http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/koumu/1284285571/401n-

池田清彦先生によれば、
http://wkp.fresheye.com/wikipedia/%E7%A7%91%E5%AD%A6

現代科学は、自己増殖という欲望をもつ生命体に似ている。
ひとたび科学のある専門分野が巨大化の道をたどり始めると、これを止めるのは容易ではない。
そこにつぎ込まれるカネが膨大になるわけだから、それで食ってる奴が大勢でてくる。
関係者にとってみれば、巨大科学がつぶれるかどうかは死活問題であるから、
さらなる巨大化のために、あらゆる努力を惜しまないことになる。
国家に集められたお金が支出されるとなると、このお金を誰が使うか、誰が自分の懐に入れるか、ということについて競争が起きる。
直接的な市場価値を有さない基礎科学の場合、これはほとんどウソつき競争のようになってくる可能性が高い。
例えば、発生学の研究者が自分の研究が将来、ガンの治療や老化の防止に役立つと言って、研究資金を得て、研究を行い、
後でその研究がガンの治療や老化の防止に全く役立たない、と判明しても、解雇もされないし、咎められない。
おまけに、この資金で論文を数篇書けば、科学者仲間では評価が高くなるのだ。