>>499
充満多重同型について自分なりの理解と覚えている範囲で書くと、HT1→HT2との間だけの関係ではなく、
HT1→HT2→……HTnというΘリンク総体として“充満”多重同型という考え方ですね
さらに復元/構成ごとに前のHTの位相構造はリセットされて引き継がれていくから、空になります

そこで必要なのがラベルの使用と管理ということになる。これはたんなる識別だけでなく、
j^2のようなテータ関数の特殊値の代入点を示すラベルもあるわけです
このように、充満多重同型とラベルは独立したものではなく、セットになっているわけです
前者を認めたら後者が必要になる、後者がないと前者は意味をなさない

これは望月が「多輻的アルゴリズム表現とは局所の総計ではなく、大域的なものだ」という反論レポの主張ともつながりますね

仮にこの主張を認めたとしましょう。だが、ここで問題になるのがクオンタ誌でスティックスが語っていたような、
「局所的には整合性があっても全体的には管理できていない」という主張ですね
つまり、Θリンクだけでも2つの不定性を含み、Teichmuller dilationで変形されつつ復元/構成が行われHTが作られていくので、
HT1で通用するスケールがHT2では通用せず、Θリンク総体としておかしなことになっていく、と

この辺が両者の主張の分かれ目で、望月としては「非常に似ているが“異質な環構造”」であるが、
「異質な環構造であるが“非常に似ている”」からこの論法は成立するということになる
SS、特にショルツからすれば、充満多重同型という考え方からして怪しいが、上記のような望月の考えはご都合主義すぎるということになる