以上は、イザヤ53章の預言の一部だが、

(1)メシアが罪のための犠牲として刺し通されて死ぬこと、
(2)その墓が悪人と共に設けられ、
(3)金持の墓に葬られること、などが預言されている。

他にも、53章全体の預言が、イエスの十字架〜復活によって成就する内容となっている。

そしてこれらの預言は、
(1)イエスが十字架の上で実際に刺し通されて亡くなったこと、それが罪の贖いのためであったこと、
(2)またイエスの処刑の際は両脇に二人の犯罪人が共に十字架に付けられていたこと、
(3)処刑後にはアリマタヤのヨセフと呼ばれる裕福なユダヤ人の議員が彼の遺体を引き取って自分の墓に収めたこと、

などが歴史上明らかとなっており、新約聖書の記録からその預言の成就を確認することができる。