テヘランで176人搭乗の旅客機墜落、全員死亡

1/8(水) 14:20配信CNN.co.jp(CNN)

乗客167人、乗員9人が搭乗したウクライナ国際航空のボーイング737型機が8日午前、
首都テヘランのイマーム・ホメイニ国際空港を離陸直後に墜落し、イランの国営プレスTVによると、乗客乗員全員が死亡した。

プレスTVは同空港の広報担当者の話として伝えた。
国営メディアは当初、搭乗者数を180人と報じていた。

在イランのウクライナ大使館はCNNに、乗客名簿の情報を収集中と述べた。

イラン国営テレビIRINNが救急当局幹部の話として伝えたところによると、
救急隊が墜落現場に急行したが、現場では火災が発生し作業ができない状況だという。

航空追跡サイト「フライトレーダー24」はツイッターで、事故機は約3年半前から就航していたと述べた。

半国営通信ISNAによると、墜落は技術的な問題によるものだという。

ボーイングの広報担当はCNNに対して、報道は承知しており情報収集中と述べた。

事故はボーイングに新しい最高経営責任者(CEO)のデービッド・カルホーン会長が就任する数日前に発生した。
前CEOのデニス・ミュイレンバーグ氏は先月、小型旅客機「737MAX」の墜落事故2件やその後の対応をめぐり経営責任を問われていた。

ボーイングは一昨年から737MAXの墜落事故が相次ぎ、計346人が死亡。
その後同機は世界中で運航停止となった。
同社は早期の運航再開を目指しているすものの、予定より遅れが生じるなど問題が発生している。