聖書における、祈りの時間と、時課の祈りについて

聖書によれば,旧約時代から朝晩をはじめ,
一定の時刻に一日に何回か祈る習慣があり(《詩篇》55:18など),
キリストもたびたび祈り(《マルコによる福音書》6:46など),
弟子たちも一定の時刻に祈るようになった(《使徒行伝》2:15,3:1,10:9など)。

「口語訳」「旧約聖書」
詩篇/ 055篇 017節
夕べに、あしたに、真昼にわたしが嘆きうめけば、主はわたしの声を聞かれます。

「口語訳」「新約聖書」
マルコによる福音書/ 06章 46節
そして群衆に別れてから、祈るために山へ退かれた。

使徒行伝/ 02章 15節
今は朝の九時であるから、この人たちは、あなたがたが思っているように、
酒に酔っているのではない。

使徒行伝/ 03章 01節
さて、ペテロとヨハネとが、午後三時の祈のときに宮に上ろうとしていると、

使徒行伝/ 10章 09節
翌日、この三人が旅をつづけて町の近くにきたころ、
ペテロは祈をするため屋上にのぼった。時は昼の十二時ごろであった。

とき  時刻    時課名  唱えられる詩編   祈りのテーマ

あした 朝の九時  三時課 詩編17 25 51 聖霊降臨(せいれいこうりん)、
                           ピラトの手洗い、
                           ハリストスの茨の冠と鮮やかな衣

真昼  昼の十二時 六時課 詩編54 55 91 ハリストスの十字架刑、
                           十字架上のハリストス

夕べ  午後三時  九時課 詩編84 85 86 ハリストスの死

時間配分について( 中世カトリック教会の場合 )
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