寄生虫・人権屋と移民戦略 6 【多文化共生?】
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0264名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/03/29(金) 00:34:50.66ID:ss1z2A7l
サイゾー 2019年4月号
『神保哲生×宮台真司の「マル激 TALK ON DEMAND」』
【勤勉さで経済大国に】という日本人の誤認
ttps://www.premiumcyzo.com/contents/2019/03/20194.php
【神保】 アトキンソンさんからご覧になって、なぜ日本人はそんなに頭が固い人が多いのだと思われますか?
【アトキンソン】 ひとつはやはり、戦後の成功体験が邪魔をしていると思います。「途上国だった日本が、世界第2位の経済大国
になったと言いますが、しかし実際には、戦争が終わる直前の時点で、日本はすでに世界6位の経済大国だった。1945年にGDP
はそれまでの半分まで減っていますが、戦争が終われば元に戻るのは当然です。
【神保】 つまり、高度成長というのは、元々持っていた経済力を取り戻しただけのことで、あとは戦後の日本のように人口が急激
に増えれば、GDPも大きく伸びるのは当然のことだったということですね。
【宮台】 正直、知らなかったですね。

【アトキンソン】 みんな「今の若い日本人はダメだ」と言いますが、そもそもの「昔は良かった」という大前提に根拠がない。私から
すると、日本の戦後の経済史は古事記とあまり変わりません。

【アトキンソン】 実際、90年代に入って人口が伸びなくなりましたが、それまで生産性を上げることで国が成長してきたわけでは
ないので、急に経営戦略の舵を切ることもできず、それが「失われた25年」とされました。しかし、失われたのではなく、人口が
増えなくてもビジネスのやり方を変えなければ、横ばいになるに決まっている。世界のGDPランキングを見れば、先進国の中に
おいては、アメリカ、日本、ドイツと、人口の順番に並んでいるんです。

【神保】 僕が目からうろこだったのは、高度経済成長を成し遂げたのは、努力や勤勉さもさることながら、政府や企業がリスクを
取って攻めの経済運営をしたからだと思いきや、むしろ日本のGDPは守りの国家運営をすれば自然に増えるものだったという
ところです。
 …(略)…
(続く)
0265名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2019/03/29(金) 00:36:10.73ID:ss1z2A7l
>>264 (続き)
【アトキンソン】 日本は「管理」、つまり守りはうまいんです。だから戦後は良かったのですが、一方で「経営」はやったことがない
と思います。つまりアメリカのUberのように、ネットとスマホの時代なんだから、タクシーの概念を変えていってもいいじゃないか、
という発想の転換ができない。
 逆に言うと、発想の転換ができるということは、再検証を常に行い、「違うやり方がないのか」と考え続けているということで、
それが経営者の仕事なんです。管理をする人は、報告書が月曜日までに完璧にできたか、線を引いて書き直すのも許さない、
ということに終始する。

【アトキンソン】
一般に、生産性に問題があるのは労働者が悪いとされ、クビを切れないのはダメだとか、働き方改革だと言いますが、分析すれば
するほど、経営者の責任が大きい。終身雇用がダメだとか、非正規を増やせというのは、間違った方向に進んでいると思います。

【アトキンソン】 「潜在能力はあるのに発揮していない」というのは、30年間、ずっと日本を見て考えてきたことです。優れた技術が
ある一方で、田舎に行けば生活は大正時代のままだし、30%の日本企業は紙で帳簿をとっているというのも、衝撃的な事実です。
…(略)…日本の賃金は極めて低く、現在の産業構造が成り立つのは、優秀な人材を数多く安価に雇うことができるからです。
だから、経営者はその産業構造を変えたいと思わない。また先端技術もよくわからないし、ITの専門家を雇うのも面倒だから、
技術も使えない。
 人口減少社会への対応も含め、この状況を解決するためには、賃金を上げることです。…(略)…
【神保】 同じく、安い賃金で外国人労働者を入れることも日本にはマイナスになると。
【アトキンソン】 潜在能力を発揮していないのに、それをごまかすために、外国から安い労働力を受け入れるというのは、本当に
余計なことです。ゆくゆくはそういうことが必要になるかもしれませんが、日本はここまで生産性が低くても競争力がある。能力を
十二分に発揮してから決めたほうがいいのではないかと思います。

(『マル激トーク・オン・ディマンド 第934回】を加筆、再構成して掲載)
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