杉田水脈が見た 共産党を支える公務員労働組合の「正体」
https://ironna.jp/article/2633

 私が18年間勤めた市役所の労働組合は、自治労連の傘下にありました。地方公務員の労働組合には民主党(以前は社会党)系の「自治労」と共産党系の「自治労連」があります。
元々は一つの団体だったのが血で血を洗う闘争の果てに二つに分離したその経緯は、Wikipedeiaをご参照ください(「血で血を洗う」〜実際にその闘争に参加した人から、リンチなどの生々しい話を聞いたことがあるので、あえてそう書きました。
『平和を愛する左翼』は、実は暴力的でとても怖いのです)。

 大阪市や京都市のように一つの自治体の中に「自治労」と「自治労連」が共存しているところもあります。
ここに紹介するのは、京都市の労働組合が新入職員向けに作った組合の説明パンフレットです。
「労働組合の正体」と題したこのパンフレット、公務員労組の実態を知るのにはもってこいです。
余談ですが、衆議院総務委員会で公務員労組について質疑をした際、このパンフレットを資料として配布しようとしましたが、なぜか認められませんでした。
http://www.j-kyoto.org/content/syoutai.pdf

 話を戻しますと、私が勤めていた市役所では、水道局以外の部署の組合は「自治労連」でした(水道局の組合は「自治労」で、職員会館内にある組合事務所で、たびたび故・土井たか子氏のお姿を拝見しました)。

 私が入所したころは、新人研修が20日くらいあり、その中に「労働組合の時間」というのがありました。
専従の職員が来て、「労働組合は、皆さんの賃金を上げるために闘争をしている。
我々が闘うからみんなの賃金が上がる。組合に加入してない人の賃金も上がる。
組合に加入しないのは無責任な人間である」といった説明が行われ、新入職員はその場で加入申込書を書かされます。

 4月1日に入所し、20日に初めてのお給料が出るわけですが、給与明細の中に組合費の欄があり、もう既にそこにはしっかり金額が記載されています。そう、組合費は給料天引きなのです。

 私が入所した当時の組合加入率は97%。ほとんどの職員は文句を言うことなく、給料から自動的に組合にお金を払い続けているわけです。資金はこうして調達されます。