2016年09月29日 13時17分58秒 | トヨタ自動車

トヨタ自動車で二つの事件が、今朝29日の朝刊で報じられています。

一つは、22歳で二人のトヨタ社員が、偽造カードを使ってATMから530万円引き出したというのです。
社員と記載されているので正社員であろうと思われます。
なぜこんな行為に至ったのだろうか、マツダ社員の殺傷事件もお金が絡んだ事件でした。
トヨタ社員が指定暴力団と何らかのつながりがあるとすると他にも関係した従業員が?、22歳というと高卒でしたら入社して4年目です。
何らかのトラブルに巻き込まれて抜け出せない泥沼に入ってしまったのだろうか。
トヨタ自動車では、ATUの組合が結成した2006年から「7万人総コミニュケーション活動」が展開されてきました。
従業員一人一人が相監視状態に置かれ、とても息苦しい職場環境になっています。

もう一つは、定年を迎えた社員が、定年後の適正な継続雇用を求めていたのに、事務職勤務から清掃作業を命じられてことで、
「改正高年齢者雇用安定法」に反するとして、損害賠償を求めて提訴しています。
地裁で認められなかったのですが、本人は控訴をして名古屋高裁で闘っていました。
判決では一審判決を一部変更して、トヨタに127万円の損害賠償を支払うよう命じました。
しかし、65まで雇用可能となったわけですから、もし5年働けば約2000万はなるであろう賃金が損失するわけですから、今回の支払いは妥当とは言えません。
金銭はともかくATUの組合員でも再雇用者がいて、42年余働いてきた社員に対して、短日勤務の2年契約しかしない企業があり、
今後課題として問題にしていくうえで、トヨタ社員の裁判を参考にして闘いを進めたいと思います。