2 光を感じ、人生を立て直す瞬間を

  霊的存在が肉体に宿って、地上で人生を送っている

 『救世の法』の第一章「宗教のすすめ」には、「絶対に外してはならない基本的真理」について書かれています。それは、幸福の科学の信者にとっては当たり前すぎるほど、私が繰り返し説いていることです。
 その一番目は、「人間の本質は霊的な存在であり、その霊的存在が肉体に宿り、地上で人生を送っているのだ」ということです。

 この一点目の真理について、「小・中・高・大」の学校教育のなかではまったく教わりませんし、社会道徳のなかでも教わることはありません。
むしろ、社会でエリートといわれる人たちは、その反対のことを言うことをもって、善と考え、インテリの証明であると考える傾向があります。
 これは、とても残念なことです。もちろん、「思想の自由」「言論の自由」「表現の自由」「出版の自由」など、そういう自由があることは十分に承知しています。
いろいろな意見があってよいし、いろいろな表現があってよいし、いろいろな考えがあってもよいとは思いますが、「事実と、そうでないものを区別するだけの智慧がない」ということは、人間として恥ずかしいことです。

 どのような意見を述べても自由ですが、そうは言っても、水素(H)と酸素(O)が結合したら、できるのは水(H2O)であり、水素と酸素が結合して石油ができたりはしません。
 いくら言論の自由があるからといって、「水素と酸素が結合したら石油ができる。それは言論の自由だ」ということがまかり通ると思っているならば、何かが欠けていると言わざるをえないのです。