神父様から聞いた、税吏の祈りからのお話です。

朝の祈祷文で、聖三者(聖三位)の唱えの後に、
税吏の祈祷である「神よ、われ罪人を憐みたまえ」と
「主、憐れめよ(キリエ、エレイソン)」を祈ります。

それは、聖書の
『神様、罪人のわたしをおゆるしください』(ルカ18:13)
から来ています。

聖書では、パリサイ人の行いのすべてが悪いわけではなく、
「この取税人のような人間でもないことを感謝します。」(ルカ18:11)
という、
人を見下した祈りが悪いとされるのです。(ルカ18:14)

そして、
律法による行い、二回の断食(水曜、木曜)、教会への十分の一献金は、
「律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。」(マタイ5:18)
とあるように、
行いも大切だと聖書には説かれています。

イエス様は、律法を廃する為ではなく、成就するためにきたのです。(マタイ5:17)