日本と清(中国)が戦った日清戦争。当時の清は世界一の国内総生産(GDP)を誇っていたが、なぜ日本に敗北したのだろうか。
中国メディアの網易は4月28日、「世界一のGDPを誇った清が日本に勝てなかった理由」と題する記事を掲載した。当時日本のGDPが清のわずか5分の1だったのに負けてしまったのは不思議だという。

 記事はまず、国家の実力は、GDPだけでは測れないと指摘。工業、農業、サービス業のいずれもGDPの数字に表すことができるが、数字が同じでも発展の程度が
同じとは言えないとしている。一方は農業国でもう一方は工業国ということもあるからだ。

 記事は、「日本と清がまさにそうだった」と違いを指摘。日本は明治維新後に各分野を西洋から学び、制度、文化、技術、さらにはライフスタイルまで吸収し、徹底的な改革を遂げた。
そのおかげで急速に工業化を進めることができたのだが、「中国は違った」という。
中国も西洋から学んだものの、「単純に技術面だけ」を学び「縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)」になってしまったと残念がっている