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数学の証明という理論がわからないです

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0001132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 11:24:49.96ID:/E2KyCsI
ある事象で正しいからそれは正しい
それって正しいの?
0094132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 21:55:49.13ID:iT3CrOuB
命題:

kを体、V, Wをk上のベクトル空間、f: V → Wを線型写像とする。

(1) fが全射 ⇔ Im(f) = W
(2) fが単射 ⇔ Ker(f) = {0}
0095132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 21:59:57.64ID:iT3CrOuB
>>94
証明:

(1)は明らか。


(2)
まず、fが線型写像ならば、f(0) = 0 f(0) = 0である。
したがって、fが単射ならば、f(x) = 0となるx∈Vは0のみである。

逆に、Ker(f) = {0}とする。
x, y∈Vが、f(x) = f(y)を満たすとすると、fが線型写像であることから

f(x - y) = 0

Ker(f) = 0より、x = y。よって、fは単射である。□
0096132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 22:10:49.25ID:iT3CrOuB
例:

kは体、V = k^n, W = k^mとする。

A = (a_i,j) ∈ M_m,n(k)

とする。>>79の記号で、f_Aは

f_A(x) = Ax

で定まる線型写像とする。

Ker(f_A)は、連立一次方程式

a_1,1 x_1 + ... + a_1,n x_n = 0
...
a_m,1 x_1 + ... + a_m,n x_n = 0

の解(x_1, ..., x_n)全体からなる集合である。
0097132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 22:17:16.99ID:iT3CrOuB
kを体、Vをk上のベクトル空間とする。

x_1, ..., x_n∈Vが一次独立であるとは、以下の条件を満たすことである。

a_1 x_1 + ... + a_n x_n = 0 (a_1, ..., a_n∈k)
⇒ a_1 = ... = a_n = 0
0098132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 22:31:30.61ID:iT3CrOuB
例:

kを体、V = k^nとする。

e_1 := (1, 0, ..., 0),
e_2 := (0, 1, ..., 0),
...,
e_n := (0, 0, ..., 1) ∈ V

は一次独立である。
0099132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 22:42:06.46ID:iT3CrOuB
例:

kは体、Vはk上のベクトル空間とする。


x_1∈Vが一次独立でない
⇔ <x_1> = <0>

x_1, x_2∈Vが一次独立でない
⇔ x_2∈<x_1>

...

x_1, ..., x_n, x_(n+1)∈Vが一次独立でない
⇔ x_(n+1)∈<x_1, ..., x_n>
0100132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 22:50:36.06ID:iT3CrOuB
例:

kは体、V = k^2。
A = ((a b), (c d))∈M_2,2(k)とする。

連立一次方程式

Ax = 0 --- (*)

を考える。

(a, b), (c, d)が一次独立 ⇔.(*)の解が(0, 0)だけ
0101132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 22:55:32.07ID:iT3CrOuB
kは体、V, Wはk上のベクトル空間。f: V → Wは線型写像とする。

fが全単射のとき、同型写像という。
V, Wの間に同型写像f: V → Wが存在するとき、V, Wは同型であるという。
0102132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 23:16:54.46ID:iT3CrOuB
kは体、U, V, Wはk上のベクトル空間

 f  g
U→V→W

が完全であるとは、Im(f) = Ker(g)となることである。
0103132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 23:24:14.00ID:iT3CrOuB
例:

kは体、V, Wはk上のベクトル空間。f: V → Wは線型写像。

0 → Ker(f) → V → Im(f) → 0

は完全。
0104132人目の素数さん
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2021/02/15(月) 23:34:49.36ID:iT3CrOuB
kは体、Vはk上のベクトル空間。

部分集合B⊂Vが、Vの基底であるとは、以下を満たすことである。

(1) Bの空でない任意の有限部分集合は一次独立。
(2) 任意のx∈Vは、有限個のb_1, ..., b_n∈Bを適当に取れば、x∈<b_1, ..., b_n>とできる。
0105132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 09:02:53.66ID:c/rM9q1s
kは体、Vはk上のベクトル空間。
あるx_1, ..., x_n∈Vが存在して

V = <x_1, ..., x_n>

となるとき、Vは有限生成であるという。


まず、ベクトル空間に>>104の意味の基底が存在することを示す。
有限生成でない場合も存在するが、実用性皆無なので、有限生成の場合のみ扱う。
0107132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 09:29:48.89ID:c/rM9q1s
>>106
証明:

V = <x_1, ..., x_n> --- (1)

とする。集合X = {x_1, ..., x_n}の、一次独立な元からなる部分集合には、包含関係に関する極大元が存在する。
(∵ 有限集合だから。Vが有限生成でないときはZornの補題を使う)
それをB = {b_1, ..., b_d}とする。Bは一次独立なので、

V = <b_1, ..., b_d>

を示せばよい。⊃は明らかだから、⊂を示す。
0108132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 09:32:15.37ID:c/rM9q1s
>>107
簡単のため、元の順番を入れ替えて、

b_1 = x_1, ..., b_d = x_d (d≦n)

とする。まず、

x_(d+1), ..., x_n∈<b_1, ..., b_d>

であることを示す。

BはXの一次独立な部分集合の極大元だから、x_(d+1)以降を加えると、必ず一次独立でなくなる。したがって、

a_1 x_1 + ... + a_d x_d + c x_i = 0 (a_i, c∈k)

とすると、c = 0ならば、Bの一次独立性よりa_1 = ... = a_d = 0だから一次独立でないことに矛盾する。よって、c ≠ 0であるから

x_i = -1/c (a_1 x_1 + ... + a_d x_d)

である。(kが体であることをここで使った)
0109132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 09:33:51.06ID:c/rM9q1s
>>108
x∈Vとする。(1)より

x = a_1 x_1 + ... + a_n x_n

と書ける。x_iはすべて<b_1, ..., b_d>に属するから

x∈<b_1, ..., b_d>

である。□
0110132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 09:47:13.43ID:c/rM9q1s
定理:

kを体、Vを有限生成ベクトル空間とする。
Vの基底の濃度は、取り方によらず一定である。
0111132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 11:58:26.22ID:c/rM9q1s
>>110
証明:

B = {b_1, ..., b_d}, B' = {b'_1, ..., b'_d'}をVの基底とする。

このとき、(d', d)行列A = (a_i,j)と、(d, d')行列A' = (a'_i,j)があって、

b'_i = 納j=1 to d] a_i,j b_j(1≦i≦d')
b_i = 納j=1 to d'] a'_i,j b'_j(1≦i≦d)

を満たす。このとき、

A' A = I_d
A A' = I_d'

(I_nは、n次の単位行列。すなわち、対角成分が1、それ以外が0のn次正方行列)
0112132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 12:02:14.41ID:c/rM9q1s
>>111

n次正方行列A = (a_i,j)に対して、Aのトレースを

tr(A) = 納i=1 to n] a_i,i =a_1,1 + ... + a_n,n

で定義する。


補題:
Aを(m,n)行列、Bを(n,m)行列とする。このとき、

tr(AB) = tr(BA)。


証明:
計算するだけ。□
0114132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 12:06:04.37ID:c/rM9q1s
kを体、Vをk上の有限生成ベクトル空間とする。

>>110より、Vの基底の濃度は一定であるから、その値をdim(V)と書き、Vの次元という。また、dim(V) = n < ∞であるとき、Vは有限次元、特にn次元であるという。
0115132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 12:28:52.14ID:c/rM9q1s
>>104の定義では、基底は集合なので順序は関係ないが、
>>111の証明にもあるように複数の基底関で係数を変換する行列などを考えることが多いので、
以後、基底B = {b_1, ..., b_d}を

b = (b_1, ..., b_d)

のように並べ方まで考慮して書くことがある。
0116132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 12:44:24.46ID:c/rM9q1s
次の補題は、部分空間の基底を適当に延長して、全体の基底にできることを言っている。


補題:

kを体、Vをn次元ベクトル空間とする。

b = (b_1, ..., b_n)

をVの基底とする。1≦k≦nとし、{x_1, ..., x_k}⊂Vを一次独立な部分集合とする。このとき、bの適当なn - k個の元

b'_(n-k+1), ..., b'_n∈b

を取れば、

(x_1, ..., x_k, b'_(n-k+1), ..., b'_n)

をVの基底にすることができる。
0117132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 13:35:18.96ID:c/rM9q1s
>>116
証明:

n - kの帰納法で示す。

k = nのとき。
>>110より、n次元ベクトル空間のn+1個以上の元は必ず一次従属になる。よって、b_iはすべて<x_1, ..., x_k>に属する。
bはVの基底なので、<x_1, ..., x_k> = Vである。x_1, ..., x_kは一次独立なので、これは基底である。

k < nのとき。
>>110より、<x_1, ..., x_k> ≠ Vである。よって、<x_1, ..., x_k>に含まれないb_iがある。{x_1, ..., x_k, b_i}は一次独立であるから、帰納法の仮定より、bの元をさらにn-k-1個加えてVの基底にできる。□
0118132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 13:43:41.74ID:c/rM9q1s
命題:

kを体、Vをk上の有限次元ベクトル空間、W⊂Vを部分空間とする。このとき

dim(W) ≦ dim(V)

である。
0119132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 13:47:35.95ID:c/rM9q1s
>>118
補題:

kを体、Vをk上の有限次元ベクトル空間、W⊂Vを部分空間とする。このとき、Wも有限生成である。
0120132人目の素数さん
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2021/02/16(火) 14:00:12.29ID:c/rM9q1s
>>119
これはベクトル空間以外の代数構造では成り立つとは限らない。
たとえば、多項式環k[X, Y]は、k上の多元環として1, X, Yで生成されるが、
その部分環

k[X, XY, XY^2, ...]

はk上の多元環として有限生成ではない。
0121132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 14:27:39.53ID:c/rM9q1s
>>119
証明:

W = <0>ならば有限生成である。
W ≠ <0>ならば、x_1∈W\<0>が取れる。W = <x_1>ならば有限生成である。
W ≠ <x_1>ならば、x_2∈W\<x_1>が取れる。W = <x_1, x_2>ならば有限生成である。
W ≠ <x_1, x_2>ならば、x_3∈W\<x_1, x_2>が取れる。W = <x_1, x_2, x_3>ならば有限生成である。
...

これを繰り返すことで、一次独立な元の集合{x_1, ..., x_k}⊂W⊂Vが得られるが、>>110よりk≦dim(V)でなければいけない。

よって、Wは有限生成である。□
0122132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 14:35:14.39ID:c/rM9q1s
>>118
証明:

>>121よりWの基底

b = (b_1, ..., b_k)

が存在するが、>>110よりVの一次独立な元の個数はdim(V)以下なので、dim(W) = k ≦ dim(V)。□
0123132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 14:50:47.24ID:c/rM9q1s
>>110
この形で使っているようなので、証明しておく。

系:

kを体、Vをk上のベクトル空間。

W = <b_1, ..., b_k>⊂V

とする。{x_1, ..., x_l}⊂Wが一次独立とすると、

l ≦ k

である。
0124132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 16:04:29.87ID:c/rM9q1s
方針変換。
ベクトル空間の一般論を確立してから、連立一次方程式をやろうと思ったけど、先に連立一次方程式をやる


>>123
証明:

W = <b_1, ..., b_k>より、(l, k)行列A = (a_i,j)が存在して

x_1 = a_1,1 b_1 + ... + a_l,k b_k
...
x_l = a_l,1 b_1 + ... + a_l,k b_k

となる。

Aを基本変形すると階数はk以下であるから、l > kならばx_1, ..., x_lは一次従属である。□
0125132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 23:32:28.19ID:dluONYOe
定理:

kを体、V, Wをk上有限次元ベクトル空間、f: V→Wを線型写像とする。このとき

dim(Im(f)) = dim(V) - dim(Ker(f))。
0126132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 23:54:14.11ID:dluONYOe
>>125
証明:

dim(V) = n、dim(Ker(f)) = k、(b_1, ..., b_k)をKer(f)の基底とする。
>>116より、Vの適当な元b_(k+1), ..., b_nを取ることにより、

B = (b_1, ..., b_n)

をVの基底にできる。

B' = (f(b_(k+1)), ..., f(b_n))

がIm(f)の基底であることを示す。


BがVの基底であること、b_1, ..., b_n∈Ker(f)であることから、

Im(f) = <f(b_(k+1)), ..., f(b_n)>。


a_(k+1) f(b_(k+1)) + ... + a_n f(b_n) = 0 (a_i∈k, k+1≦i≦n)

とすると、

f(a_(k+1) b_(k+1) + ... + a_n b_n) = 0

よって、a_(k+1) b_(k+1) + ... + a_n b_n∈Ker(f)。

n = dim(Ker(f)) + dim(<b_(k+1), ..., b_n>) - dim(Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n>)
= k + (n-k) - dim(Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n>)

なので、Ker(f)∩<b_(k+1), ..., b_n> = <0>。よって、a_(k+1) = ... = a_n = 0。

よって、f(b_(k+1)), ..., f(b_n)は一次独立。□
0129132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/16(火) 23:59:19.98ID:dluONYOe
>>126

kを体、Vをk上の有限次元ベクトル空間、U, W⊂Vを部分空間とする。
>>127よりU∩WはVの部分空間であり、

dim(U⊕W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)

が成り立つ。
0131132人目の素数さん
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2021/02/17(水) 00:19:59.45ID:8rLvZi8O
ようやくルベーグに進んだと思ったら結局また線形に逆戻り、か……
0132132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/17(水) 09:37:32.95ID:roaJxwbL
>>129
訂正:

> dim(U⊕W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)

dim(U + W) = dim(U) + dim(W) - dim(U∩W)

U + W := { u + w; u∈U, w∈W }
0133132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/17(水) 19:39:30.17ID:je7Fy8iq
「選択公理がないと証明できない」という命題はどうやって証明するんだろな。
ハーンバナッハの定理は選択公理無しには証明できないらしい。
0134132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/17(水) 20:07:05.13ID:zld65fln
>>133
>ハーンバナッハの定理は選択公理無しには証明できないらしい。

というのはガセ
0135132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 15:55:02.33ID:nRIK6KzM
非数学科の学生です。
数学科の同級生に問題を出してもらったので、解きます。
0137132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 15:56:09.11ID:nRIK6KzM
問題

Xをコンパクト位相空間とする。
Xの閉部分集合はコンパクトである。
0139132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 16:00:31.63ID:nRIK6KzM
定義1.
位相空間Xがコンパクトであるとは、Xの任意の開被覆

U = {U_i} s. t. X = ∪ U_i

に対して、有限個のU'_1, ..., U'_n∈Uを選んで、

X = U'_1∪ ... ∪ U'_n

とできることを言います。
0140132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 16:01:45.40ID:nRIK6KzM
また、位相空間Xの部分集合Sがコンパクトであるとは、
SにXの相対位相を入れたときにコンパクトになることを言います。
0142132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 16:05:17.38ID:nRIK6KzM
まず、任意の有限集合はコンパクトです。
なぜならば、有限集合には有限個の開集合しか存在しないからです。
0143132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 16:07:03.65ID:nRIK6KzM
Xを実直線Rとします。
Rの有界閉区間[a, b]はコンパクトです。

これは、次の方法で証明できます。
0144132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 16:14:50.84ID:nRIK6KzM
(1) まず、[a, b] = [0, 1]としてよいです。

a = bならば、>>142よりこれはコンパクトです。

そうでなければ、f: [0, 1] → [a, b]を

y = f(x) = (b - a)x + a

で定めると、これは連続全単射で、逆写像

x = g(y) = (y - a)/(b - a)

も連続であるので、fは同相写像となります。
0145132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 17:39:55.54ID:umGW1Vqs
(2) [0, 1]がコンパクトでないとして、矛盾を導きます。

I = [0, 1]とします。
Uを、Iの無限個の開集合による開被覆とします。

I = [0, 1/2] ∪ [1/2, 1]

なので、Iがコンパクトでないとすると、[0, 1/2], [1/2, 1]の少なくとも一方は、Uの有限個の開集合で被覆できません。
なぜならば、両方の区間がともにUの有限公個の開集合で被覆できると、それはIの被覆でもあるため、Iがコンパクトになるからです。

簡単のため、[0, 1/2]が、Uの有限個の開集合で被覆できないとします。 --- (*)

I_1 = [0, 1/2]

とします。

I_1 = [0, 1/4] ∪ [1/4, 1/2]

なので、上と同様の議論により、[0, 1/4]は、Uの有限個の開集合で被覆できないとしてよいです。これを繰り返して、

I_n = [0, 2^(-n)]

とすると、I_nはすべて、Uの有限個の開集合で被覆できません。そして

0 ∈ ∩[n≧0] I_n --- (**)

です。しかし、Uの開集合のうち、0を含むものを取り、それをU'とすると、十分小さな正の数rに対して、

B_0(r) := { x ∈ I | 0 ≦ x < r }

はU'に含まれます。そして、nが十分大きければ、

0 < 2^(-n) < r

とでき、

I_n ⊂ B_0(r) ⊂ U'

となり、I_nはUの有限個の開集合で被覆できることになり、矛盾します。□


(*)を厳密にするには、各I_nは実際に有限個で被覆されない方を選び、(**)で0の代わりに、それらの共通部分の元を取ります(それは存在します)。
0147132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 17:50:53.89ID:umGW1Vqs
やはり、例を続けます。
今度は、コンパクトにならない例を挙げます。
0149132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 17:58:25.28ID:umGW1Vqs
X = (0, 1)
I_n = (2^(-n), 1) (n=1, 2, ...)

とおきます。I = {I_n}はXの開被覆です。
実際、任意のx∈Xに対して、十分大きなnを取れば、2^(-n) < xとできるからです。

しかし、Iのいかなる有限個の開集合を選んでも、Xを被覆することはできません。
I_nをどのように有限個選んでも、添字nの最大値Nが存在します。そして、0 < x < 2^(-N)となるx∈Xが存在し、それは今選んだどのI_nにも含まれないからです。
0150132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 18:00:11.57ID:umGW1Vqs
X = Z = { ... -2, -1, 0, 1, 2, ... }

とします。Zに離散位相を入れたものはコンパクトではありません。
明らかに、開被覆{{n}}_{n∈Z}から有限個を選んでX全体を被覆することはできません。
0151132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 18:06:30.83ID:umGW1Vqs
>>143と同様に、ユークリッド空間では、有界閉集合はコンパクトです。

ここで、有界閉集合がコンパクトでない例を挙げます。
0154132人目の素数さん
垢版 |
2021/02/18(木) 19:07:54.06ID:umGW1Vqs
a = {a_n}, b = {b_n}∈X

に対して、成分ごとの和と実数倍を定めます。つまり、

a + b = {a_n + b_n}
ca = {c a_n}

です。三角不等式により、これらもXの元になります。
0155132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 20:03:26.99ID:9NOYrmy+
aとbの距離を

d(a, b) = √||a - b||

で定めます。ただし、a = {a_n}に対し、

||a|| = (a_n)^2

です。
0156132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 20:52:09.90ID:IrdJv5En
Xの部分集合Sを、1つの成分が1、その他が全部0の元全体とする。つまり、

S = {(1, 0, 0, ...), (0, 1, 0, ..., ), (0, 0, 1, 0, ...), ...}
0158132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:05:12.45ID:IrdJv5En
Sは閉集合。


x = {x_n} ∈ X\Sを取る。

x_nは収束するから、十分大きなNを取れば、

|x_N| < 1/2

とできる。だから、a∈Sで、N番目以降が1のものに対して、

d(x, a) ≧ |x_(aが1の添字) - a_(aが1の添字)| > 1/2

だから、r = min{1/2, d'}とおく。ただし、

d' = min{d(x, 1番目が1), d(x, 2番目が1), ..., d(x, N番目が1)}

とすれば、

x ∈ B_x(r) ⊂ X\S。
0159132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:07:58.03ID:IrdJv5En
Xがコンパクトでないこと。

Xの異なる2元間の距離は√2だから、各点を中心とする半径√2/2の開球を無限個でXを被覆すれば、これらの1つでも欠けたらXを被覆できない。
0162132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:17:52.59ID:IrdJv5En
X, Yは位相空間、Xはコンパクト、f: X→Yは連続写像とする。

U = {U_i}

をf(X)の開被覆とすると、

V = {V_i = f^(-1)(U_i)}

は、Xの開被覆である。Xはコンパクトだから、そのうち有限個

V_(i_1), ..., V_(i_n)

でXを被覆できる。よって、

U_(i_1), ..., U_(i_n)

でf(Y)を被覆できる。
0163132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:18:57.39ID:IrdJv5En
Xをコンパクト位相空間、f: X → Rを連続写像とする。

fには最大値・最小値が存在する。
0164132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:37:23.87ID:IrdJv5En
最小値の存在を示す。

fに最小値が存在しないとして矛盾を導く。
任意のa∈Xに対して、

U_a = { x∈X | f(x) > f(a) } = f^(-1)((f(a), ∞))

はXの開集合である。fには最小値が存在しないので、任意のx∈Xに対して、適当なa∈Xを取れば、

x ∈ U_a

とできる。つまり、{U_a}はXの開被覆である。Xはコンパクトなので、有限個のU_aで被覆できる。その内f(a)が最小となるU_aを取ると、U_aの定義から

U_a' = U_a ∀a'
∴ X = U_a

である。ところが、aはU_aに含まれないので矛盾である。
0165132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:38:37.47ID:IrdJv5En
Xはコンパクト空間、Yはハウスドルフ空間とする。任意の連続写像f: X → Yは閉写像である。
0166132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:43:48.85ID:IrdJv5En
F⊂Xを閉集合とする。f(F)が閉集合であることを示す。

y ∈ Y\f(F)を任意に取る。
Yはハウスドルフ空間なので、次のようなf(F)の開被覆が取れる。

任意の点f(x)∈F(X)に対して、2つの開集合f(x)∈U_x、y∈V_xで、U_x ∩ V_x = ∅となるものが存在する。

U = {U_x}

とする。
0167132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:50:03.48ID:IrdJv5En
Fがコンパクトであることを示す。

Fの開被覆V = {V_x}を取る。

X\Fは開集合なので、任意の点x∈X\Fに対して、

x ∈ W_x ⊂ X\F

となる開集合W_xが存在する。W = {W_x}はX\Fの開被覆である。

V∪WはXの開被覆で、Xはコンパクトだから、この内有限個の開集合でXを被覆できる。
Wに属する開集合はFと交わらないので、このとき、FはVに属する有限個の開集合で被覆される。
つまり、Fはコンパクト。
0168132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:53:40.71ID:IrdJv5En
よって、>>161より、f(F)はコンパクトである。

よって、>>166のUのうち有限個の開集合でf(F)は被覆できる。それらを

U_(i_1), ..., U_(i_n) ∈ U

とすれば、>>166の記号で

V_(i_1) ∩ ... ∩ V_(i_n)

はyを含む開集合で、f(F)と交わらない。
よって、f(F)は閉集合である。
0170132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:55:32.60ID:IrdJv5En
>>165を包含写像に適用すれば、

ハウスドルフ空間のコンパクト集合が閉集合であることが言えます。
0171132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 21:56:33.55ID:IrdJv5En
>>170
これは直接示すことも簡単です。

Xをハウスドルフ空間、K⊂Xをコンパクト部分集合とすると、Kは閉集合。
0172132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:02:35.47ID:IrdJv5En
x∈X\Kを任意に取る。

Xはハウスドルフ空間なので、Kの開被覆が以下のように取れる。

任意の点y∈Kに対して、2つの開集合y∈U_y、x∈V_yで、U_y ∩ V_y = ∅となるものが存在する。

U = {U_y}

はKの開被覆である。Kはコンパクトなので、有限個のU_(i_1), ..., U_(i_n)で被覆できる。このとき、

V_(i_1) ∩ ... ∩ V_(i_n)

はyを含む開集合で、Kと交わらない。よって、Kは閉集合である。
0176132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:07:50.40ID:IrdJv5En
実際、異なる2点x, yを取ると

d = d(x, y) > 0

なので、半系d/2の開球で分離できます。
0177132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:09:27.20ID:IrdJv5En
位相空間Xが連結であるとは、互いに交わらない空でない2つの開集合の和で書けないことです。
0178132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:10:21.64ID:IrdJv5En
連結な位相空間Xの開集合かつ閉集合である部分集合は

∅, X

だけです。
0179132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:14:20.03ID:IrdJv5En
UをXの開集合かつ閉集合とします。
UがX or ∅なら正しいので、Xでも∅でもないとします。

UはXと異なる閉集合なので、F = X\Uは空ではない開集合です。
よって、

X = U ∪ F

これはXが連結でないことを意味します。
0181132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:21:16.90ID:IrdJv5En
f: X→ Yが開写像
⇔ ∀x∈X、∀開集合x∈U、 f(U)は開集合
⇔ ∀x∈X、∀開集合x∈U、∃開集合x∈B⊂U s.t f(B)は開集合

⇒は全部自明
3つ目から1つ目を示す
0182132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:23:45.35ID:IrdJv5En
U⊂Xを開集合とする。
f(x)∈f(U)を任意に取る。

開集合Bで

x∈B⊂U、f(B)⊂f(U)が開集合

が存在。
0187132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:48:52.71ID:IrdJv5En
Δ: X → X×X
Δ(x) = (x, x)

とする。

(x, y)∈X×X\Δ(X)を任意に取ると、x≠y。

Xがハウスドルフならば、Xの開集合x∈U、y∈Vで、U∩V = ∅となるものが存在。

(x, y) ∈ U × V ⊂ X×X\Δ(X)。

逆に、Δ(X)が閉集合なら、任意の(x, y)∈X×X\Δ(X)に対して

(x, y) ∈ W ⊂ X×X\Δ(X)

となる開集合Wが存在。積位相の定義より、Xの開集合x∈U、y∈Vが存在して

U × V ⊂ W

となる。U×VはΔ(X)と交わらないので、U, Vはx, yを分離する近傍になる。
0188132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:56:24.95ID:IrdJv5En
f: X → Yが連続写像

Yがハウスドルフならば、
Γ: X→X×Y x → (x, f(x))の像は閉集合


f: X → S
g: Y → S
を連続写像

Sがハウスドルフならば、

ker(f, g) = { (x, y)∈X × Y | f(x) = g(y) }

は閉集合
0190132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 22:58:59.02ID:IrdJv5En
原点が2重になった直線は、すべての点がハウスドルフな近傍を持ちますが、2つの原点を分離する近傍はありません。
0191132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 23:21:47.28ID:IrdJv5En
R^nの開集合Uは

任意のp∈Uに対して、ある正の数r > 0が存在して

B_r(p) := { x∈R^N | |x - p| < r}
x ∈ B_r(p) ⊂ U

となることです。
0193132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 23:22:48.58ID:IrdJv5En
この

B_r(p)

の形の開集合全体は、一般の位相空間では基本近傍系という概念に一般化されます。
0194132人目の素数さん
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2021/02/18(木) 23:24:04.96ID:IrdJv5En
集合に対し、基本近傍系を定めれば、上の定義と同様にして位相が定まります
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