新約聖書 コリントの信徒への手紙一/15章
2節 どんな言葉でわたしが福音を告げ知らせたか、
しっかり覚えていれば、あなたがたはこの福音によって救われます。
さもないと、あなたがたが信じたこと自体が、
無駄になってしまうでしょう。
3節 最も大切なこととしてわたしがあなたがたに伝えたのは、
わたしも受けたものです。すなわち、
キリストが、聖書に書いてあるとおりわたしたちの罪のために死んだこと、
4節 葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおり三日目に復活したこと、
5節 ケファに現れ、その後十二人に現れたことです。
6節 次いで、五百人以上もの兄弟たちに同時に現れました。
そのうちの何人かは既に眠りについたにしろ、大部分は今なお生き残っています。
7節 次いで、ヤコブに現れ、その後すべての使徒に現れ、
8節 そして最後に、月足らずで生まれたようなわたしにも現れました。
9節 わたしは、神の教会を迫害したのですから、
使徒たちの中でもいちばん小さな者であり、使徒と呼ばれる値打ちのない者です。
10節 神の恵みによって今日のわたしがあるのです。
そして、わたしに与えられた神の恵みは無駄にならず、
わたしは他のすべての使徒よりずっと多く働きました。
しかし、働いたのは、実はわたしではなく、わたしと共にある神の恵みなのです。
【 聖書 新共同訳 日本聖書協会 】