投資、交換、贈与の3つの領域のお金についてサティさんは話をしてたのだけど、なるみたんのために概念の説明をする

投資はなるみさんの生活手段のお金すね
資本家が巨大なお金で伸びる企業の株や国の為替などを買うと何もしなくても彼らが頑張れば自分の投資したお金が増える、みたいなお金
これはお金がお金を生む錬金術で、額がどんなに増えても実感がなく夢の世界で進んでいるように感じても一歩も先に進んでいない、みたいな奇妙な感覚を生むお金の領域

交換のお金は物々交換から始まる原初的なお金
動物を狩猟してその肉を畑で耕した野菜と交換する、みたいなお金
それらは自身の労力で得たものをお金という抽象的な価値単位に変換し、それと同程度の価値と有するものと交換するためのお金
常に自分のリアルと接点を持ち続けるので投資のお金のように浮遊する感覚はない

贈与のお金は応援したい人や運動に見返りを求めずに与えるお金
相続もそれに当たるし、パトロンもそれに当たるし、ボランティアの寄付もそれに当たる
このレベルになるとお金に精神性が侵食し、物質的なものから霊的なものに変わる感覚がある

サティさんが好きなお金の領域は贈与だけど、今は大人なので交換のお金の領域で生きようと思ってるわけ
んで投資のお金には触れないでいいぐらいの強さが求められるから、それはしたたかに、しゅくしゅくとやってるわけ