さらに,上記を事前確率として,
事後確率としてお化けに遭遇する確率を考えたとき,
遭遇するか否かを1/2として考えれば,どちらのほうが
実際に近い確率が得られるかは言うまでもないだろう.
上記のほうでは,
頻繁にお化けに遭遇することになってしまう.

それは,遭遇する確率を1/2とするのがおかしくて,
これら事前確率の確率分布は
p = qの左右対称な二項分布を取るのではなく,
p<<<qな二項分布であることが予想されるわけだが,
その予想を可能とするのも,いわゆるベイズ統計の
知識があるからである.