富士山噴火のおそれを想定に訓練 (動画有り) 07月12日 16時42分 山梨 NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190712/1040007017.html

富士山の噴火のおそれが高まったことを想定し、県や山小屋などが連携して登山者を安全に避難させるための初めての情報伝達訓練が、
山梨県側の5合目にある県の総合管理センターと山小屋などを結んで行われました。

この訓練は夏山シーズンに入り登山者が増える時期に合わせて、火山情報や登山者数の情報の伝達経路を確認しようと初めて行われました。

訓練は富士山の噴火のおそれが高まり、噴火警戒レベルが「入山規制」を示す「3」に引き上げられたという想定で行われ、県庁から富士吉田市を経由して
5合目の県の総合管理センターに入ってきた情報を、連絡員が5合目から8合5しゃくにある16の山小屋にメールで伝達していました。

そのあと、無線でそれぞれの山小屋と連絡をとって音声でも従業員と周辺にいる登山者の数を確認していました。

富士吉田市によりますと、富士山の山梨県側で6合目を通過した登山者の数は、10日までに9800人あまりに登っています。

山梨県世界遺産富士山課の山本英治山岳安全対策監は「富士山に登れる期間中に訓練を行うことで、実際の避難者の数を把握することができる。

今後も訓練を積み重ねて安全対策にいかしていきたい」と話していました。