>>227
C++さん、どうもありがとう

>石井俊全「ガロア理論の頂を踏む」に比べるとがっかりな内容ですね…

それは、視点の違いですよ
ガロア山かガロア国に例えるかはともかく

マップは、細かいのと概略の荒いのと、二つある方が良い
石井本は、細かいマップで
上野孝司 著 は、概略の荒いマップです
http://hooktail.sub.jp/contributions/galoire32160913tu.pdf
響きあうガロアとガウス―正 17 角形の作図問題(第2版) 2016 年12 月5日

(引用開始)
0.はじめにー構造的数学教育の再考

筆者が体験した現代の数学教育
(東京大学教養学部と理学部数学科の数学教育)では、高校の数学を終えて大学に入ると、1、2年の教養課
程でストークスの定理までを扱う解析学やジョルダンの標準型までの線形代数、位相や集合論などといった“
基礎”を学んだ後に専門課程で、群、環、体、留数定理に至るまでの複素解析の基礎を経てようやく“体とガロ
ア理論”(3年次の代数学講義)の一般理論にたどりついたと思いきや、ここで正17 角形の作図を応用問題の
ひとつとして、いっきょにサッと終えてしまう。しかし、大学の数学科の学生ならまだしも、普通の理工系の
学生にとってはこれは酷な話である。ほとんどの学生や一般の社会人は、この興味深い作図問題に至る一連の
課程をこなしきれず途中で力尽き、正17 角形の問題にたどり着くことができない。結局は断念するか、せい
ぜいネットで一連の理論の終盤で扱う定規とコンパスによる作図といった技巧的な事柄を学ぶ程度で終わって
しまうのである。筆者もこの作図問題の存在を知ったのは高校生のときであったが、実際にそれを理論として
学習するまでには5年もの歳月を要した。

つづく