MBO(マネージング・バイ・アウト)という手法を使って会社から事業部門を買い取り、独立する道を選ぶことにしました。
十数名いた部下たちに聞くと、全員がついてきたいと言います。
そんな彼らと血判状を交わし、「俺たちは沈み行くタイタニック号を捨て、大きな宝を探す海賊船に乗り換えるんだ」と。
私は退職金をすべてつぎ込み、さらに家を担保に個人保証もつけて融資を受けました

4、5年かけて暴騰した資源インフレも、リーマンショック後、半年で急落。山高ければ谷も深い。しかし、中国やロシアの資源ナショナリズム、BRIC'Sをはじめとする新興国の需要の高まりは一過性で終わることはなく、
今後もこのパラダイムシフトは続いていくでしょう。そして必ず資源インフレは再び起こります。そのタイミングと69種類あるレアメタルの銘柄をいかに見極め、
最大限の投資をするか。休むも相場。今は大勝負の時期を待っているところです。

地球規模で物事を見ることが必要です。家、個人、社会、日本、世界を見渡して、どこに閉そく感があるか。これからの経営者には、プラネティストとしての視点が求められるということです。世の中から求められている仕事はこれだと決めてかかったら、
その事業を3つの構造に分けて考えてみてください。まずは人に役立つことで固定費が稼げる「安定維持分野」、そして事業範囲を広げる「強化拡大分野」、あとは夢の部分「開発分野」。
事業を発展させながら継続するためには、この3つを市場環境、社内環境、想定されるリスクなどと照らし合わせながらバランス良く設計、運営していくことが大切だと思います。