【福音の学び B】
他に例を見ない 「神の御子の受肉」 という事実から導き出される唯一の結論は、イエス・キリストが真に神のままで、真に人となられたということです。
主は神のひとり子、・ ・ ・ まことの神よりのまことの神、・ ・ ・ おとめマリアよりからだを受け、人となられました。(ニケア・コンスタンチノープル信条)
教会は最初の数世紀の間、この信仰の真理を歪めた異端に対してこれを擁護し、その内容を明確にしなければなりませんでした。

信条がキリストの生涯に関して述べているのは、ただ受肉(受胎と誕生)と過越の神秘(受難、十字架刑、死、埋葬、死者のもとに下ったこと、復活、昇天)についてです。
しかし、イエスの受肉と過越に関する信仰箇条は、キリストの地上の生活のすべてを解明します。
「イエスが行い、また教え始めてから、・ ・ ・ 天に上げられた日までのすべてのこと」(使 1:1-2)は、降誕と過越との神秘に照らして見なければなりません。

(カトリック教会のカテキズム 464,512 参照)