野村のシンキング・ベースボールには、当然ブレイザーの合理的な思考が反映されてるが
ブレイザーのMLBキャリアは、STL→SFG→CIN→WSA→KCAと転々としてる中で
いちばん長くレギュラーだったのが1956〜1959のSTLカージナルス時代。
1958年には日米野球で来日しているが、この時のグラブ捌きに広岡が感銘を受けたとあるな。

ブレイザーがレギュラー二塁手だった頃のカージナルスは、大スターのスタン・ミュージアルが35歳から39歳まで。
この期間でも打点王や首位打者になる活躍だったが、他チームに与える脅威は徐々に低下し、弱体投手陣も相まって
チームも4位、2位、5位、7位(ナ8球団制、ア・ナで16球団制の時代)で、勝率5割越えも1度だけ。

ブレイザーは1959年を最後にSFGに移籍したが、この時のトレード相手が後に阪急に入るダリル・スペンサー。
https://www.baseball-almanac.com/players/trades.php?p=spencda01
https://www.baseball-almanac.com/players/trades.php?p=blasido01
なぜかwikiには載ってないのな。

ブレイザーのカージナルス最終シーズンに、若手のカート・フラッドやボブ・ギブソンが昇格している。