屋)の屋上での電飾の白熱のショット
よし。
そしてルリ子が記憶を取り戻そうとする葛藤、新しく
芽生えたお互いの愛を確かめながら、過去の追体験を重ねて
ゆく。このプロセスが甘美にしてサスペンスフルで、BGM
もかなり凝っている。まるで、J・ヒルトン原作=M・ルロイ
監督の「心の旅路」の記憶喪失のスミスと踊り子ポーラが逆に
なった趣あり。小道具のオモチャのピアノ、伏線のはり方もセ
ンスよし。
この映画は裕次郎もよいが、愁い、薄幸(空襲で両親を失い天
涯孤独)、かつまた記憶喪失になったルリ子はとても美しい。
ジェリーも「地平線がぎらぎら」(土井通芳監督)と並ぶ
ハーフの役(映画では差別用語)熱演。ラストの群集の中の
江利チエミはペーソスあり、余韻に残る。
そこで、映画史的総括。
「赤い波止場」(舛田利雄監督)がその嚆矢といえるが、
本品は日活ムード・アクションの流れをつくった一大メルクマ
ールであり、旭ールリ子路線から、裕次郎ールリ子路線ヘの
ギアチェンジである。水の江が蔵原を口説いた時、蔵原は
渋ったという。だから、力まない傑作が産まれた。
なお、「銀恋」は「街から街へつむじ風」(松尾昭典監督)の
挿入歌です。念の為。
0147この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 10:48ID:1g7if3pC
68 :名無しのAA書きさん :2003/08/22 22:34

あのですね、文句ばかりのアッシですが、次の批評は
「憎いあンちくしょう」ですよ。
やはり、エースの登板でしょう。
アッシには、荷が重いデツ。


69 :名無しのAA書きさん :2003/08/22 23:00

あのね、おフランス専門のあたしが、直前の2作も書いたの。
そりゃあ、気の毒とは思うけどね。怯むよね。理解する。
ただ、エース、俺も少し頭に来たから言うけど、
野々山先輩は、あんたをこの調子で書かせれば、といったのよ。

独演しないから、よいよいと、いってた。これ本当。
野々山先輩は、(どうせ名前バレないだろ)は、
「硝子のジョニ-−野獣のように見えて」がお書きになりたい
みたい。
 あんまりガタガタいうと,生意気後輩Dからまた叱られるよ。
解った?ま、時間かけて頑張ってよ。
ネット検索もヒントになるよ。
資料もVもない同志よ。さらばじゃ。(B)
0148この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 10:50ID:1g7if3pC
70 :名無しのAA書きさん :2003/08/23 02:39

折角のお言葉ですから、無邪気に書きます。
怒らないで下さいね。Dは俺に説教するな。
では、しばし、お時間をお貸しくださいませ。(C)


71 :いじわるじじい :2003/08/23 08:24

「映画芸術」404号に蔵原の特集が載っている。
この中で、間宮義雄も出てくる。
姫田昌佐久と同じ、旧日活に入り、その後大映。制作再開で日活に移籍したのだそうだ。「狂熱の季節」の車の上に付けたカメラの話も出て来るが、よく覚えていない。
この「映芸」は、日活ファンは必見である。
今や、死者で食っているのは、坊主と葬式屋と「映芸」と言われているが。


72 :名無しのAA書きさん :2003/08/23 10:42

>71
その話題、別スレでボクに教えてくれた方は、
あなたでしたか。ありがとう。
何分、田舎に住んでいるもので、
本屋にないので、注文します。
「映芸」とは懐かしい。
小川徹時代からだからね。
0149憎い1
垢版 |
03/12/15 10:54ID:1g7if3pC
73 :名無しのAA書きさん :2003/08/24 23:12

「憎いあンちくしょう」評であります。
脚本;山田信夫、撮影;間宮、音楽;黛敏郎、美術;千葉和彦、
企画;水の江滝子、助監督;木下喜源・藤田繁夫(敏八)

 石原裕次郎はDJ(放送作家)のマルチタレント。
浅丘ルリ子は才気活発なマネージャー兼裕次郎の恋人の現代
女性。二人は倦怠の日々で、「ある瞬間」があるまで、プラト
ニックな(=キスもしない)関係を約束していた。
 横糸で芦川いづみは恋人の九州の片田舎にいる辺境医師、小
池朝雄とは二年間もあわない遠距離恋愛。そんな時、裕次郎は
ネタ探しから、「ヒューマニズムを理解できるドライバー求む
。中古車を九州迄運んでもらいたし。ギャラ無し」との新聞の
三行広告を発見する。広告主は貧しくも心豊かな芦川いづみで
あった。
田舎の診療所では、どうしてもジープが必要であった。芦川は、
そのために、お金をためたのだった。
 DJの裕次郎の心に火がついた。裕次郎はテレビの本番中、
ある衝動に駆られていた。そして本番を投げ出し、中古ジープ
を駆り、当該ジープを九州に搬送するため、ひた走る。
マネージャのルリ子はジャガーで裕次郎を追う。
局は現金にも、長門裕之ディレクターの知恵で、美談として
の「純粋愛」テーマの新企画に仕立て上げ、これまた裕次郎を
追う。
ジープで走る裕次郎、ストーカーと化したルリ子、そして局も
また裕次郎を追いかける。福岡では山笠祭り、阿蘇の噴火口を
越え、裕次郎はジープを芦川と小池のカップルへ引き渡す。
さて、裕次郎とルリ子のこの先はどうなる?

以上が、あらすじである。
0150憎い
垢版 |
03/12/15 10:56ID:1g7if3pC
この作品は、蔵原作品中、プログラムピクチャーのパラダイム
を踏まえて、比較的破綻なくエキサイティングかつエモーショ
ナルに描かれた傑作である。以下の視点から解題を行う。
(1)主題
現代(製作年当時)における、愛のあり方についての探求。
当時とて、かなり青臭いテーマである。愛のあり方を巡り、
葛藤、焦燥、カッとした一人ぼっちの怒り、孤独等々が、
ギラギラした形で問われる。不毛な愛なのか、見失いかけた愛
の復権なのか、それとも「純粋愛」は不滅なのかの問いである。
冒頭、パンツ(=下着)まで見せたルリ子VSおしとやかな
芦川いづみの対比が際立っている。何せ「真実の愛を確かめる
ために、男は1500キロを突っ走る!!」が当時の惹句である。
シナリオによると以下の記述がある。(お暇な方はVでご確認)
「失礼な質問ですが、自分たちの愛を一瞬でも疑ったことはあ
りませんか?」
芦川いづみは次のように答える。
「愛は信じるものです」
けっ、山田も山田だが、この訳知りの芦川は許せん、と思った。

しかし、ルリ子は「才気走った気が強い生意気女」から、「い
じらしく愁いある、男にとって些か都合のよいイイ女」へと、
移行してゆく。ここでのアッシの結論。表向きは、ストイシズ
ムを基礎とする戦前的モラルと対峙する、アナーキーな性の中
での新しい愛の形の対比図式で浮上する。
が、戦前型「純粋愛」は不健康かつ歪められた美徳であり、こ
れを創造的破壊する新しい愛の形にこそ、
真の「純粋愛」がありえるというメッセージだと受け止めた。
その意味では、前者は偽善であり、後者こそ真実である。
となれば、山田脚本は戦前的モラルへの見事なアンチテーゼの
思想を生み出したと考えてよいだろう。
(2)画面構成とロードムービー
この作品も、いつものようにタイトルバックから、ハンドカメ
ラ多用で格好が宜しい。心底、ゾクゾクしました。映画のタイ
トルのネーミングも格好いい。
オープンのまま疾駆するジープは(三菱ジープJ10型)、追いか
けるジャガー(XK120ロードスター)。いつにもまして、スタ
イリッシュな映像とモダニズム、快調であります。
映画の中盤以降は、完全なロードムービーでありんす。時代的
には、「イージーライダー」、「真夜中のカーボーイ」も後の
作品。とりわけ真似たわけではないと思うが「バニシングポイ
ント」(R.サラフィアン監督)はコピーといわれても、後の
作品だから文句はいえまい。箱根、名古屋と国道1号線を下り
、京都三条大橋、東寺、明石のフェリー、岡山、尾道、関門、
博多、そして熊本。
雨は降り、ジープは故障、ジャガーは山道で崖から転落。
ダイナミックな映像だから、恋愛映画でもスペクタクルとなり、
たぎる緊張感が映像を貫いている。
シナリオ設計上、長門裕之ディレクターの「ヤラセ」、その美
徳と売名の交錯など、今日的テーマも含まれている。
 端的にいえば、真の主役は典子(てんこ)ことルリ子。
蔵原ールリ子路線は、蔵原と同年の東大の秀才増村保造ー若尾
文子路線と対比できよう。蔵原はモダニズムーヌーベルバーグ
であり、増村は情念の作家といえましょう。そう、この後で、
増村ールリ子で「女体」なる、より過激で、サイケ風の作品が
あった。
これは、とても奇怪なエロだけの映画で終わった。
最後に、この作品の主題歌の詞(藤田助監督作)を書こうと思
ったが、あまりに才がなので、ここでオシマイ。
0151硝子の1
垢版 |
03/12/15 10:58ID:1g7if3pC
74 :名無しのAA書きさん :2003/08/27 18:36

「硝子のジョニー 野獣のように見えて」
企画 水の江滝子 脚本 山田信夫 撮影 間宮義雄 音楽 
黛敏郎 美術 木村威夫

1.あらすじ

北海道の最北端、稚内の昆布採りの娘芦川いづみは貧しいた
め、人買いのアイ・ジョージに売られた。しかし旭川手前で、
逃亡に成功、無賃で列車へ乗り込む。見知らぬ男宍戸錠が汽車
賃を払ってくれた。
函館の競輪場で、芦川は宍戸と邂逅。芦川は宍戸の宿屋までつ
いていく。芦川が風呂からでると、あまりの美しさに圧倒さ
れた。
宍戸は野獣のように芦川を襲うが、彼女の涙を見て行為をやめ
てしまう。純真な芦川はそれ以来、宍戸から離れない。
宍戸は競馬の予想屋で、弟分の若手競輪選手平田大三郎に入れ
込んでいた。
やがて、金のために宍戸は武智豊子婆に芦川を売りとばしてし
まう。
一方、芦川を追ってきたアイ・ジョージは函館駅で男に刺さ
れ、芦川はアイを優しく看護する。刺し傷完治とともに、アイ
は人身売買の罪で刑務所に送られる。
一人残された芦川は稚内へと向かい、宍戸もアイの芦川への想
いから稚内へ向かう。芦川が稚内へ辿り着くと、母も妹達も何
処かに去り、無人の実家であった。芦川は身も心もボロボロに
なり海へ飛び込んでしまう。茫然とする男二人。

0152硝子の2
垢版 |
03/12/15 10:59ID:1g7if3pC
2.印象に残ったカット

開巻、荒々しい海が映し出されタイトル。稚内のひなびた漁
村。
海岸で昆布を採りながら、芦川は頭に乗せて髪と戯れ、微笑
みながら主題歌「硝子のジョニー」を呟くように口ずさむ。こ
こで、芦川が知的障害であることが明示される。人買いのアイ
と芦川の母や妹達が海岸へやってくる。
芦川は母へ、お金貰った?、私は心配いらない、きっとジョニ
ーが助けてくれると言う。ジョニーは芦川の儚き夢であった。
芦川と隣家の娘はアイのトラックに乗せられる。そこで、クレ
ジットタイトルにBGMが被さる滑り出し。トラックが走り出
すと、芦川の妹達が追ってくる。その切り返しのショットで幌
の間から妹達をみて涙ぐむ芦川のアップ。
芦川と宍戸の出会いの場面。客車のドアのガラス窓から酒の一
気飲みをしている宍戸を不思議そうに、芦川がみている。
芦川のアップ、あどけない表情に、目をクリクリとさせる目の
泳ぎ方、芦川の役への埋没とその眼技は素晴らしい。
競輪場から函館市場を宍戸と芦川が通り抜ける即興撮影は、
一切、エキストラなし。まさに、シネマヴェリテ技法である。
無事、刑を終えたアイが別れた妻を探し求めて小樽へ。
小樽のバーへ向かう途中で、街頭に前作「憎いあンちくしょう
」の主題歌が流れている。この手の遊びは、別の作品であるが、
前のシークエンスの終わりの映像が、次のシークエンスでは
額縁に嵌められた「写真」として、さりげなく背景の壁にかけ
てあるなど、手の込んだものもある。
芦川を騙して売りとばした宍戸と芦川がトンカツを食べるシー
ンでは、芦川がトンカツを口に入れるが、皿に吐き出す描写が
ある、川島雄三タッチか?
もう一つ、これは受売りで、詳細は1962年日活のHP参照
。宍戸から売りとばされた芦川が鐘が鳴り響く無人の教会を訪
れた後で辿り着いた海岸は、2年後の「夕陽の丘」(松尾昭典
監督)のラストでルリ子が裕次郎に置いてきぼりにされる海岸
だそうである。
稚内に向かって、夜、芦川が線路をトボトボを歩いていると、
蒸気機関車の灯りが迫ってくる。芦川は行き倒れ、機関車は急
停車というシーンもよかった。

0153硝子の3
垢版 |
03/12/15 11:00ID:1g7if3pC
3.全体批評

この作品をフェリーニの「道」のパクリとする説がある。
私は、似て非なる映画であるという立場である。ただし、
アンソニー・クィンの役柄については、「道」を換骨奪胎して
宍戸とアイに分解したようには思われる。しかし、芦川いづみ
の美しさはジェルソミーナを遙かに凌駕し、神々しくも聖な
る美。
芦川作品は障害者役が多い。「風船」では小児麻痺(左手不
自由)、「佳人」「陽のあたる坂道」では足が不自由、そして
この知的障害。本品は途轍もなく野蛮なまでのサディズムのパ
ラドックスから産み出された「昇華されたロマンティシズム」
が作品全体に埋め尽くしているように思う。
 何としても、最もファンタスチックなのは、間宮義雄の撮影
が止めを刺すでしょう。函館の競輪場、線路づたいを稚内にむ
かって歩く芦川、稚内の海岸、荒れた波打ち際、瑞々しい詩情
が揺曳して、ひたすらリリカルで、孤独な映像でもある。
この映画は叙情的ドキュメンタリータッチなので、イタリアン
・ネオリアリズモにたとえる説が一部にあるらしいが、私はや
はりシネマヴェリテだというスタンスである。
この映画のモティーフは「裏切り」であろうと思う。
人(平田)に裏切られた宍戸、妻(桂木洋子)に裏切られたアイ
、そして家族(母と妹達に裏切られた)芦川、それぞれの孤独と
哀切ここに極まる。
PS.この映画には二つのフィルムがあるらしい。
映芸404号が到着してから私は書くけど、読んだ方はご遠慮
なくカキコして下さい。


 


0154この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 11:03ID:1g7if3pC
75 :正誤表 :2003/08/27 22:08


硝子のジョニー 野獣のように見えて」で、毎度ながら、
以下の入力ミスがありました。ここにお詫びし訂正します。

1.あらすじ

宍戸もアイの→宍戸もアイも  訂正

2.印象に残ったカット

線路をトボトボを→線路をトボトボと   訂正

3.全体批評

作品全体に埋め尽くして→作品全体を埋め尽くして  訂正


76 :名無しのAA書きさん :2003/08/30 19:32

そろそろ、映芸404号の話をしようよ。
イジワル先生のおかげで、まづ勉強になったな。
我々はVで確認なんてー事やってないから、
かなりミスってたね。それを反省しよう。
後は、フリーディスカッションということで、、、。


77 :名無しのAA書きさん :2003/08/30 19:52

うん、勉強になったね。随分、我々は嘘を書いてるね。
昔はノートとったけど、散逸してしもうたしね。
間宮さん登場、あの方はある意味で、蔵原の兄貴分ていうか、
山本(嘉)師匠の後のの師匠みたい。さりげなく、誘導したのだね。技術論の説明は明晰だった。
今まで、黒子だったから、あんなに多弁とは思わなかった。
プロ中のプロで金宇のバカとは、やはり違った。
蔵原=間宮は、蔵原=山田だけが陽が照ってるのに、
やっぱ兄貴分の存在で、でも青鬼は残酷なことしたのだな。
0155この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 11:05ID:1g7if3pC
78 :名無しのAA書きさん :2003/08/30 20:21

今は舞台中心で見ている立場からすると、
クールで格好よく、浪花節ではないと書いてあるでしょ。
でも、フィルムのことは理解及ばないけど、
間宮撮影、鈴木編集、助監督の話題だと、浪花節そのもの。
舞台演出と同じで、大道具小道具さんが持ち上げてこそ、
名舞台監督。その上で、仕事ではメチャメチャ無理難題、
これはマゾではないけど、ある種スタッフ冥利って奴。
だから、プロデューサーもやれたんだと思う。
それって、人間のスケールの問題なんだよね。
できる人はできるけど、皆、苦手と称して、大体逃げる。
中平、浦山はできた人だけど、そのスケールがなかった。
寡作な人は皆、そう。思えば、川島監督と似ている。
今平、浦山を残した。蔵原は、同期の神代、藤田、その他
を残した。
ところで、トリュフォー命の先輩はおとなしいな。
未だ着いていない、全部行き渡った筈。電話しよ。


79 :名無しのAA書きさん :2003/08/30 20:50

電話などいらん。小芝居は見苦しい。
17:30分過ぎから始めるよって、ヒッチ命君から電話貰った。
私がうれしいのは、荒井ごときが、学生時分から、私が
皆に言ってた「狂った果実」のヨット場面は蔵原チーフ
助監督が撮ったということが、活字になった事。
これ、中平は何故、種明かしなかったのか。
それで、中平を悪く言うわけないだろ。
皆、知っていたしね。
なによりたまげたのは、
ハンドカメラ代替のカメラを埋め込んだ車のアイディア、
このカメラが上がったりする試作車を作らせたこと。
黒澤天皇みたい。
晩年の我々がボロカスにいう「南極物語」の時にも、
ちと思ったことがあった。
あのオーロラのカーテンが降りてくるシークエンス、
いくら金かけたかしらないけど、とにかくマニアック。
背筋がゾッとしたよ。そこまでやるか、粘るか。凄いよ。
もう一つ勉強になった事。
三ト書きで、70カットだって、そうだよね。
そうでないと、あの画にならないのだよ。
編集も自分でもできたというが、
黒澤以上であったと思う。お後、締めをよろしくね。
0156この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 11:09ID:1g7if3pC
80 :名無しのAA書きさん :2003/08/30 21:28

 では、僭越ながら、仲間達の締めくくり、ってほどではない。
今回は、勉強になった。なぜなら、かなりいいかげんな記憶で、
ネット依存の結果、かなりの記憶違い、ネットの誤りの検証なき
引用、反省させられた。引き続き、このサイトは続行します。
 さて、荒井晴彦先生には、感謝しつつ、恨み節二つ。
一つは、根岸=荒井の「ひとひらの雪」と、
蔵原=高田の「春の鐘」は同年公開であった。
雑誌「シナリオ」では、荒井はこういう。
「原作の力(荒井;渡辺淳一、高田;立原正秋)は、
後者(立原)の方がうえなのに、あれなよかよとのたもうた。
ところが、「春の鐘」は立原文学史上、最低の作品。
ソリャ、ネーダロと思ったものだ。
それにしちゃ、今回の「映芸」では蔵原映画をよく見ている。
これは、俄仕込みではない。おそらく、神代監督、藤田監督が
亡くなった後に、初めて見たのではないだろうか?
根岸の「硝子のジョニー」評は全くの作文で、知能程度
が解る。いかにも、いやいや見たみたいな感じ。
その点、沢井信一郎はリアルタイムで見て、マキノ雅弘の助監督
でありながら、「こういう映画を一本撮れたら、監督を辞めても
いいと思ったほど鮮烈な印象を受けた」と綴る。
その映画は「夜明けの歌」でした。
コレハ、リアルタイムで見たものだけが、共有する説得力を持つものでした。
沢井はあの「モダニズム」が好きだったのだなあ、
だから「Wの悲劇」も撮れたのだなあ、と思った。
恨みのその二。
蔵原=ルリ子の件は、皆、知っておるが、あとがきに
あそこまで書かれるとウザイ。作家としての見識を疑う。
気持は理解できるが、蔵原みたくそこはザックリとカットだよ。

さて、いろいろうだうだ申し上げたが、皆の衆、よろしいか。

イジワル先生、ご教授くださり有難うございました。
衷心より、お礼を申し上げます。


0157この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 11:11ID:1g7if3pC
81 :名無しのAA書きさん :2003/08/31 00:30

気の早い話だが、蔵原総まくりは、
晩秋頃には、順調に行けば大団円です。
その後、相米慎二総まくりを企画しています。
企画倒れもありえるので、宣言しちゃいます。
0158この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 11:13ID:1g7if3pC
82 :名無しのAA書きさん :2003/09/03 17:01

「何か面白い(オモロイ)ことないか」
企画;水の江滝子、脚本;山田信夫、撮影;間宮、音楽;黛敏郎
助監督;神代辰巳

1.あらすじ
 週刊誌記者の婚約者武内亨に退屈した日劇の踊り子の浅丘ルリ
子。ルリ子は喫茶店で自分に水を浴びせた国際線パイロットの
石原裕次郎に興味を抱く。裕次郎は会社を捨て、ルリ子が売却
したボロのセスナ機を改造。津軽海峡を飛び、金を手にする
。「現代のドンキホーテ」と記者武内は中傷するが、裕次郎は
一躍人気者となる。
 ルリ子はそれが気に入らない。ある日、ルリ子はセスナ機を
繋いだワイヤーを切断、セスナ機は壊れてしまう。裕次郎はに
っちもさっちもゆかなくなる。残るは、「死」しかない。裕次
郎は最大手企業の工場からセスナ用のエンジンを盗み出す。
 一方、自責の念に駆り立てられたルリ子は最大手企業社長の
滝沢修を必死で説得、上空を舞うセスナ機の裕次郎にOKの合
図を送る。裕次郎はセスナ機からマイクで「結婚してくれ」と
叫ぶ。めでたしめでたし。

2.印象批評

 本品は「憎いあンちくしょう」、本品、後の「夜明けの歌」
の典子(テンコ)3部作の2作目である。このテンコという女
性キャラは山田氏の思い入れにより実現したと聞く。1.で要
約してみると、ストーリテリングは山田にしては、かなり凡庸
。らしくない。しかし、テンコというある意味で自立した女
性で、逆に言えばエゴが強く、気の強い我侭娘でもある。そ
して、平凡に対するとてつもない退屈と倦怠感、それを持て余
しているある種の焦燥感。この相克の中でアンビヴァレントな
行動へと突き進む。テンコのみならず、裕次郎も同じだ。
 これは先立つ「憎いあンちくしょう」から引きずってきたテ
ーマでもある。「愛は言葉じゃない」とマニフェストした前作
での言葉より行動(行為)というよりピュアで苛烈な行動主義を
、少し角度を変えて風俗面からの再確認がライトモティーフで
あろう。
 いつもながら、蔵原=間宮コンビは前作同様、タイトルはス
トップモーション、ハンドカメラもフル活用でした。映像の切
れとリリシズムは抜群の調和。
喫茶店で裕次郎が灰皿を叩き割ってしまう開巻から、平凡な日
常からの逸脱、反社会的な(イデオロギーではない)行動は、
石原慎太郎の「亀裂」、「行為と死」と似た思想が根底に流れ
ているように思われる。
 だが、緊張感は前半で弛緩、その後はかなり失速、結末はご
都合主義そのもので、尻すぼみここに極まる。
 蔵原談話によれば、変革は自分の中に起こさねばならない(自
分の敵は自分=体制内改革;カッコ内は筆者)。だが、それを
ジェットからセスナでブレークスルーという設計は無理があり
、テーマ展開のエネルギー失速になったという。
 さすがに、言いえて妙である。


0159この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 20:34ID:YHU87rmx
83 :名無しのAA書きさん :2003/09/03 22:53

スレ宣伝で見ました。
クマサン、パキサン、ノブサン、マミヤサンの話題がないですね。
自作自演はよしとしますし、情熱は感じてます。

ですが、かなりカキコし難い流れ、カキコし難いデツ。


84 :野々山 :2003/09/04 01:02

>>83
そうおっしゃらないで、お気楽、お遊びでカキコのお願いです。
横道、道草、脱線、そして転覆こそ、このスレの趣旨です。

それが楽しいと、わずか四人組(イメージワル)は願っています。
今のやり方は、仕方なく分担で書いています。

割り込み、脱線転覆、一行コメントこそ願いであり救いです。

「愛の渇き」(1967年)は、蔵原監督の作家的終着駅でして、
そこまでは、何とか、やりくりして、今の形は継続します。
 その後は、完全な形でのフリーなお遊び精神で、
ゆこうと思っています。

一言コメント、批判、ウザイ、トンチンカン、進め方批判等、
なんなりと可及的速やかにお寄せ下さると幸甚です。

「愛の渇き」迄、待つ必要など、まったくありません。
今までのカキコ諸氏も仕事もあり、後、5作で長文は多分、
限界でしょう。RESが無いのは、我々の内容欠落でしょう。

どうかご協力を、もちろん、お嫌でなければのお話。


0160この子の名無しのお祝いに
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03/12/15 20:35ID:YHU87rmx
85 :いじわるじじい :2003/09/05 21:24

このテンコというのは、実は松本典子(清水邦夫夫人)ことで、何かの映画で山田信夫と松本典子が喧嘩したが、後に仲良くなり、それ以降主人公の名前として、テンコとした、とどこかで読んだことがある。
松本典子は、裕次郎・ルリ子の『花と竜』に芸者の役で出ているなど、日活作品に随分出ている。なかなか知的で硬質の美人だった。


86 :名無しのAA書きさん :2003/09/06 12:08

それは知らなかった。テンコは松本典子でつか。
山田ノブさんの永遠で、理想の女性像の解釈
でよいよね?
清水邦夫の奥様でつか。
漏れは清水戯曲のファンなんだわ。


87 :名無しのAA書きさん :03/10/13 22:17

このスレ、面白い。頑張って続けてください


88 :名無しのAA書きさん :03/10/14 01:35

上の>87さんと同じように、スレ宣伝からきました。随分、空白の時間がありますね。
けれど、よくそれだけの情熱が維持されましたね。凄い方だなと想います。
 それで、漏れはパキサンの「非行少年・日の出の叫び」と「八月の濡れた」が好きで。
師匠譲りは前のカキコで、よく理解しました。クラサンは業界ではご存知でしょうが、
評判がよいのです。
 サラリというのはとっても失礼ですが、自作自演を読みました。
 で、「八月の濡れた」はクラサンが実際は撮影演出された、名目上は中平康作品
の「狂った果実」へのオマージュのような気がしています。
 あれだけの風雲児のパキサンでもクラサンへの想いは、アブでなく、純粋にあったように
聞いています。「八月」のヨットは、明らかにクラサンへのパキサンのオマージュですよね。


0161この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/15 23:21ID:aHngLYmA
 で,上のカキコ全部読んだ。ルリ子より、監督論だな。
内容は、かなり質は高いが、どうすればよいのやら。
0162この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/16 17:16ID:O+xVVnD6
この間の日曜日のNHKドラマの番宣みたいな番組に
倉本聰と雑談してるルリ子が映ってたが....
いやあ、相変わらずかわいい人でした。
0163この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/16 18:54ID:+4uFbUAm
>>120>>160
 殆どルリ子と無関係ともいえるけど、全部、自作自演ではないような。
 マニアックそのものだけれど、自作自演なら敬意だよ。
 どのスレからの、コピペかしらん。
0164この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/17 13:41ID:L3B0Xts7
古い週刊誌で「だますヤツがいる」と言ってました(24〜25の頃)
0165この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/17 14:00ID:DOwtRH6a
どうでもいいけど、長くても十行位のレスにまとめろや!!
だらだら書き込みゃいいてもんじゃ無いぜ。
0166この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/17 15:14ID:HtkMGZiT
>>165
同意です。ルリ子さんに関係あるところ、面白いので許すが(w
他は冗長だよ.何か独特だ。全部読んだ漏れもヒマ人だよな。
0167この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/18 21:44ID:rZBPrySJ
>>150
(1)
>現代(製作年当時)における、愛のあり方についての探求。
当時とて、かなり青臭いテーマである。愛のあり方を巡り、
葛藤、焦燥、カッとした一人ぼっちの怒り、孤独等々が、
ギラギラした形で問われる。不毛な愛なのか、見失いかけた愛
の復権なのか、それとも「純粋愛」は不滅なのかの問いである。
冒頭、パンツ(=下着)まで見せたルリ子VSおしとやかな
芦川いづみの対比が際立っている。

蔵原の場合、ルリ子の脱衣、下着場面がエロティック。
「憎いあン」、「夜明けのうた」、作家能力を失った「栄光への」でも、
ルリ子は確か黒い下着姿で、かなりエロチックだったと記憶する。
0168この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/18 23:56ID:hQVAwfLA
今でも可愛らしい人ではあるね。
インタビューとか見るとそう思う。
0169この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/19 17:28ID:o+3uDIl5
>167
あれはエロティックでした。お綺麗でした。興奮した。
増村のサイケのルリ子だと、露出度は高いけど興奮しないのだ。緑摩子だといけたのだが。
不思議。
0170この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/20 00:12ID:dIV1CBF/
へーちゃんとは何時頃まで良好だったのかね?
0175この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/21 22:34ID:NPSXqtym
お前ら、『川、いつか海へ』はみてるかぁ?

ttp://with2ch.net/cgi-bin/pict/img-box/img20031221223306.jpg
ttp://with2ch.net/cgi-bin/pict/img-box/img20031221223319.jpg
0176この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/21 22:39ID:QQTq4zq/
171さん。他人を指摘するだけでなく
自分のくだらなくない文章を発表して下さい。
楽しみにしています。
0177この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/23 19:51ID:0Uw1+Rlr
 今日、一日暇で明日も暇。今年も寂しいクリスマスだようん。
上の蔵原コピペを読んでた。俺は当人でないよ、バカだけどさ。
 何か、奇妙な味があって暇つぶしにはありがたかった。
悪くないよ。知らなかったことも多い。
不満は字が詰まりすぎて読みにくかった。誤字も多かった。
>>171
オマエ、コピペ程度の作文を書いてみろ。無理だよな、やな奴。
>>170>>176
あいつにはRES無理で、
>へーちゃんとは何時頃まで良好だったのかね?は、
日テレの番組共演直後の結婚以降は、仮面XXでなかったの?
 根拠はないけどそんな気がする。
0178この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/24 13:01ID:sJgGevGP
「拳銃無頼帖・抜き射ちの竜」観ました。
1960年のルリ子、つまらん役だったけど、かわいかったよー。
映画は錠さんをはじめ濃い役者さんいっぱいで、楽しかった。
藤村有弘、高品格(・∀・)イイ!
0179この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/24 14:22ID:X+Eao2qT
垂水悟郎がカッコよくて、妹が笹森礼子で眼に障害あり。
赤木が主役で、監督は牛原陽一で、最初で最後の大傑作。
題名忘れた。「紅の拳銃」?でしたっけ。スレ違いスマソ
0180この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/24 14:54ID:XNyi9rux
「憎いあンちくしょう」(1962年) [出]石原裕
次郎[出]浅丘ルリ子[出]芦川いづみ[出]小池朝雄 
チャンネル: 49. NHK衛星第2
放送日時: 12月25日(木) 20:00-21:47
Gコード: 275019

[詳細] 憎いあンちくしょう◇62年、日活。石原裕次郎、浅丘ルリ子。情熱を失いかけた人気
タレントの青年。九州の村で働く恋人の医師に中古車を届けてほしいという女性からの
呼び掛けに応じた彼は、スケジュールを放り出し、車を東京から一路九州へと走らせる。蔵原惟繕監督。

0182この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/24 19:14ID:mAwv1KoC
稀にみる美貌だけれど
それに見合わない育ちきらない体と言ったのは金井美恵子か倉橋由美子だったか
戦後の食料事情の影響だろうか。

0184この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/25 19:42ID:moiWBhHP
『川、いつか海へ』何か良さがうまく伝わらんな。
なんで二十歳の役を本人にやらすかな。やる方もやる方とも思うが。
6話の倉本に期待するか〜
0185この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/25 19:49ID:98gh1h7D
>>182
嫌な言い方だね。批評をする女に碌な奴がいない。
金井、倉橋らは反面教師だね。
0186この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/25 22:08ID:ncNK5ENb
ちと前に,BS2「憎いあン」拝見。やっぱ、魅力的だあ。
吐いたり、上のコピペにあるシーンもよくやられた。ニ番めに綺麗だった。
一番は「銀座の恋の♪」です。それにつけても、コピペ評はご立派です。
ありがとう。
0187この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/27 12:54ID:t0ovXnUG
>戦後の食料事情

結構な家柄の出の筈だけど、戦後の生活は大変だったんですかね?
0189この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/28 17:04ID:91vBxI0X
1940年満州国新京生まれ
0191この子の名無しのお祝いに
垢版 |
03/12/31 18:43ID:M/Vcm2XO
父君は満州の政治家の秘書だったハズ。
0192この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/01 23:51ID:jZYxKamI
浅丘ルリ子初出演映画で、日活初のカラー映画である「緑はるかに」が
明日、「チャンネルNECO」でテレビ初放映されるな。なんでも、
原版が1990年に発見されて、膨大な費用をかけて修復。コニカラーも
復元できたそうで、どんな感じか楽しみ。
0193この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/02 00:21ID:HZ6UAs75
ここんとこBSでやってた裕次郎映画見てて、「憎いあンちくしょう」が
映画としてもルリ子さんにしても飛び抜けてイイと思った(映画としては
「太平洋ひとりぼっち」も同じレベルだったけど)。
「憎いあンちくしょう」みたいに可愛くて魅力的なルリ子さんは、後どの
映画で見ることができますか。
0194この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/02 02:45ID:SHEesHqu
>>193
当時の作品を全て見たことがあるわけじゃないけど
私も「憎い〜」が一番いいですね。DVD買っちまったよ。

答えになってなくてスマソ・・・

0195この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/02 13:39ID:ZtQDP+hG
>146
>そしてルリ子が記憶を取り戻そうとする葛藤、新しく
>芽生えたお互いの愛を確かめながら、過去の追体験を重ねて
>ゆく。このプロセスが甘美にしてサスペンスフルで、BGM
>もかなり凝っている
ささやきだーからー♪の「き」の手前ででスコアが何度もリフレーン(・∀・)イイ!!

今年の初観、コニカラー復元版「緑はるかに」今から観るです^^
0196この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/02 16:23ID:ZtQDP+hG
「緑はるかに」観終わりますた。
レトロなカラーの初々しいロリ子ちゃん、プニプニしてて(・∀・)イイ!!
ラストの大団円はバズビー・バークレー調だね。
0197この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/02 17:19ID:BybVrxej
ルリ子好きはNECO見なきゃだな。
0200この子の名無しのお祝いに
垢版 |
04/01/02 19:44ID:1CK4mbtq
このスレの
>>120
から
>>160
迄のエンエン続くカキコは素晴らしい。
蔵原ヲタの独演ともいえるがマニアック。「いじわるじじい」なる謎の人物、
これも、ダダものじゃあない。おそらく別人と思われ・・・
なにせ尋常でない凄みがある。そしてルリ子が被って、瞠目すべき所産が沢山ある。
 蔵原監督とルリ子で、せめて「愛の渇き」までやって欲しい。
せめて「執炎」「夜明けのうた」「愛の渇き」迄は書いてくれ。
「黒い太陽」「愛と死の記録」は蔵原独自だから、捨象してもかまわない。
空恐ろしいマニアっているんだな。
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