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中小企業の現在と未来(2) 「今」を把握するための指標
一橋大学准教授 宮川大介
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO60191360Q0A610C2SHE000/
 こうした中小企業のプレゼンスはどのように把握できるでしょうか。頻繁に引用されるのは、非1次産業に属する
中小企業の数が日本企業全体の99%を超えるという数字です。この数字からは日本の中小企業数が極めて多い
という印象を受けますが、他の先進諸国と比べてどうでしょうか。
 日本では従業員数が249人以下の企業数は就業人口1万人当たりで430社程度ですが、米国では280社程度です。
また、従業員数249人以下の企業数のシェアは、日本が53%なのに対して米国は42%ですから、少なくとも米国との
比較では日本の中小企業数は多いといえそうです。
 一方で、ドイツは600社、英国では670社ですから、ヨーロッパ諸国と比べた場合、日本の中小企業数が特に多いと
いうわけではなさそうです。
 別の視点から日本の中小企業のプレゼンスを見てみましょう。企業全体に占める中小企業のシェアを従業員数で
測ると、その値は7割弱まで低下します。さらに中小企業が生み出す付加価値のシェアは経済全体の5割前後です。
社数で見た印象とはイメージが異なるのではないでしょうか。

中小企業の現在と未来(3) 大企業と比べ低い生産性
一橋大学准教授 宮川大介
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO60242100R10C20A6SHE000/
中小企業庁やめて「企業育成庁」に D・アトキンソン氏
ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO60247370R10C20A6TCR000/