3 すべての宗教の中心に「地球神信仰」を

  「人類の危機」と「宇宙からの介入」の可能性

 今、地球レベルで、次なる「価値観の対立」、新しい冷戦の起きそうな気配が出てきています。
 それは、「いったん死滅したかに思えた、唯物論や無神論の国家が、再び力を持ち、復活してきている」ということです。
 そして、「平等」「自由」「民主主義」「繁栄主義」に基づく国家のほうに、現在、やや衰退していく危険性が出てきているのです。

 ただ、私としては、「いかなることがあっても、やはり、神を認めない唯物論という、過てる信仰の下における国家経営、あるいは世界経営を、断じて許すわけにはいかない」と思っています。
 軍事力を背景にした世界皇帝的な者がまた出てくる可能性の高い時期が近づいてきているので、そうした者のなかに、もし悪魔が宿った場合には、悲惨な時代が生まれる可能性もあると考えています。
 光が闇の内に沈まないように、光を高く掲げなければならない時期が来ているのです。

 今、そうした「人類の大きな危機」が近づいてきていますが、それと同時に、おそらくは、次なる新しい流れとして、宇宙から地球への、また新たな干渉が起きてくるであろうと推定しています。
 「この地球文明は、滅びるに至るや否や」「この地球文明を、このまま放置してよいのかどうか」ということが、現在、宇宙のレベルでは議論されています。
「場合によっては、どこかで地球の文明に介入をかけなければいけないのではないか」という話がなされているところです。

 それを判断するに当たっては、「エル・カンターレ信仰に基づくエル・カンターレ文明」が、地球において勝利を収めたならば、「宇宙は、地球を観察し、見守る立場を保ちつつ、地球への干渉・介入は最小限にとどめる」という方針は従来どおりなのです。
 しかし、もしこのエル・カンターレ文明なるものが、蜃気楼に終わり、掛け声だけに終わった場合には、宇宙から新たな介入がなされてくると思われます。
 そうなると、今後、地球と宇宙を交えた混乱が起きてくる可能性があるので、「当初の『アルファの時代』とも似たものが、また到来するのではないか」と考えています。