>>232
> >>230
> 論理記号と集合記号が対応している、という話を先に知っていたら
> トートロジーA→Aに対応するA⊃Aは全然おかしくない。

何を言いたい?
A⊃Aの⊃は集合の包含関係の記号か、それとも論理の含意の記号か?

そもそも論理の含意で使われている⊃は集合の包含関係として見ると逆向きだ
論理の含意 ∀x.A(x)⊃B(x) が成り立っている時かつその時、集合の包含関係としては{x |B(x)}⊃{x |A(x)}になる

実は論理の含意の記号⊃は集合の包含関係の⊃とは全く違う道筋で生まれた
かつての記号化される前の哲学の論理学でA implies B のことを B complies with A(BはAを満たす)とも言われていたが
後者を“complies with”の頭文字“c”だけを使って B c A と略するようになった
そして前者の implication をこのcの逆向きの文字を使って A cの左右反転文字 B と書くようになったが
この「cの左右反転文字」が現在でも含意の記号として使われている⊃に変形したというわけだ

なので含意の論理記号としての⊃と集合の包含関係の記号⊃とは実は関係なく生まれて、現在、たまたま見掛けが同じ記号になっているだけなんだ
だから含意の記号と集合の包含関係とが一致せず逆向きになっているという不幸な現状は、互いに独立に生まれてきた記号だから仕方ないのだ

そして集合の包含関係としての⊂や⊃に関して、通常の算術的な不等号の<や>に対する≦や≧と同様に等しい場合を含むのを明示した⊆や⊇があるのだから、
等しい場合を含まないように運用するのが妥当なのだが、君のような勘違いをしている人が少なくないためにA⊃Aなどと平気で書いている書籍が後を絶たず
初心者にとって混乱の原因を生み出している