厚労相 自治体に蚊の駆除など要請へ
9月10日 13時19分 NHKニュース

塩崎厚生労働大臣は、全国でデング熱の感染が相次いでいることを受けて、ウイルスの
解析などに当たる国立感染症研究所を視察し、全国の自治体に対して、人の集まる場所
での蚊の駆除など予防対策を行うよう求める考えを示しました。

デング熱は蚊が媒介する感染症で、先月、70年ぶりに国内での感染が確認されて以降、
東京・渋谷区の代々木公園やその周辺などを訪れた人などを中心に、感染が全国で相
次いでいます。
こうしたなか、塩崎厚生労働大臣は、デング熱のウイルスの解析などに当たっている東
京・新宿区の国立感染症研究所を視察し、職員から、電子顕微鏡を使って、都内の公園
で採取された蚊を検査し、感染経路を調べる方法などについて説明を受けました。
視察のあと、塩崎大臣は記者団に対し、「それぞれが蚊に刺されないように工夫してほ
しい。また、各自治体が蚊が発生しないよう注意を払うことも必要だ」と述べ、全国の
自治体に対して、人の集まる場所での蚊の駆除など、予防対策を行うよう求める考え
を示しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140910/k10014489571000.html