中論24章18偈

 >[諸々のものが何かを]縁として生起すること(縁起)を、我々は[諸々のものが]空であること(空性)を言う。
 >それ(縁起)は[何かを]因として[何かが]概念設定されること(因施設)であり、その同じものが中道である。
 >(龍樹「根本中頌」を読む より)

上記について月称は『プラサンナパダー(浄明句論)』で
 >縁起によって事物の施設がある。
 >現象が縁起することを根拠に空性が成立するが、現象そのものは、多くの因と縁によって造り出された仮の個物の集合体にすぎない。
 >この場合、仮の個物(=因施設,仮設)は実体あるものでなく、無自性である。
と解説してる。