つづき

1件中1 - 1件目のレビューを表示
5つ星のうち3.0ガロアが好きなんですね
2018年12月7日
Amazonで購入
生誕二百年前後には多くのガロア理論解説本が出た。その際、著者もすでに便乗本を出していた。
今度は、ガロア自身の有名な第一論文の解説である。われわれの世代だと、確かに、ガロアは「ヒーロー」である。ガロアかっけ?である。そして多くの者が日下部とか山下などのガロア本に手を出してしまうのである。その先にはアルティン本があるのだが、そこまでたどり着いた者はわずかだと思う。

最近の「頂き」にしてもアルティン系だった。今度こそ、と思いながら、5合目にも達せずあえなく転落骨折がいいところではなかろうか。(ガロア理論がわからなくたって、死にゃ?しません。)

そこにまたまたの新刊!高校数学の範囲でガロアの理論ではなく、彼自身の論文をやさしく解説してくれると言う。長々と書くのは止めて正直に白状すると、今回も「ガロア、やっぱすごい」とは行きませんでした。

よ?く思い出すと、かのジョルダンは自分の有名な置換論を「ガロアの解説本に過ぎません」と謙遜したそうだ。ただの解説本が、びっちりと印刷された667ページもの大冊になるだろうか?
それに引き換え、スカスカの177ページの小冊子ごときで、やっぱガロアは分かる訳がないのでした。トホホな読書時間だった。
(引用終り)
以上