時間短縮の意識は高所得者ほど徹底している。野呂氏は、「高所得者は『時は金なり』で、1分いくらということを常に考えている人が多い」と言う。

「以前、ライフネット生命保険の創業者の出口治明氏に厳しく言われたのが、『昨日1時間かかった仕事は、今日はなにがなんでも59分でやれ。
1分短くして、それが6分短くなると、10%粗利が伸びたのと同じ効果がある』と。それからは仕事一つひとつの時間を測定し、分単位で考える習慣をつけています」。