【燃える男】長嶋茂雄【ミスタージャイアンツ】 [無断転載禁止]©2ch.net

[0001 神様仏様名無し様 2016/04/19(火) 19:32:30.84 ID:W/GwFmGp]

巨人軍の伝説的三塁手、長嶋茂雄について語り合いましょう

[0002 神様仏様名無し様 2016/04/19(火) 23:09:22.97 ID:Q3zwWuu2]

常にお客さんを楽しませようと努力しているプロ意識は
野球界ナンバー１でしょう。

[0003 神様仏様名無し様 2016/04/20(水) 06:57:32.84 ID:RQVLxol+]

んー
だいたい昔は昔のプロ野球を特集した
MOOKが新刊で続々発売されてたけど
だいたい巻頭見開きはOとNだったな
白髪の禿げあがったおっさんが見返り気味に微笑む構図と
王さんなんか鼻毛まで見えるようなドアップでいつも写されてたな
どんな特集の時もまずこの2人の見開きだったから
当時を知らない俺でもこの2人が凄い人なんだ、ということは
直ぐ刷り込まれていった。

[0004 神様仏様名無し様 2016/04/21(木) 06:33:18.95 ID:wVpDH/Ob]

巨人ファンも昔に比べて急減してるよね
長嶋式金権野球をきっかけに
メジャーやJリーグに流れる青少年が続出した
そうやって巨人嫌い長嶋嫌いになった人たちも今は３０代〜４０代
部下や子どもたちに悪口を言いふらしている

[0005 神様仏様名無し様 2016/04/24(日) 01:15:30.00 ID:iejED1Tf]

７５も過ぎてから「月刊長嶋茂雄」という雑誌が出版されたように
特別な存在でしょう。

[0006 神様仏様名無し様 2016/04/24(日) 08:03:28.91 ID:YQm9qfDl]

日本中の爺さんたちにとっては特別な存在
爺さんたちは、20年以内にほとんど逝ってしまうけど

[0007 神様仏様名無し様 2016/11/26(土) 01:48:30.07 ID:Y9P0jkJB]

長嶋ファミリーの闇は深い

[0008 神様仏様名無し様 2016/11/26(土) 10:53:25.56 ID:uU7LlVP9]

早く死ねばいいのに

[0009 神様仏様名無し様 2016/11/27(日) 01:54:28.57 ID:5HAHY4UB]

お前が死ね。三日三晩苦しんで死ね。

[0010 神様仏様名無し様 2017/02/18(土) 14:49:04.94 ID:EzsTTmUh]

映画クレヨンしんちゃん　爆発！温泉わくわく大決戦
2月18日（土）13:30 ? 15:25 22:30 ? 00:25

[0011 神様仏様名無し様 2017/05/26(金) 17:45:35.87 ID:6M/5L+Ef]

【野球】広島・鈴木誠也、路上で美女の胸を「揉みってる」写真

http://www.news-postseven.com/archives/20170515_550568.html


明け方4時頃、西麻布で美女軍団と飲み明かした鈴木
http://i.imgur.com/8OzGiyb.jpg
http://i.imgur.com/xLHRCeI.jpg


坂本「早くナメろや！」

「(強制フェラの後、無理やり生で挿入)ガキ出来たらどないすんのじゃ！外出しは当たり前や！(激怒)」
http://i.imgur.com/1R8jUAi.jpg

[0012 神様仏様名無し様 2017/09/11(月) 22:32:48.72 ID:Y1Bt1JoT]

長嶋一茂、長島三奈　←　第二子はどこいったの？ [無断転載禁止](c)2ch.net [604021464]
http://leia.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1505135766/

[0013 神様仏様名無し様 2017/09/15(金) 15:09:34.65 ID:x2YGhBuQ]

長島一茂「広島もソフトバンクもマジック1なんですよ！北朝鮮のミサイルごときでギャーギャー騒ぐな」 [無断転載禁止](c)2ch.net [541495517]
http://leia.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1505455480/

[0014 神様仏様名無し様 2017/10/17(火) 20:41:43.82 ID:gb+8t6cx]

10月17日 (火) 21:00〜22:00
NHKBSプレミアム
アナザーストーリーズ 運命の分岐点
「引退　〜長嶋茂雄のラストシーズン〜」
ttp://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=11934
【司会】沢尻エリカ，
【出演】長嶋茂雄，堀内恒夫，深澤弘，長島三奈，柴田勲

[0015 神様仏様名無し様 2018/03/02(金) 12:53:54.03 ID:/bSh2axe]

すごくおもしろい嘘みたいに金の生る木を作れる方法
関心がある人だけ見てください。
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』

FCLZ0

[0016 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:10:01.42 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0017 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:10:17.66 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0018 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:10:33.00 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0019 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:10:48.27 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0020 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:11:03.52 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0021 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:11:18.89 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0022 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:11:34.14 ID:KvoM2FRK]

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[0023 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:11:49.57 ID:KvoM2FRK]

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[0024 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:12:04.76 ID:KvoM2FRK]

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[0025 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:12:19.99 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0026 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:12:35.44 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0027 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:12:50.73 ID:KvoM2FRK]

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[0028 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:13:05.83 ID:KvoM2FRK]

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[0029 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:13:21.08 ID:KvoM2FRK]

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[0030 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:13:36.48 ID:KvoM2FRK]

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[0031 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:13:51.72 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0032 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:14:06.98 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0033 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:14:22.47 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0034 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:14:37.87 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0035 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:14:53.00 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0036 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:15:25.72 ID:KvoM2FRK]

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[0037 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:15:40.86 ID:KvoM2FRK]

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[0038 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:15:56.10 ID:KvoM2FRK]

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[0039 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:16:11.29 ID:KvoM2FRK]

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[0040 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:16:26.74 ID:KvoM2FRK]

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[0041 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:16:41.96 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0042 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:16:57.65 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0043 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:17:13.49 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0044 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:17:28.95 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0045 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:17:44.22 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0046 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:17:59.45 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0047 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:18:14.93 ID:KvoM2FRK]

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[0048 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:18:30.16 ID:KvoM2FRK]

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[0049 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:18:45.48 ID:KvoM2FRK]

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[0050 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:19:00.70 ID:KvoM2FRK]

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[0051 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:19:16.14 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0052 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:19:31.46 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0053 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:19:46.82 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0054 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:20:02.03 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0055 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:20:17.43 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0056 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:20:32.63 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0057 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:20:47.87 ID:KvoM2FRK]

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[0058 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:21:03.11 ID:KvoM2FRK]

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[0059 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:21:18.44 ID:KvoM2FRK]

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[0060 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:21:33.61 ID:KvoM2FRK]

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[0061 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:21:48.93 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0062 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:22:04.65 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0063 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:22:20.62 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0064 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:22:36.05 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0065 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:22:51.46 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0066 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:23:06.93 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0067 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:23:22.09 ID:KvoM2FRK]

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[0068 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:23:37.39 ID:KvoM2FRK]

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[0069 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:23:52.62 ID:KvoM2FRK]

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[0070 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:24:08.09 ID:KvoM2FRK]

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[0071 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:24:23.35 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0072 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:24:38.65 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0073 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:25:08.31 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0074 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:25:23.52 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0075 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:25:38.84 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0076 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:26:05.18 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0077 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:26:20.63 ID:KvoM2FRK]

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[0078 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:26:36.00 ID:KvoM2FRK]

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[0079 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:26:51.31 ID:KvoM2FRK]

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[0080 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:27:06.68 ID:KvoM2FRK]

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[0081 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:27:21.81 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0082 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:27:37.24 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0083 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:27:52.52 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0084 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:28:07.94 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0085 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:28:23.39 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0086 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:28:38.77 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0087 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:28:54.09 ID:KvoM2FRK]

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[0088 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:29:09.45 ID:KvoM2FRK]

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[0089 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:29:24.80 ID:KvoM2FRK]

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[0090 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:29:40.02 ID:KvoM2FRK]

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[0091 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:29:55.52 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0092 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:30:10.88 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0093 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:30:26.05 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0094 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:30:41.53 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0095 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:30:56.94 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0096 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:31:34.83 ID:KvoM2FRK]

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[0097 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:31:50.01 ID:KvoM2FRK]

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[0098 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:32:05.43 ID:KvoM2FRK]

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[0099 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:32:20.78 ID:KvoM2FRK]

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[0100 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:32:36.05 ID:KvoM2FRK]

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[0101 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:32:51.42 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0102 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:33:06.63 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0103 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:33:22.03 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0104 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:33:37.55 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0105 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:34:14.75 ID:KvoM2FRK]

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[0106 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:34:30.04 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0107 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:34:45.41 ID:KvoM2FRK]

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[0108 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:35:00.77 ID:KvoM2FRK]

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[0109 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:35:15.93 ID:KvoM2FRK]

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[0110 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:35:31.42 ID:KvoM2FRK]

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[0111 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:35:46.64 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0112 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:36:01.83 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0113 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:36:17.18 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0114 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:36:53.82 ID:KvoM2FRK]

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[0115 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:37:09.31 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0116 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:37:24.68 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0117 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:37:39.97 ID:KvoM2FRK]

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[0118 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:37:55.42 ID:KvoM2FRK]

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[0119 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:38:10.78 ID:KvoM2FRK]

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[0120 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:38:26.05 ID:KvoM2FRK]

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[0121 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:38:41.41 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0122 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:38:56.66 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0123 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:39:11.85 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
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同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0124 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:39:27.11 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0125 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:39:42.59 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0126 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:39:57.87 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0127 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:40:13.17 ID:KvoM2FRK]

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[0128 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:40:28.49 ID:KvoM2FRK]

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[0129 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:40:43.85 ID:KvoM2FRK]

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[0130 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:40:59.06 ID:KvoM2FRK]

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[0131 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:41:14.36 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0132 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:41:29.56 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0133 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:41:44.96 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0134 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:42:00.28 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0135 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:42:15.71 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0136 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:42:53.23 ID:KvoM2FRK]

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[0137 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:43:08.56 ID:KvoM2FRK]

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[0138 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:43:23.77 ID:KvoM2FRK]

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[0139 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:43:39.18 ID:KvoM2FRK]

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[0140 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:43:54.37 ID:KvoM2FRK]

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[0141 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:44:09.77 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0142 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:44:25.04 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0143 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:44:40.32 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0144 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:44:55.67 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0145 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:45:12.22 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0146 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:45:50.00 ID:KvoM2FRK]

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[0147 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:46:05.26 ID:KvoM2FRK]

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[0148 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:46:20.68 ID:KvoM2FRK]

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[0149 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:46:35.88 ID:KvoM2FRK]

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[0150 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:46:51.28 ID:KvoM2FRK]

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[0151 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:47:06.54 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0152 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:47:21.78 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0153 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:47:36.95 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0154 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:47:52.97 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0155 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:48:08.30 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0156 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:48:23.61 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0157 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:48:39.05 ID:KvoM2FRK]

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[0158 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:48:54.26 ID:KvoM2FRK]

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[0159 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:49:09.71 ID:KvoM2FRK]

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[0160 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:49:25.05 ID:KvoM2FRK]

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[0161 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:49:40.33 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0162 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:49:56.07 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0163 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:50:11.07 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0164 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:50:47.28 ID:KvoM2FRK]

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[0165 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:51:02.55 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0166 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:51:17.85 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0167 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:51:33.11 ID:KvoM2FRK]

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[0168 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:51:48.29 ID:KvoM2FRK]

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[0169 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:52:03.68 ID:KvoM2FRK]

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[0170 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:52:19.19 ID:KvoM2FRK]

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[0171 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:52:34.50 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0172 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:52:49.91 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0173 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:53:05.26 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0174 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:53:20.41 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0175 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:53:35.86 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0176 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:54:13.93 ID:KvoM2FRK]

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[0177 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:54:29.25 ID:KvoM2FRK]

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[0178 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:54:58.45 ID:KvoM2FRK]

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[0179 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:55:13.86 ID:KvoM2FRK]

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[0180 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:55:28.98 ID:KvoM2FRK]

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[0181 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:55:44.30 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0182 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:55:59.57 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0183 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:56:14.63 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0184 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:56:29.99 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0185 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:56:45.32 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0186 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:57:00.51 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0187 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:57:15.87 ID:KvoM2FRK]

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[0188 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:57:31.16 ID:KvoM2FRK]

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[0189 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:57:46.62 ID:KvoM2FRK]

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[0190 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:58:01.87 ID:KvoM2FRK]

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[0191 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:58:17.27 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0192 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:58:32.50 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0193 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:58:47.78 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0194 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:59:03.05 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0195 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:59:18.49 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0196 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 15:59:58.31 ID:KvoM2FRK]

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[0197 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:00:13.72 ID:KvoM2FRK]

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[0198 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:00:29.06 ID:KvoM2FRK]

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[0199 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:00:44.27 ID:KvoM2FRK]

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[0200 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:00:59.58 ID:KvoM2FRK]

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[0201 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:01:14.74 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0202 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:01:30.08 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0203 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:01:45.49 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0204 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:02:00.74 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0205 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:02:16.07 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0206 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:02:31.33 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0207 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:02:46.53 ID:KvoM2FRK]

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[0208 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:03:01.88 ID:KvoM2FRK]

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[0209 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:03:17.28 ID:KvoM2FRK]

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[0210 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:03:32.54 ID:KvoM2FRK]

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[0211 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:03:47.62 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深ｂｭ関わらせていｂｽだいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0212 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:04:03.00 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0213 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:04:18.27 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0214 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:04:33.34 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0215 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:04:48.66 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0216 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:05:04.07 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0217 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:05:19.39 ID:KvoM2FRK]

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[0218 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:05:34.58 ID:KvoM2FRK]

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[0219 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:05:49.84 ID:KvoM2FRK]

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[0220 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:06:05.23 ID:KvoM2FRK]

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[0221 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:06:20.42 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0222 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:06:35.69 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0223 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:06:50.92 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0224 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:07:06.09 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0225 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:07:21.50 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0226 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:07:36.77 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0227 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:07:52.06 ID:KvoM2FRK]

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[0228 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:08:07.33 ID:KvoM2FRK]

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[0229 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:08:22.50 ID:KvoM2FRK]

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[0230 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:08:37.98 ID:KvoM2FRK]

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[0231 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:08:53.46 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0232 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:09:08.66 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0233 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:09:23.92 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0234 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:09:39.27 ID:KvoM2FRK]

イチロー、メジャー18年目の開幕を迎えるにあたり、ふと思ったことがある。
昨季までの日米通算26年間のプロ生活において、彼は果たして、いくつの歴史を作って来たのだろうか、と。
そしてまた、新しい歴史が今季も作られていく。
シーズンのはじまりはいつでも高揚感を伴うものだが、2018年のイチローの歩みが、楽しみでならない。
開幕前日。「9番・左翼」での開幕スタメンをスコット・サービス監督が発表した。
指揮官は右ふくらはぎを痛めたことや頭部死球を受けたことを振り返り、イチローの今キャンプを「クレイジー」と表現した上でこう続けた。
「最後の2日間で右ふくらはぎの状態が大丈夫であることを示してくれた。9番打者として、チームにさまざまな貢献をしてくれるはずだ」
実は、イチローには“もしや”の不安があった。それは“自分は開幕ロースターに入れるのだろうか”、ということだった。
首脳陣は最後の最後まで2つの選択肢を持っていた。右ふくらはぎに不安を抱えるイチローを登録するか、
それともイチローをロースターから外し、内外野を守れるユーティリティーのテイラー・モッターにするか。
首脳陣がその決断を下したのは28日午前。イチローに伝えられたのは、外野守備練習中のことだった。
指揮官から直接聞かされたその吉報に、44歳のメジャーリーガーは何を感じたか──。
率直に訊ねると、彼は喜びを隠すことなく表現した。
「まず、ここ、セーフコフィールドに立つことが大きな目標でしたから。途中からは。
こんなギフトがあるなんて思いもよらなかったですから。
いやーもうー、なかなかこう言う気持ちになることはない。アメリカでは少なくともなかった。
ここまで我慢してくれて、最終的にこの判断をしてくれた。
（キャンプの）途中から入ってきて、ケガをして、の選手に対する扱いではないですからね、これは。
当時、仰木監督がそういう思いにさせてくれたんですけど、20歳の時ね、僕が。
それに近い感覚がある、この判断は。びっくりしました」
聞き手として、心が動かされるような言葉だった。
イチローが思い起こした20歳の時の出来事。それはイチローが210安打を放ち、旋風を巻き起こした1994年シーズンのこと。
開幕してすぐ、オリックスが福岡遠征でダイエー（当時）に負けたある試合後のことだった。
イチローは、そのときの光景をこう振り返る。
「帰りのバスの中は、負けたので真っ暗なんですね、空気が。僕も空気を読むじゃないですか。
同じように頭を下げて行ったら、監督がバスを降りた時に『イチロー、お前なに下を向いているんだ。
ヒット1本、二塁打打って、お前はそれでいいんだ』って、『勝ち負けは俺が責任とるから、選手は自分のやることをちゃんとやれ！』って、
言われたんです、20歳の時に。その時にこの人のために頑張りたいと思った。芽生えたんですね。
当時はレギュラーで1年目のシーズンなので、自分のことを考えてやるのが精一杯じゃないですか、当然ですよね。
でもチームのために頑張れというのじゃなくて、自分のために頑張れって、なかなか言えることじゃないですよね。
しかもこれからっていう選手に対して。それですごく心が動いた記憶が鮮明にあるんですよ。
それとはもちろん違いますけど、心が動いたと言う意味では（今回のことは）似ていますね」
シーズン210安打を放ち、大ブレークを果たした1994年のイチロー。
やがて世界歴代最多の4356安打の放つことになるその背中を後押しした
仰木監督の「らしい」言葉を思い出させた、マリナーズ首脳陣の計らい。
サービス監督はこう言った。
「我々は選手を信じなければいけないんだ」──。
仰木彬氏には、伝説となった1988年10月19日の「川崎球場の激闘」以来、
メディアの1人として深く関わらせていただいた。
サービス監督の言葉を聞き、私もまた、お世話になった仰木監督のことを思い起こしていた。
首脳陣だけでなくセーフコフィールドのスタッフも、凱旋を温かく迎え入れている。
クラブハウスのロッカーは、6年前と同じ場所。“いつもの場所”でグラブを磨くイチローの表情は実に生き生きとしていた。
「本当、アメリカ人にも粋と言う概念がね、ないと思っていたけど、ちょっとあるかもねって、思ってしまいました」
自宅から通える環境を「最高っす」と喜んだイチロー。開幕スタメンは2013年4月1日、ヤンキース在籍時以来1823日ぶり。
セーフコフィールドに限れば2008年3月31日のレンジャース戦以来3650日ぶりとなる。
また44歳5カ月での開幕スタメンは1998年に日本ハムに在籍した落合博満の44歳3カ月を上回り、日本人最高齢記録となった。
常に歴史を作り、日々更新していく背番号51の2018年が、いよいよ始まった──。

[0235 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:09:54.61 ID:KvoM2FRK]

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[0236 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:24:51.89 ID:KvoM2FRK]

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[0238 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:25:26.87 ID:KvoM2FRK]

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[0246 神様仏様名無し様 2018/04/22(日) 16:28:24.02 ID:KvoM2FRK]

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