瞑想してみれば、法、概念、思考は無常であることは分かるでしょう。
生まれては消えていきますから。
例えば概念としての「ネコ」は過去、現在、未来、変わらず有るでしょう、と言いたいのが説一切有部だと思いますが、
いずれにせよ、概念は概念で「ネコ」という実体は無いのだから、どうでもいい話で、空論ですよ。
諸法は無我である。全ての概念には我と呼べる実体は無い。という真理を知れば、
概念に対する執着が無くなる。法によって苦しむことが無くなる訳ですから、諸法無我には意味があるんです。
論理的に、理論として正しいものでも、実際に苦しみを無くさなければ意味は無いですよね。