>>693
ソ連の数学者スレ立て乙です

> 一旦オンデマンド化されたら再刊は絶望的だろうね

岩波のオンデマンドは酷いよなあ
オンデマンドは本来なら在庫負担がない(しかも岩波の場合、ソフトカバー化して表紙も味気ない標準化されたものに統一してしまっている)ので
普通の再刊よりも安くできるはずなのが、岩波のオンデマンドは再刊よりもずっと値段を吊り上げて出す

貧すれば鈍するという言葉があるが、今の岩波には正にこの言葉がピッタリだと思う

> 共立は本当によく頑張っていると思う、以前も書いたが東京図書はもうナントカして欲しいw

同意です
理工系の主要出版社の中では共立が一番良心的でまともな出版活動をしていると思う
長く品切れになっていた古い名著・好著のデジタル技術を使った復刊でも共立のは復刊の印刷の解像度が高くて見やすいように感じる
これが森北あたりになると安くオンデマンド版を出してくれるのは良い(岩波も森北を見習え!)んだが、印刷は自分でコピー機で複写したほうが綺麗だと感じるのが少なくない
裳華房や朝倉あるいは吉岡も復刊時や増刷時にしばしば印刷品質が酷いのを平気で出すので困りもの

東京図書については仰る通り論外のレベルですね
数学や物理学であれだけ大量の名著の翻訳を平気で絶版(でなく恐らくは品切れ放置プレイ?)しているのは学術に対する冒涜だ

もちろん学術書とは言っても商業出版社だから実際に増刷すると赤字になるのなら放置プレイでも仕方ないが、トントンか少し黒にはできるタイトルも少なくないのに
全く増刷しないというのは理解に苦しむ(東京図書の若社長によればそういう地道な仕事をして小銭を稼ぐのは効率が悪いのでやらないそうだ、大量に売ってまとまった利益を
稼ぐ効率の良い仕事をしろということらしい、そしてその方針に頭に来て退職した理学書担当のベテラン編集者もいたと聞く)

(多分、ランダウ・リフシッツの多くの巻は増刷すれば黒字にはなるだろう、ブルバキの全巻増刷をしたらさすがに赤字になってしまうだろうが、増刷する巻を選べば
黒字になる巻はいくつもあると思う)

と好き勝手に長文を書いてしまったが御寛恕下されば幸いです