「高原の千草の影の風さやか
そぞろに君のしのばるるかも 」
「吉兆で君の名を問う 春の醉 」

この裁判資料に表れた桐山さんの姿は、ただのオトコ、老人ですよね?
ワガママで傲慢な性格だから、周囲から嫌われ、孤独になってしまった老人です。
71歳でも、糖尿病で男性機能が不全でも、性欲だけは残っているから、
若い女を見るとムラムラする。

桐山さんの晩年は実に中途半端です。
阿羅漢として、性欲を制御するか、少なくとも制御しようと努力したのなら、
まだしも、制御どころか、自分から若い女に手を出した。
それなら、割り切って、超人と称して71歳でもムラダーラ・チャクラを
活性化させ、男性機能がギンギンで、若い女と愛欲に溺れたというなら、
それはそれでオスとしてはすごい。
だが、現実の桐山さんは聖者でも超能力者でもなかったから、
どちらもできなかった。

普通の男にすぎないから、性欲の制御もできず、欲望のまま若い女を求めた。
だが、チャクラ覚醒なんて嘘だし、糖尿病からEDで男性機能は役立たずで、
よくある老人のパターンで、性欲と性力が両立しない。
教団の中心にいながら、ワガママで身勝手な性格だから、親族は距離を置き、
孤独で心から信頼できる相手もいない。
大々運期の桐山さんは上半身も下半身も「さびしい」晩年だった。