ダーウィンの自然選択仮説は、
=遺伝+変異+形質間の繁殖率の差異+交配集団の隔離
でだいたい成り立っている。

「ほぼ中立」とは交配集団の規模によって中立と弱有害との間を動くもののこと。
つまり、交配集団の規模が大きければ弱有害となって自然選択が有効に働くが、
集団の規模が小さくなると遺伝的浮動によって弱有害ではなくなり中立になって
自然選択が有効に働かなくなる。
それが属する交配集団によって中立と弱有害との間を変動しうる表現型があるということ。
この想定によって中立説を補完することができる。