中沢 新一(なかざわ しんいち、1950年5月28日 - )は、日本の人類学者、思想家、宗教学者。
元中央大学総合政策学部教授。
明治大学特任教授/野生の科学研究所所長。
多摩美術大学美術学部芸術学科客員教授。

「宗教から経済、科学から芸術にいたるまでの広大な領域でおこっている心の活動」をみずからの研究主題として、超域的観点から人文諸科学の知を再編成することを目指す人類学者。
クロード・レヴィ=ストロース、フィリップ・デスコーラ、ジャック・ラカン、ジル・ドゥルーズ等の影響を受けた現代人類学と、南方熊楠、折口信夫、田邊元、網野善彦等による日本列島の民俗学・思想・歴史研究、
さらに自身の長期的な修行体験に基づくチベット仏教の思想研究などを総合し、「対称性人類学」という独自の視点に基づく人類学を提唱する。
NHKで放映された『NHKスペシャル チベット死者の書の脚本も担当し、評判を呼んだ。