メキシコ・ポポカテペトル山「爆発的噴火あいつぐ」噴煙2800m上昇(動画) 2019年07月12日 10時34分 @ハザードラボ
https://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/3/0/30232.html
https://www.hazardlab.jp/contents/post_info/3/0/2/30232/july9.jpg
ポポカテペトル山で爆発あいつぐ(CENAPRED)

メキシコの首都近郊にそびえるポポカテペトル山では、今月10日(現地時間)、2度にわたる爆発的噴火が発生し、火山性地震が合計9時間近く継続するなど
活動が活発化している。

標高5426メートルのポポカテペトル山は、首都メキシコシティの約70キロ南東に位置する活火山で、左右対称の美しい姿から日系人の間で「メキシコ富士」と
呼ばれ、この名前をつけた競走馬(牝馬5歳)も人気だ。

メキシコの防災機関(CENAPRED)によると、今月10日午前10時49分ごろと午後1時ごろ(いずれも現地時間)に爆発があいつぎ、
それにともなって最大マグニチュード1.8をはじめとする火山性地震が合計529分続き、一連の噴火によって、濃い灰色の噴煙が火口上空に1800メートル上昇した。

メキシコ国立自治大学などの観測によると、その後も活動は活発で、11日午後7時50分の爆発では、2800メートル上空まで噴煙が立ち上るようすが
観測されている。

ポポカテペトル山では先月17日の大爆発でも、高さ8000メートルを超える噴煙が観測されており、火山の東35キロに位置する世界遺産の街プエブラなど
広い範囲に大量の噴石が飛散した。